ニュース解説
目次
-
ルネサスが車載SoCのAI処理に向け、フィックスターズと3つのツールを開発
ルネサス エレクトロニクスとフィックスターズは、ルネサスの車載SoC(System on a Chip)「R-Car」におけるAI(人工知能)/機械学習(以下、AI)処理の最適化に向けて、3つのソフトウエアツールを共同開発した。AIを使う自動運転やADAS(先進運転支援システム)の高度化や、ルネサ…
-
気軽に試せる小型量子コンピューター、24年にも登場
国内のメーカーや研究機関を中心に、簡易的な演算や導入検討に使える小型量子コンピューターの開発が進んでいる。産業技術総合研究所(産総研)は、半導体技術を応用した小型量子コンピューター向けチップを試作した。量子関連のスタートアップ企業などと連携し、2024年にも小型量子コンピューターを開発する計画だ。
-
東芝が量子ドット越えの超高効率赤色蛍光体、マイクロLEDなどに利用へ
東芝は2022年12月、紫外線(UV)の照射で赤色に強く発光する「透明蛍光体」を開発し、サンプル出荷を開始した。
-
ソニー系が3Dセンサー素子「SPAD」の性能改善、ARや自動車向け
ソニーグループ傘下で半導体を手掛けるソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)とその子会社であるソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(以下、SSSグループ)は、3次元(3D)センシング向け半導体素子の性能を大幅に高めた。AR(拡張現実)や自動運転などで求められる、屋外での高精度な3D測定…
-
「認知行動療法」サポートの治療用アプリに実用化の動き、不眠障害や片頭痛にも
プログラム医療機器として承認を受けたアプリ(治療用アプリ)を使い、心理療法実践のサポートを目指す動きが活発化している。サスメドが手掛ける不眠障害を対象とした治療用アプリが、早ければ2023年1月中にも正式に承認される見込みだ。
-
「シビックタイプR」のターボエンジン、譲れなかったNAの高回転・高レスポンス
ホンダが2022年9月に発売した高性能ハッチバック「シビックタイプR」。パワートレーンには、排気量2.0Lのターボエンジンを搭載する。先代型のエンジン骨格を基本としながら、ターボチャージャーの設計やエンジン制御を変更した。「新型のターボエンジンが目指したのは、自然吸気(NA)エンジンのような高回転…
-
IBMが半導体の知財ビジネス拡大へ、ラピダスへの2nm提供で弾み
米IBMの半導体戦略が注目されている。独自に開発した2nm世代半導体の技術を、日本で先端半導体を手掛ける新会社Rapidus(ラピダス、東京・千代田)にライセンス提供し、次世代半導体の実用化を目指す。半導体の設計開発に特化して技術力を磨き、半導体メーカーなどへの知財ライセンス提供で利益を得るビジネ…
-
新型レクサスRXがADASセンサー刷新、衝突回避性能を強化
トヨタ自動車が全面改良して2022年11月18日に日本で発売した中型SUV(多目的スポーツ車)の新型「レクサスRX」は、先進運転支援システム(ADAS)用センサーを変更して予防安全性能を強化した。検知機能を高めた単眼カメラとミリ波レーダーを採用し、前方車両や後方車両との衝突回避性能などを向上させた…
-
米ナスダックが市場の一部をAWSに移行、オンプレクラウドは日本へ広がるか
米証券取引所のNASDAQ(ナスダック)は2022年12月5日、北米で運営するオプション市場「Nasdaq MRX (MRX) 」を米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)のクラウドに完全移行した。日本でも活用の余地はあるか。
-
2022年も凄かった、地球上で最も激しい気象現象「台風」は温暖化でどう変わる?
