ニュース解説
目次
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エヌビディア、自動運転の公道実験を中断
ウーバー事故被害者への弔意を示すため
米エヌビディア(NVIDIA)は、米国内の公道で行っている自動運転車の実証実験を中断した。米ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)の自動運転車が起こした歩行者死亡事故を受けた措置である。再開の予定は未定という。
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ADASカメラの電源向けインダクター、「2012」で0.5mm厚に
TDKは、車載電子回路の電源向けインダクターに小型低背品を追加した。ADAS(先進運転支援システム)用カメラのDC-DC変換器と組み合わせる用途で、カメラモジュール基板の省スペース化の要求が高まるとみたため。今回追加したのは、実装寸法が2.0mm×1.25mmの「2012型」で、0.5mm厚の積層品…
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パナソニックとNECが「空飛ぶクルマ」開発を相次ぎ支援
パナソニックとNECは、電動の乗用飛行機を開発する活動への支援・協力をそれぞれ発表した。支援先・協力相手は、2020年に「空飛ぶクルマ」の実現を目指す開発活動「CARTIVATOR(カーティベーター)」の運営主体である一般社団法人「CARTIVATOR Resource Management(カー…
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「空飛ぶクルマ」の製品化で「世界初」狙う蘭ベンチャー、19年販売開始
PAL-Vが実機を展示
路上だけでなく、空中も移動できる「空飛ぶクルマ」の「世界初の製品化」を目指して、ベンチャーやスタートアップと呼ばれる新興企業を中心に、開発競争が激化している。その中で「先頭集団」に位置するのがオランダのPAL-V Internationalである。同社は、2人乗りの空飛ぶクルマ「PAL-V Libe…
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トヨタ、欧州向け乗用車でディーゼル廃止
ホンダも一部車種で同様の動き
「欧州向けの乗用車から2018年内にディーゼルエンジン車をなくす」。トヨタ自動車専務役員でトヨタモーターヨーロッパ社長兼CEOのヨハン・ファン・ゼイル(Johan van Zyl)氏は、こう公言する。同発言が飛び出したのは、2018年3月開催の「ジュネーブモーターショー2018」における同社のプレ…
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「IoT戦略の要はエッジコン」、三菱電機のFAシステム事業
2025年度には売上9000億円以上へ
「IoT戦略の要はエッジコンピューティング」――――。三菱電機は、2018年3月27日にFAシステム事業の戦略説明会を開催し、FA統合ソリューション「e-F@ctory」による工場のIoT化などの成長戦略などを明らかにした
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「世界最先端」の車載フラッシュマイコン、ルネサスが発売
ルネサス エレクトロニクスは、クルマの制御に向けた車載マイクロコントローラー(マイコン)の新製品「RH850/E2xシリーズ」のサンプル出荷を開始した。ルネサス独自のSG-MONOS型フラッシュメモリーを内蔵したマイコンで、台湾TSMCの28nmプロセスで製造する。28nmプロセスで作るフラッシュ…
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デジタルツインの支援ツール、ドイツContact Software社が開発
IoTの情報を3Dモデルなどに反映させて表示可能
PLM/PDM(製品ライフサイクル/データ管理)ツールベンダーのドイツContact Software社は、IoT(Internet of Things)に対応した製品やセンサーからの情報を収集、分析するツール「Elements for IoT」の新版で、デジタルツインに対応したダッシュボード機能…
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パワー半導体最大手がSiCに本腰、RFパワー事業は売却
インフィニオンがクリーとSiCウエハーの長期供給契約
パワーデバイス最大手の独Infineon Technologies(インフィニオンテクノロジーズ)は、SiC(シリコンカーバイド、炭化ケイ素)を利用したパワーデバイス製品の拡充に乗り出す。
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低迷するEV中古価格を向上、電池再利用の本命 日産副社長
日産自動車副社長の坂本秀行氏は、電気自動車(EV)のリチウムイオン電池を再利用する技術で、低迷するEVの中古価格を高める狙いを明かした。EV「リーフ」の実質的な新車価格の向上につながる。再利用が環境面への貢献にとどまらず、直近の利益に結びつく可能性に期待した。
