ニュース解説
目次
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「実験を継続する前に事故に学ぶ」、エヌビディアCEOが言及
「実験を継続する前に事故から学ぶため」──。米エヌビディアCEO(最高経営責任者)のジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏は、米国サンノゼで開催中の開発者会議「GPU Technology Conference(GTC)2018」の会場において、自社で行っていた自動運転車の公道実験を中断…
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エヌビディア、自動運転車を遠隔操作するデモ
緊急時の介入などを想定
米エヌビディア(NVIDIA)は、米国サンノゼで開催中の開発者会議「GPU Technology Conference(GTC)2018」において、VR(仮想現実)技術を活用して自動運転車の加減速と操舵を遠隔操作するデモを見せた。
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なぜ運行停止できなかったのか、新幹線台車事故で有識者会議が報告書
人的要因を中心に5つの提言
2017年12月に発生した新幹線「のぞみ34号」の台車亀裂トラブルに関し、「新幹線重大インシデントに係る有識者会議」がまとめた報告書が公開された。なぜ新大阪駅までに新幹線の運行を止められなかったのか。社外の委員らの意見を中心に、報告書ではこれまでの西日本旅客鉄道(JR西日本)の対応を評価・検証する…
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可食プリンターをIoT化し不具合を抑制
食用インクで食品に絵や文字を描く可食プリンターの開発を手掛けるニューマインド(本社東京)は、複数のセンサーを追加するなどしてIoT化した製品に力を入れていると明らかにした。センサーからのデータを基に不具合の兆候などを早期に検出する。2018年1月からIoT強化版可食プリンターの出荷と保守サービスを…
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仮想通貨を不正に採掘する話題のウイルスに感染してみた
「パソコンを操作していないにもかかわらす冷却ファンが回りっぱなし。CPU使用率を調べてみたら100%に近い」。そんな場合、マルウエアが仮想通貨のマイニングを裏でこっそり実行している場合がある。ユーザーのパソコンの演算能力を不正な金もうけに悪用しているのだ。
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エヌビディア、「実験の手順やガイドラインを見直す」
ウーバー事故を受け、より信頼性向上に注力
米エヌビディア(NVIDIA)は2018年3月27日(米国時間)、自動運転車の実証試験に向けたVR(仮想現実)シミュレーションシステムを開発したと発表した。米国サンノゼで開催中の開発者会議「GPU Technology Conference(GTC)2018」の基調講演で、同社CEO(最高経営責任者…
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エヌビディア、自動運転の公道実験を中断
ウーバー事故被害者への弔意を示すため
米エヌビディア(NVIDIA)は、米国内の公道で行っている自動運転車の実証実験を中断した。米ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)の自動運転車が起こした歩行者死亡事故を受けた措置である。再開の予定は未定という。
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ADASカメラの電源向けインダクター、「2012」で0.5mm厚に
TDKは、車載電子回路の電源向けインダクターに小型低背品を追加した。ADAS(先進運転支援システム)用カメラのDC-DC変換器と組み合わせる用途で、カメラモジュール基板の省スペース化の要求が高まるとみたため。今回追加したのは、実装寸法が2.0mm×1.25mmの「2012型」で、0.5mm厚の積層品…
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パナソニックとNECが「空飛ぶクルマ」開発を相次ぎ支援
パナソニックとNECは、電動の乗用飛行機を開発する活動への支援・協力をそれぞれ発表した。支援先・協力相手は、2020年に「空飛ぶクルマ」の実現を目指す開発活動「CARTIVATOR(カーティベーター)」の運営主体である一般社団法人「CARTIVATOR Resource Management(カー…
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「空飛ぶクルマ」の製品化で「世界初」狙う蘭ベンチャー、19年販売開始
PAL-Vが実機を展示
路上だけでなく、空中も移動できる「空飛ぶクルマ」の「世界初の製品化」を目指して、ベンチャーやスタートアップと呼ばれる新興企業を中心に、開発競争が激化している。その中で「先頭集団」に位置するのがオランダのPAL-V Internationalである。同社は、2人乗りの空飛ぶクルマ「PAL-V Libe…
