ニュース解説
目次
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「体積が従来の1/2」のフルカラー3Dプリンター
XYZプリンティングジャパン、産業用2機種も発表
XYZプリンティングジャパンは、フルカラーで出力できる3Dプリンターの小型版「ダヴィンチ Color mini」を発売する。同社の公式オンラインショップで予約販売を開始しており、2019年4月に出荷を開始。同月以降は、ECサイトや販売代理店でも販売する予定だ。
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耐圧40V「2520」の車載インダクター、12V電源回路用
TDKは、定格電圧が40Vで「2520型」(実装寸法2.5mm×2.0mm)のインダクターチップ部品を開発、2019年2月に生産体制を整えた。出力12Vの車載電池で駆動する電子回路の電源回路向けである。従来品では「3225型」が最も小型だった。
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DIPROが「酔わない」製造向けVRシステム、自動車1台フルを超高速表示
デジタルプロセス(DIPRO、本社神奈川県厚木市)は、自動車1台分をフルに表現した大規模データを扱えるようにした製造業向けVRシステム「DIPRO VR」を「第30回設計・製造ソリューション展」に参考出展した。「酔いが生じないだけの動作スピードを確保した」(同社)という。2019年4月に発売する予…
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日東工業、配電盤などのカスタム発注を完全自動化、CADデータ受け入れ可に
「ECAD DCX/DIO」のデータを受付可能に
日東工業は配電盤、制御盤や電気機器用キャビネット・ボックスと、部品取り付け用の基板の受注システム「キャビスタ」において、CADデータの受付を2019年4月から開始する。「第30回設計・製造ソリューション展」(2月6~8日、東京ビッグサイト)に出展し、明らかにした。
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入社3年で半数が退職、現状打開にSAPジャパンが新施策
SAPジャパンが新たな人材獲得策を開始した。1年超の長期インターン制度「STAR(SAP Student Training and Rotation)プログラム」だ。大学3年生、もしくは大学院修士課程1年生をインターンとして受け入れ、卒業直前まで働いてもらう合計15カ月間のプログラムである。
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トヨタ友山副社長とソフトバンク孫社長、対グーグルの勝算
トヨタ自動車で移動サービス事業を統括する副社長の友山茂樹氏は、米グーグル(Google)系企業が自動運転車の配車事業をいち早く商用化したことに対して、「100台規模と1万台規模で走らせることは、全く道筋が異なる」とけん制した。小さく始めて一気に規模を拡大するIT業界の勝利の方程式は、自動車という“…
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ミスミ、板金部品を3D-CADデータで受注、手配用図面を不要に
ミスミは板金部品の3D-CADデータを自動で解析し、見積もりを提示した上で受注するシステムを開発、「第30回設計・製造ソリューション展」に出展した。2019年2月1日から、3Dモデルによる手配システム「meviy(メヴィー)」のメニューに板金部品を追加し、サービスを開始したのに伴う出展。
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積層信号灯をIoT化して稼働状況を可視化、太陽光発電で動作
アドバンテック(本社東京)は積層信号灯をセンシングして生産設備の稼働状況を可視化するシステム「ノせるんです」を「ものづくりAI/IoT展」(東京ビッグサイト、2019年2月6~8日)で出展した。積層信号灯にタワーライトセンサーを設置するなどで「約30分でIoT化できる」(同社)。2019年3月に発…
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最終回は7月、みずほの勘定系移行8回目が完了
みずほフィナンシャルグループ(FG)は2019年2月12日、新たな勘定系システムの切り替えに伴う8回目の移行作業を終えた。今回の移行で、旧みずほ銀行の勘定系システム「STEPS」で管理する全ての口座データを新システム「MINORI」に移し終えた。残す移行作業は2019年7月に予定する9回目のみだ。
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ダイハツ、後付け誤発進防止システムの適用車種を拡大
ダイハツ工業は2019年2月8日、アクセルペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐシステムの搭載可能車種を、軽自動車の「ムーヴ」と「ミラ」の旧型車にも広げたと発表した。既に販売した車両に超音波センサーなどを後付けで装着し、エンジンの出力を抑えて前進時と後退時の急発進を抑制するものである。