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ウーバー自動運転車の死亡事故、エヌビディアCEOは何を語るか
米エヌビディア(NVIDIA)が主催する開発者会議「GPU Technology Conference(GTC)2018」が2018年3月26日(米国時間、以下同じ)、米国サンノゼ市内のカンファレンスセンターで始まった。
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いすゞと日野の新技術、運転者不足の解消なるか
運転支援やITS技術の強化が柱
国内トラックメーカーが仲間づくりを急いでいる。いすゞ自動車と日野自動車は共同で開発した運転支援技術や高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)の技術を、それぞれが手掛けるトラックやバスに搭載する。2018年4月以降に技術を順次投入していく。業界全体で運…
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パッチがないソフトウエアの脆弱性を公開、その利点と不安
ソフトウエアなどの脆弱性情報を公開しているJVNは2018年3月中旬、脆弱性のあるソフトウエアの開発者と連絡が取れないとして、パッチがないにもかかわらず、該当するソフトウエア6製品の使用を中止するよう呼びかけるとともに、その脆弱性情報を公開した。
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東レ、硬いのに割れない衝撃吸収樹脂、2023年にクルマで実用化
ガラス繊維強化なのに15%も延びる、自動車バンパーで金属代替狙う
東レは2018年3月22日、従来に比べてエネルギー吸収性が約4倍と高く、15%を超える破断伸びを持つガラス繊維強化ポリアミド(PA)を開発したと発表した。繊維による強化で硬さと強度を維持する一方、強い衝撃を受けても割れにくい、
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ヤマハ発が競技用電動バイク、世界選手権で腕試し
ヤマハ発動機は2018年3月23日、競技用の電動バイク「TY-E」を発表した。高低差や傾斜のある山道をバイクに乗ったまま走り抜ける競技「トライアル」用の車両である。小型軽量な電動パワートレーンを専用開発し、初めて搭載した。
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北米仕様の新型「カローラ」、2.0Lの新型TNGAエンジン初採用
新世代予防安全システム「Safety Sense」を標準搭載
トヨタ自動車は2018年3月23日、北米仕様の新型「カローラハッチバック」に、同社の車両設計・開発手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づく排気量2.0Lの新型エンジンを採用したと発表した。同エンジンの採用は、今回が初めてである。
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トヨタの新型タクシー車両、「もう臭いとは言わせない」
乗員の口臭や加齢臭を強力に除去、エアコン左右交互に稼働で
トヨタ自動車が2017年10月に投入した新型のタクシー車両は、東京の街中でもその姿を頻繁に見かけるようになった。老若男女・車いすでも乗り降りしやすい車両レイアウトを実現した他、脱臭機能付きのエアコンを効率良く稼働することで、タクシー利用者の不満である車内の臭いを取り除く。トヨタ自動車東日本の東富士工…
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「AI遷都」に挑む、ならコープのシステム刷新計画
奈良県に地盤を置く地域生活協同組合(生協)のならコープが会計・人事給与システムを刷新、2018年4月から順次稼働させる。人工知能(AI)を活用し、業務効率化や品質向上を図るのが特徴だ。
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Java開発のノウハウを全面公開、NTTの深謀遠慮
「開発人材を増やすため」。NTTは3月13日、Javaアプリケーションフレームワーク「Macchinetta(マキネッタ)」をGitHub上で一般公開した。公開の狙いについて、取り組みのリーダーである夏川勝行ソフトウェアイノベーションセンタソフトウェア開発技術プロジェクトグループリーダ主幹研究員は…
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神戸製鋼の新体制固まる、会長兼社長の川崎氏は特任顧問
事業部門を担当する取締役を3人に半減
神戸製鋼所は2018年3月20日、品質データ偽装問題からの信頼回復に向けて新たな役員体制を固めたと発表した。現行の「相談役・顧問制度」を廃止して「特任顧問制度」を新設する他、各事業部門を担当する取締役を現行の6人から3人に減らすことなどが特徴である。