台風発生のメカニズムとは
2022年も残すところわずか。今年は梅雨明けからの猛暑、そして豪雨に見舞われました。9月には非常に強い勢力の台風14号が九州に襲来。気象庁は沖縄県以外で初めて「特別警報」を発令しました。そこで今回は、地球上で最も激しい気象現象といわれる「台風」が温暖化でどう変わるのか解説します。
-
革新鋼板:ホットスタンプの牙城に食い込む、“脱炭素”が後押し
革新鋼板は、高い強度と成形性の良さを併せ持つ「ハイテン(高張力鋼板)」の次世代冷間プレス材である。日本の大手鉄鋼メーカー3社(日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所)は既に基礎研究を終えており、クルマのボディー骨格への適用を目指して、量産技術の開発を進めている。
-
PFNが独自スパコンを外部利用可能に、新AIチップも開発
Preferred Networks(プリファードネットワークス、PFN、東京・千代田)が、深層学習(ディープラーニング)の応用で目覚ましい成果を出している。新たに深層学習用の独自プロセッサーを開発。これまで自社利用のみだった独自スーパーコンピューター(スパコン)を、パートナー企業向けに2023年…
-
ソニー系がkW級出力のピコ秒レーザー、体積は「1000分の1」
ソニーセミコンダクタソリューションズは、超小型かつ高出力の新しいレーザーを試作した。「ピコ秒レーザー」と呼ばれるもので、わずか1立方ミリメートルながら、パルス出力はキロワット級と高い。金属加工や医療・ヘルスケア、長距離LiDAR(レーザーレーダー)などへの応用を想定する。
-
特許から見るデジタルヘルスの技術動向、世界で公開された6年間の情報を分析
デジタルヘルス分野のトレンド変化とともにデジタルヘルス関連技術の関心はどのように変化しているのだろうか。VALUENEXが世界で発表されたデジタルヘルス関連特許を分析したところ、大きく7分野での技術開発が活発であることが分かった。
-
ジェイテクトがデフのトルク密度を倍増、電動アクスルをもっと小さく
車両が旋回する際、左右の車輪の回転差を吸収して円滑に曲がれるようにするのが差動歯車機構(ディファレンシャルギア、デフ)である。そうしたデフを高トルク密度化して電動アクスルの搭載性向上や、電気自動車(EV)の1充電当たりの航続距離(以下、航続距離)延長に寄与しようと取り組んでいるのが、ジェイテクトで…
-
半導体製造装置を地震と歩行振動から守る、大成建設などの免震装置
大成建設とエーエスは、半導体製造装置向け免震装置「TASSユニット」の新型を開発。転がり支承を共通ユニット化するなどして、製造期間を従来型の半分程度に短縮。装置を載せる設置架台の剛性を高めることで、半導体製造時の歩行振動の影響も抑制できるようにした。
-
ベトナムIT最大手が日本企業のM&Aに意欲、「新幹線プロジェクト」始動へ
ベトナムIT最大手のFPTソフトウェアが2023年から日本で新戦略に乗り出す。日本企業がスピード感を持ってDXを進められるように支え、結果として自社のビジネスも急成長させる狙いだ。同社が「新幹線プロジェクト」と呼ぶ、日本企業への出資やM&Aも見据えた新戦略に迫る。
-
VW「ゴルフR」、電子制御システムの統合制御でFRのような旋回性能
ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の日本法人「フォルクスワーゲン ジャパン」が2022年10月に発売したハッチバック車「ゴルフ」の高性能版「ゴルフR」。同車(以下、新型車)はFF(前部エンジン・前輪駆動)ベースの四輪駆動(4WD)車だが、左右後輪のトルク配分や電子制御ディファレ…
-
バルブ制御やゲームAIに強化学習、日本勢が実用化を先導
これまで研究応用にとどまってきた強化学習を実用する事例が増えてきた。日本企業がプラント制御やゲームAI(人工知能)に採用し、大きな成果を挙げている。
-
SBI生命が4カ月で基幹システムをAWSに移行、鍵は部品化とテストAIツールにあり
SBI生命保険はオンプレミス(自社所有)環境で稼働させていた「団信(団体信用生命保険)システム」をクラウドサービス上に移行し、2022年10月から運用を始めた。移行に要した期間は約4カ月。スムーズにクラウド移行できた理由を見ていこう。
日経クロステック Special
What's New
経営
- 東大加藤教授に聞く、日本のスパコンの強み
- 北海道から見たデジタル経済安保と地方創生
- デジタル先進自治体・渋谷区が目指すもの
- 量子コンピュータ実用化へ必要な備えとは?
- データ活用新時代-エッジからクラウドまで
- 「大みかグリーンネットワーク」構想とは?
- 攻めの法務を実現する3つのポイントとは?
- すぐ始められるオフィス環境の改善手段とは
- トラブルを防ぐ秘密保持契約をつくるには?
- 間接材購買の見直しが利益向上に貢献する?
- バックオフィスDXの効果とポイントとは?
- 早稲田大学岩﨑教授に聞く、行政DXの課題
- 今から「2025年の崖」を克服するには?
- 「経営、組織、人財」に関する課題を論じる
- 「経営、組織、人財」に関する課題を論じる
- 成田悠輔氏語る 働き方の「これから」へ
- カーボンニュートラルは本当に「茨の道」か
- 前デジタル副大臣が語る、DX推進の鍵とは
- 竹中工務店、東京海上日動≫DXのコツは?
- デジタル基盤でインフラ保守の生産性を向上
- デジタルガバメント実現へ、富士通の挑む力