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トヨタ、欧州向け乗用車でディーゼル廃止
ホンダも一部車種で同様の動き
「欧州向けの乗用車から2018年内にディーゼルエンジン車をなくす」。トヨタ自動車専務役員でトヨタモーターヨーロッパ社長兼CEOのヨハン・ファン・ゼイル(Johan van Zyl)氏は、こう公言する。同発言が飛び出したのは、2018年3月開催の「ジュネーブモーターショー2018」における同社のプレ…
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「IoT戦略の要はエッジコン」、三菱電機のFAシステム事業
2025年度には売上9000億円以上へ
「IoT戦略の要はエッジコンピューティング」――――。三菱電機は、2018年3月27日にFAシステム事業の戦略説明会を開催し、FA統合ソリューション「e-F@ctory」による工場のIoT化などの成長戦略などを明らかにした
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「世界最先端」の車載フラッシュマイコン、ルネサスが発売
ルネサス エレクトロニクスは、クルマの制御に向けた車載マイクロコントローラー(マイコン)の新製品「RH850/E2xシリーズ」のサンプル出荷を開始した。ルネサス独自のSG-MONOS型フラッシュメモリーを内蔵したマイコンで、台湾TSMCの28nmプロセスで製造する。28nmプロセスで作るフラッシュ…
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デジタルツインの支援ツール、ドイツContact Software社が開発
IoTの情報を3Dモデルなどに反映させて表示可能
PLM/PDM(製品ライフサイクル/データ管理)ツールベンダーのドイツContact Software社は、IoT(Internet of Things)に対応した製品やセンサーからの情報を収集、分析するツール「Elements for IoT」の新版で、デジタルツインに対応したダッシュボード機能…
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パワー半導体最大手がSiCに本腰、RFパワー事業は売却
インフィニオンがクリーとSiCウエハーの長期供給契約
パワーデバイス最大手の独Infineon Technologies(インフィニオンテクノロジーズ)は、SiC(シリコンカーバイド、炭化ケイ素)を利用したパワーデバイス製品の拡充に乗り出す。
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低迷するEV中古価格を向上、電池再利用の本命 日産副社長
日産自動車副社長の坂本秀行氏は、電気自動車(EV)のリチウムイオン電池を再利用する技術で、低迷するEVの中古価格を高める狙いを明かした。EV「リーフ」の実質的な新車価格の向上につながる。再利用が環境面への貢献にとどまらず、直近の利益に結びつく可能性に期待した。
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ウーバー自動運転車の死亡事故、エヌビディアCEOは何を語るか
米エヌビディア(NVIDIA)が主催する開発者会議「GPU Technology Conference(GTC)2018」が2018年3月26日(米国時間、以下同じ)、米国サンノゼ市内のカンファレンスセンターで始まった。
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いすゞと日野の新技術、運転者不足の解消なるか
運転支援やITS技術の強化が柱
国内トラックメーカーが仲間づくりを急いでいる。いすゞ自動車と日野自動車は共同で開発した運転支援技術や高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)の技術を、それぞれが手掛けるトラックやバスに搭載する。2018年4月以降に技術を順次投入していく。業界全体で運…
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パッチがないソフトウエアの脆弱性を公開、その利点と不安
ソフトウエアなどの脆弱性情報を公開しているJVNは2018年3月中旬、脆弱性のあるソフトウエアの開発者と連絡が取れないとして、パッチがないにもかかわらず、該当するソフトウエア6製品の使用を中止するよう呼びかけるとともに、その脆弱性情報を公開した。
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東レ、硬いのに割れない衝撃吸収樹脂、2023年にクルマで実用化
ガラス繊維強化なのに15%も延びる、自動車バンパーで金属代替狙う
東レは2018年3月22日、従来に比べてエネルギー吸収性が約4倍と高く、15%を超える破断伸びを持つガラス繊維強化ポリアミド(PA)を開発したと発表した。繊維による強化で硬さと強度を維持する一方、強い衝撃を受けても割れにくい、