ニュース解説
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わずか10年で“メガ”視界に、ファーウェイが車載部品で急浮上
「日欧のメガサプライヤーのライバルになり得る存在」――。こうした評価を耳にすることが増えたのが、中国・華為技術(ファーウェイ)である。同社が車載部品事業を本格化したのは2012年のこと。通信機器大手がいつの間にか、自動車業界のダークホースとして急浮上してきた。
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中国からGaN on GaN技術、パワー半導体とRFの同一チップ統合狙う
IEDM 2022(米国サンフランシスコ、2022年12月3~7日)
中国Xidian(西安電子科技)大学は、人工衛星開発などを手掛ける中国China Academy of Space Technology(中国空間技術研究院)と共同で、GaN基板上に、パワー半導体向けとRF向けの先端GaN HEMT(高電子移動度トランジスタ)を形成する統合プラットフォーム技術を開…
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世界半導体市場は2023年縮小見込み、6000億米ドル突破はお預け
2022年の夏頃まで、世界半導体市場の先行きについては楽観的な見方がほとんどだった。2021年の世界半導体市場は前年比26.2%も増加し、初めて5000億米ドルの壁を超えた。その勢いは2022年も続き、同年には6000億米ドルを超えると予測されていた。が、ここ半年で市場は一気に減速し、6000億米…
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TSMCが3nm世代のプロセスを報告、次期iPhoneに搭載か
IEDM 2022(米国サンフランシスコ、2022年12月3~7日)
台湾TSMC(台湾積体電路製造)が、半導体製造関連で世界最大級の国際会議「International Electron Devices Meeting(IEDM) 2022」において、3nm世代のCMOSロジックLSI向け製造技術を発表した。
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中国の新興電池メーカーが倍速で急伸、固体電池で航続1000kmのEVも
電気自動車(EV)向け蓄電池市場の拡大が止まらない。調査会社の韓国SNE Researchによれば2022年1~10月の世界の出荷量合計は390.4GWh。前年同期の222.5GWhの1.75倍になった。2022年通年では500GWhに迫る勢いである。この市場調査で目立つのが、これまで中国・寧徳時…
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リコーが挑む「てんかん脳波解析」の自動化、半日がかりの作業を大幅短縮
リコーは大阪大学と共同で、てんかんの脳波を解読するアルゴリズムを開発した。画像認識系のAIを応用し、従来は半日かかるほど負荷の高かった検査データの解析作業を自動化する。てんかん診断の省力化への貢献を目指し、研究を加速する構えだ。
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200軒以上の新築住宅でマイクログリッド、太陽光と蓄電池で自立
「つながるコミュニティ」で系統運用を安定化し、レジリエンス強化
2022年11月初め、太陽光発電・エネルギー貯蔵のサービスプロバイダーである米サンパワー(Sunpower)は、カリフォルニア州で200軒以上の新築住宅用を対象にマイクログリッドの実証事業を展開すると発表した。
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ソニーG、次世代エンタメ創出は2足歩行ロボットで
仮想空間のゲームを手掛ける米Sony Interactive Entertainment(ソニー・インタラクティブエンタテインメント、SIE)が、現実空間のエンターテインメント分野に参入しようとしている。その皮切りとなるのが小型ロボットだ。機敏な動きを武器に、次世代のエンタメを創出する。
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Intelがロジックに混載可能な強誘電体メモリー、超省電力ICが可能に
IEDM 2022(米国サンフランシスコ、2022年12月3~7日)
半導体製造関連で世界最大級の国際会議「International Electron Devices Meeting(IEDM) 2022」では、強誘電体メモリー(FeRAM)の技術発表が活況を呈した。とりわけ注目を集めたのは、米Intel(インテル)が発表した、ロジック混載DRAMの代替を狙ったH…
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ヘルスケアや医療で有望な20分野、国内の研究テーマ1400超から分析
日本の医療・ヘルスケア領域における次の有望分野は何か。産業全般の市場調査などを手掛ける工業市場研究所(東京・港)が同領域の研究動向を探った。近年の研究テーマ1446件を分析し、独創性やインパクトの大きさなどによる独自指標で分類。その結果に基づき、有望分野として20の技術セグメントを明らかにした。
