ニュース解説
目次
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エヌビディアの大崎氏、「実車走行ではまったく足りない」
自動運転の試験にはシミュレーションが不可欠
「実車による自動運転の試験では、テスト走行距離がまったく足りない」――。エヌビディア日本代表兼米国本社副社長の大崎真孝氏は、「第2回 AI・人工知能 EXPO」(2018年4月4~6日、東京ビッグサイト)の基調講演でこのように指摘した。
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マツダ「CX-8」の衝突試験、つぶれても乗員空間は確保
マツダの車両開発において、設計や開発の現場は本社であるが、衝突安全性については三次試験場が開発の主体になっている。衝突試験には、実車を実際に衝突させて調べる実車試験と、室内など再現して衝撃を加えられるようにした台上試験やキャビンだけを使ったユニット試験などがある。
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[特報]富士通がクラウド勘定系に参入、ユニシスに対抗
富士通が銀行の勘定系システムをクラウド方式で提供する新事業に乗り出す。銀行は一からシステムを構築する場合と比べて、初期導入費を半分以下に抑えられる見込み。高いセキュリティー水準を求められる勘定系システムにもクラウドの波が押し寄せてきた。
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財務の意思決定を支援する学習済みAI、オラクルがSaaSに追加
日本オラクルは2018年4月4日、「業務の自動化を支援するオラクルERPクラウド最新動向に関する説明会」を開催し、同社の経理・財務向けSaaS(Software as a Service)「Oracle ERP Cloud Suite」をAI(人工知能)/マシンラーニング、RPA(Robotic P…
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薄暗い光でも動作可能なBLEビーコン、太陽電池の構造を電圧値重視に
富士通は、太陽電池を利用したBLE(Bluetooth Low Energy)ビーコン「PulsarGum」の機能改良版を2018年3月30日に発売した。
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ウイルスサイトに勝手に誘導、ルーター設定を書き換える攻撃の怪
2018年3月下旬、無線LANルーターの設定を書き換えるサイバー攻撃が相次いだ。設定を書き換えられたルーターの配下にあるAndroidスマホが、ウイルスに感染させられる。ところが、ルーターの設定を書き換える手法はよくわかっていない。
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トヨタの新型FCVバス、二つの“日本初”で安全に
2018年度中に自動幅寄せ搭載か
トヨタ自動車は2018年3月、燃料電池車(FCV)バス「SORA」を発売した。型式認証を取得した量産型のFCVバスは日本で初めて。同社が2014年に投入した乗用タイプのFCV「ミライ」の燃料電池機構を流用して量産にこぎつけた。8個のカメラによる周囲把握や、車内の揺れを減らすモーターのトルク制御など、…
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車載コンデンサーの実装信頼性高く、GPU電源にも
TDKは、数百W超の電源回路向けに、大容量かつ低抵抗・インピーダンスの積層セラミックコンデンサーモジュールを開発した。車載用途で使えるように、端子形状を工夫して実装信頼性を高めている。
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52億円全額返還の理由、JSTがスパコン開発中止をPEZY関連会社に通知
文部科学省管轄の科学技術振興機構(JST)は2018年3月30日、PEZY Computingの関連会社ExaScalerに開発を委託していたスパコンについて、29日付で開発中止を決定し、同社に通知したことを明らかにした。通知の中で、これまで同社に融資した約52億円の全額返還を求めているとする。
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マツダ「CX-8」の衝突安全性能に見る、乗員と歩行者保護の工夫
自動車メーカーの衝突安全について取材する機会を得た。マツダの最新「CX-8」の説明と共に、目の前で衝突実験を行なってくれるという。まずは最新の衝突安全技術について、レポートをお届けしよう。
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「スポーツテック」による産業成長を支援、NTTデータ経営研と早大がコンソーシアム
NTTデータ経営研究所と早稲田大学スポーツビジネス研究所は2018年3月30日、テクノロジーを活用したスポーツビジネスの変革である「スポーツテック」の普及と、それによるスポーツ産業の成長支援などを目的としたコンソーシアム「Sports-Tech&Business Lab」を設立した。
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工事進行基準が廃止に、売り上げ計上ルールの点検は必須
日本の会計基準を作成する企業会計基準委員会(ASBJ)は2018年3月30日、企業の売上高に関する会計処理を定める「収益認識基準に関する会計基準(以下、収益認識基準)」を公表した。収益認識の適用対象となるのは全上場企業だ。
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コネクターのヒロセが一関に巨大試験センター、耐久性試験を大幅強化
3000平米に装置150台以上、クルマやロボットの高堅牢需要に応える
コネクターメーカーのヒロセ電機は、岩手県一関市の関係会社の一関ヒロセ電機内に「一関試験センター新棟」を新設し、2018年3月23日に稼働開始した。自動車や産業機械、ロボット向けに堅牢性の高いコネクターの需要が高まっており、振動や熱、水や塩水、有毒ガスなど耐久性に関わる試験環境を強化した。
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主役はスマホからAIスピーカーへ、アクセンチュアが予測
「人工知能(AI)を組み込んだスマートスピーカーは今後、スマホに代わる可能性がある」。アクセンチュアは2018年4月3日に発表した消費者調査からこんな予測を立てている。
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コンプライアンス試験の無駄な費用をカット、テクトロニクスがEMI測定の新製品
多くの電子機器では、他の電子機器の動作に悪影響を及ぼす雑音(EMI:Electromagnetic Interference)の放射を一定レベル以下に抑えるように法律で決められている。一定レベル以下の雑音しか放射していないと認定してもらうのが、EMIコンプライアンス試験である。電子機器メーカーとは…
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トヨタ、アクアの自動ブレーキを昼間の歩行者に対応
トヨタ自動車は2018年4月3日、小型ハイブリッド車(HEV)「アクア」の部分改良車を発売した。自動緊急ブレーキを、昼間の歩行者に対応させたのが特徴である。
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“CASEバブル”と向き合うトヨタ
安全性と信頼性を死守できるか
自動運転車に電気自動車(EV)、そしてシェアリングサービス。自動車業界の「CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)」を巡る動きは企業の株価を大きく左右し、一種の「バブル」ともいえる状況になりつつある。過熱する開発競争の陰で、自動運転車による死亡事故も起き…
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MSCの統合ツール「Apex」、複合材シミュレーションの効率化狙う
実体に即した操作でモデルを作成できる
エムエスシーソフトウェア(本社東京)は、2018年3月に発売したCAEツール「MSC Apex Harris Hawk」(米MSC Software社)で強化した複合材モデリング機能などの詳細を明らかにした。炭素繊維などのプリプレグを何層か積み重ねるなどして形成する複合材を対象に、シミュレーション…
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メルカリの反省、不正防止で大人の階段上れるか
フリマアプリ大手メルカリが規約違反の売買を防ぐ対策の強化を急いでいる。本人の年齢確認をはじめとする利用手続きの改善、AIなどによる不正出品の自動検知、監視や顧客サポートの体制強化が柱だ。成長重視だった少年時代を越え、社会が求める大人へと脱皮する道を模索する。
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ベンツもトヨタも注力、衝突回避は操舵支援の時代へ
自動ブレーキ(AEB)だけでは回避し切れない前方衝突。ステアリングの操作を支援してそうした衝突の回避を狙うのが“自動操舵回避”(AES:Automatic Emergency Steering)機能だ。2016年、ドイツ・ダイムラー(Daimler)が高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」の「Eクラ…
日経クロステック Special
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経営
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