ニュース解説
目次
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マダイ養殖にAI、近大が不良個体の自動選別へ
近畿大学はマダイ稚魚の選別作業の一部にAI(人工知能)を導入し、稚魚を運ぶポンプの水量調節の自動化に成功した。これまでベテラン作業員がポンプに付きっ切りで水量を調節していたが、AIの導入で別の作業に集中できるようになった。
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軟らかい食品をつぶさずに扱うロボットハンド、工具なしで装着可能
ニッタが「SOFTmatics」の受注開始
ニッタは2019年3月中に、不定形の食品でも直接把持できるロボットハンド「SOFTmatics」の受注を開始する。エラストマー製のグリッパーで、軟らかいワークでもつぶさないようにつかめる。同社は弁当や菓子など食品を扱う工場での使用を想定している。
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補助金撤廃なのに“追い風”、LGが車載電池で中国再挑戦
生産量を2024年に200GWhへ、第3世代セルも用意
中国市場で苦戦していた電池メーカーの韓国LG化学(LG Chem)が反転攻勢に打って出る。車載電池の量産計画を大幅に見直し、2024年には200GWhまで増やす可能性が浮上した。新型のリチウムイオン電池の開発にもメドを付け、現行品からエネルギー密度を18%高めたセルを2021年に市場投入する計画だ…
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打倒Xeon、英アームがサーバー/インフラ向け「Neoverse」で第1弾のCPUコア
英Arm(アーム)は、サーバーやインフラストラクチャー向けブランド「Neoverse」のCPUコアの第1弾として2製品を発表した。コントロールプレーン(計算/制御)向けの「Neoverse N1」とデータプレーン(データ処理)向けの「Neoverse E1」である。
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みずほFGが新システムなどで6800億円損失、構造改革に向け今期に前倒し計上
みずほフィナンシャルグループ(FG)は2019年3月6日、約6800億円の損失を2019年3月期決算で計上する見込みだと発表した。うち固定資産の減損損失で約5000億円を計画しており、2019年7月に全面稼働させる新たな勘定系システムも減損の対象とする。
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IHIで検査不正が発覚、民間航空機エンジンで無資格検査
有資格者の印鑑の借用、問題の本質を専門家が解説
航空機の分野でも検査不正が発覚──。国土交通省東京航空局がIHIに立入検査を実施し、同社が民間用航空機エンジンの整備で検査不正を行っていたことが2019年3月5日に明らかになった。
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USB4で10年ぶりの世代更新、ちらつくアップルの影
USB Promoter Groupは、機器間インターフェース「USB」の次世代仕様「USB4」の仕様を策定中であることを明らかにした。2019年中ごろの仕様策定・公開を予定している。ケーブル1本で最大40Gビット/秒の伝送を可能にする。USB 3.2では、20Gビット/秒だった。
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電話を使ったフィッシング詐欺、リバースビッシングに要警戒
SNSなどのWebサービスで、有名な企業や組織をかたって偽の電話番号を掲載し、電話をかけてきたユーザーをだます「リバースビッシング」というネット詐欺が注目されている。10年以上前から存在するこのネット詐欺。なぜ今増えているのか、なぜ危ないのか。
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LIDARの開発競争が過熱、“偽物”騒動にも発展
「あなたの安全のために、“偽物”を受け入れてはならない(When it comes to your safety, accept no imitations.)」――。穏やかではない文言が、展示ブースの壁面いっぱいに記されていた。2019年1月に米ラスベガスで開催された展示会「CES 2019」で…
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ホンダ「インサイト」が最高点、夜間歩行者の自動ブレーキ試験
夜間の歩行者を対象にした自動ブレーキ試験で、ホンダの中型セダン「インサイト」が好成績を収めた。国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が2019年2月28日に公表した「自動車アセスメント(JNCAP)」の予防安全性能の試験結果によると、夜間の歩行者を対象にした2018年度の自動ブレーキ試験で、同…
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「町工場の娘」が作ったグループウエア