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ホンダの次世代ADAS、センサー構成変えずにハンズオフ走行
ホンダは2022年12月1日、高度先進運転支援システム(ADAS)「Honda SENSING 360」 の次世代技術を発表した。車両の周囲を監視するセンサーの種類と数を現行システムと同じにしながら、高速道路や自動車専用道路の複数車線におけるハンズオフ走行を実現したのが最大の特徴である。2024年…
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理系人材不足を招いた「国の定員抑制」、電通大の田野学長が語る総数50%への処方箋
理系人材の不足は深刻な問題だ。先端IT人材は2030年に54.5万人不足すると経済産業省は予測している。国は2022年5月、理系人材を5割程度にする目標を掲げたが、「絶望するほど高い目標」と電気通信大学の田野俊一学長は語る。科学技術立国に欠かせない理系人材を増やすには何が必要か。
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大阪大学、レーザー核融合による発電を今後10年で検証
レーザー核融合技術は将来、国内のエネルギー問題を解決する重要な手掛かりになると期待される。大阪大学レーザー科学研究所教授の藤岡慎介氏らは研究を重ね、今後10年ほどで発電システムが成立することを検証していく計画だ。
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BYDの国内初EVは440万円、航続距離/価格が強みに
中国・比亜迪(BYD)の日本での乗用車販売を手掛けるBYD Auto Japan(横浜市)は2022年12月5日、同社が国内に初投入する電気自動車(EV)「ATTO 3」の価格を440万円(消費税込み)に設定したと発表した。2023年1月31日に発売し、納車は同年3月頃を予定する。
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国内での太陽光パネル生産が活況!? 部品にも増産波及へ
セルやパワコン含め税額控除で生産設備への投資拡大
カナダの太陽光パネル組み立てメーカーであるヘリエネ(Heliene)は、米ミネソタ州マウンテンアイロン市にある工場の拡大を祝うリボンカットセレモニーを10月28日に行った。同社は、2100 万米ドルを費やし、マウンテンアイロン市の「キャンパス」を 9万5000 平方フィートに拡大し、工場の年産能力…
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フィッシングで狙われたブランド世界7位は「au」、あの国のドメインが影響か
仏Vade(ヴェイド)のリポートによれば、フィッシング攻撃でなりすましの多いブランドの上位に、国内ブランドの「au」が7位に入っているという。どうして国内ブランドがフィッシングを仕掛ける攻撃者(フィッシャー)をなぜひき付けるのか。その訳を探った。
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大成建設や大林組が“走行中給電用道路”、開発主体が大学からゼネコンへ
道路に敷設したワイヤレス電力伝送(WPT)システムで走行中のEVに給電する「走行中給電」に再び脚光が当たり始めた。加えて、システム開発の担い手も、これまでの大学など研究機関から、実際に社会インフラを担う建設会社大手へと移り始めた。
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ラピダス技術導入のIBMが語る2nm世代以降、構造は縦型/電源線は裏面に
IEDM 2022(米国サンフランシスコ、2022年12月3~7日)
半導体製造関連で世界最大級の国際会議「International Electron Devices Meeting(IEDM) 2022」が、2022年12月3日に米国サンフランシスコで開幕した。初日の「Tutorials」では、米IBM Researchが「Device Innovations …
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半年で10万台にEDR導入、富士フイルムが挑む本気のゼロトラスト
富士フイルムホールディングス(HD)がゼロトラストの考え方を取り入れたセキュリティー対策を進めている。半年の間に10万台へEDRを導入。SIEMと組み合わせて24時間態勢でサイバー攻撃に備えている。
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シェフラーの無人搬送用4脚式ロボット、工場のからくり設備にも対応
ドイツSchaeffler(シェフラー)は2022年12月1日に開催した「シェフラーシンポジウムジャパン2022」において、4本の脚を伸縮させる自律型無人搬送ロボットの研究用コンセプトモデル「DEX」を披露した。4脚の先についた車輪で走行し、脚の伸縮によって荷を乗せる天板の高さと傾きを変える。
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