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AIとデータサイエンスの大学院新設ラッシュ、課題は教員確保
AI(人工知能)やデータサイエンスを使いこなせる人材の育成に向けて、大学の取り組みが活発になっている。これまでは情報系学科での人材育成が中心だったが、専門の学部や大学院、教育コースを設置する大学が急増している。
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国内好調も富士通とNECは改革続行、IT大手4社の第3四半期決算
国内IT大手4社の2019年3月期第3四半期(2018年10~12月)決算が出そろった。富士通、NEC、NTTデータ、日立製作所(「情報・通信システム」セグメント)の2018年4~12月期における売上高は計7兆8480億円で、前年同期に比べ0.7%増えた。
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フレキシブルLEDディスプレーを有機TFTで駆動、東大発ベンチャー
展示会「JFlex」でデモ
東大発のベンチャー企業であるオルガノサーキット(千葉県柏市)は、フレキシブル基板上に作製した有機TFT(薄膜トランジスタ)で駆動するLEDディスプレーを開発し、2019年1月30日~2月1日に東京ビッグサイトで開催された展示会「JFlex」で点灯デモを実施した。
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スバル、EPSの不具合で車両生産3万台減少
該当車両780台をリコール、2018年度通期の生産計画を下方修正
「群馬製作所の操業を一時停止したことで現在までに、生産台数が計画よりも3万台減少した。今は生産を再開しているが、生産台数を落として操業している。2018年度末までにフル操業を実現したい」──。スバル取締役専務執行役員CFO(最高財務責任者)の岡田稔明氏は、2019年2月7日に開いた2018年度第3四…
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世界最高出力の青色半導体レーザー装置を開発、銅の溶接が容易に
島津製作所と大阪大学は、世界最高出力となる1kWの青色半導体レーザー装置を開発し、「TCT Japan 2019」(2019年1月30日~2月1日、東京ビッグサイト)で展示した。
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コネクテッド黒字化への道、トヨタ3つの収益源
友山副社長が気にする「投資効果額」とは
コネクテッドカーはコストがかかるだけで、収益につながらない――。自動車メーカーは半信半疑の状態を脱し、コネクテッドカーにまつわる事業を新たな収益源にできるか。トヨタ自動車は3つの収益源を軸にコネクテッド事業でもうける戦略を描く。
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シチズン、Tiの表面硬化層を「ゴールド」に
ガスを浸透させ母材表面に硬化層を形成
シチズン時計は、腕時計のケースやバンドの母材に施す表面硬化技術「デュラテクトMRK」の新色「同ゴールド」を開発した。同技術は、ガス硬化技術によってチタン(Ti)の表面に硬化層を形成するもの。軽くてさびず、金属アレルギーを起こしにくいといったTiの長所を生かしながら落ち着いた上品な金色を実現した。
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電子化した「鏡」で体調管理、AGCが反射率2倍で洗面台の水準に
2019年4月から本格量産
あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の本格普及を見据えて、鏡を電子化する動きが活発になってきた。AGC(旧旭硝子)は、コンピューターとディスプレーを内蔵した鏡を開発し、2019年1月から受注生産を始めている(図1)。同年4月から本格的に量産を始める見通し。名称は「Mirrorge(ミラージュ)…
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リコーがインクジェット2次電池、電極もセパレーターも印刷で形成
リコーは、リチウムイオン2次電池をインクジェット印刷する技術を開発、「第18回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(nano tech 2019)」に出展した。この技術を使うことで、自由な形状の薄膜電池を容易に製造できるようになる。ウエアラブル端末やIoT(Internet of Things)向…
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エッジで機械制御を機械学習、エイシングが専用チップ開発
デンソーやJR東日本、オムロンと既に協業、BMWとの共同開発の話も
機械制御向けの人工知能(AI)を開発するエイシング(本社東京)は、クラウドを介さずに機器(エッジ)側で自律的に学習するAIチップ「AiiR(エアー)チップ」を2019年1月23日に発表した。
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