中小製造業に必要な機能を集めてトップ画面で一覧
ダイヤ精機と、テクノアは中小製造業向けのグループウエア『Lista』を共同開発した。社員間で連絡を取り合う掲示板やスケジュール管理表などの機能を搭載する。2019年1月30日からサービスの運用を開始している。使用料金は1ライセンスで1カ月490円から。申し込み月は末日まで無料で利用できる。主として…
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[スクープ]127億円の賠償求めるシステム裁判、三菱食品がインテックを訴えた理由
食品卸最大手の三菱食品がシステム開発の失敗を巡り発注先のインテックを提訴した事件の全貌が、2019年3月4日までに日経 xTECHの独自取材で判明した。原因はビジネスルール管理システム(BRMS)を利用したEDI(電子データ交換)システムの構築失敗にあった。
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総合効率2%アップ、床暖や停電への対応強化したパナの新「エネファーム」
家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの第6世代
パナソニックのアプライアンス(AP)社は、家庭用燃料電池コジェネレーションシステム「エネファーム」の第6世代となる新製品を発表した。新製品の主な特徴は、[1]総合効率の向上、[2]床暖房への熱供給、[3]停電時への対応(レジリエンス機能)の強化、[4]小型軽量化による狭小地への設置性の向上、などに…
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この交通事故はどっちが悪い?ドラレコとAIで30秒判定
クルマの衝突など相手がいる交通事故が起きたとき、どちらがどの程度悪いのか。AIで判定する「責任割合自動算定システム」の開発が進んでいる。手掛けるのは損害保険ジャパン日本興亜だ。2019年内のサービス開始を目指す。
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2018年の世界自動車販売は0.5%減、中国の減速が影響、EVは急成長
英国の調査会社、JATOダイナミクス(JATO Dynamics)は2019年2月21日、世界の54の主要市場における2018年の自動車販売台数についての分析を発表した。
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スバル、「インプレッサ」など2車種を再度リコール
エンジン始動用スイッチに不具合、対象車種は30万台超
SUBARU(スバル)は2019年2月28日、中型車「インプレッサ」と中型SUV(多目的スポーツ車)「フォレスター」のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。2008年9月19日から2017年3月29日に、群馬製作所(群馬県太田市)で生産した国内出荷分の30万6728台が対象である。
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FCAが米デトロイトに新工場、ライトトラックの生産を強化
欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は2019年2月26日(現地時間)、米国における生産体制を再編すると発表した。最大のポイントは、同国デトロイトにライトトラックの工場を新設することである。
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ミツトヨ、全視野にピントが合う高速フォーカス可変レンズ
14μ秒で高さ・深さの異なる形状や複数物体の全焦点画像を取得
ミツトヨ(本社川崎市)は、「世界最速」(同社)で瞬時に焦点距離を調節できる製造・検査工程向け焦点距離可変レンズ「TAGLENS」シリーズを発売した。検査装置に新製品を付加すると、ボケやすい観察対象(ワーク)でもピントを常に合わせられるようになり、検査工程の効率向上とコスト削減を図れる。ワークまでの距…
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「クルマの開発期間はもっと減らせる」、シノプシスが講演
「クルマは半導体とソフトの塊になりつつある。半導体とソフトの開発プロセスを見直せば、クルマの開発期間はもっと減らせる」――。米シノプシス(Synopsys) Vice President, Automotive StrategyのBurkhard Huhnke氏は、2019年2月27日に開催した同…
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耐摩耗性能を20%向上、ドイツContinentalの新型低燃費タイヤ
2019年3月に日本で発売
ドイツ・コンチネンタル(Continental)のタイヤ部門は2019年2月21日、新開発のコンパウンド(複合ゴム)技術を採用した低燃費タイヤ「EcoContact 6(エコ・コンタクト・シックス)」を発表した。耐摩耗性能を従来モデル比で20%向上し、交換無しで走れる距離を延ばしたのが特徴だ。14…