ニュース解説
目次
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地球に帰還したNASAのカプセル型宇宙船、2024年には有人月飛行を予定
米航空宇宙局(NASA)が世界標準時2022年11月16日、新開発の月ロケット「SLS」初号機で打ち上げた無人の「オリオン」宇宙船は、同11月25日に11時間36分の月往復飛行を終え、同12月11日、太平洋・カリフォルニア半島沖合に着水した。
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電気料金の苦悩、リスクを需要家に転嫁してきた「燃調」はもう卒業しよう
小売事業者は情報力とヘッジ力で勝負する
大手電力も新電力も電気料金に悩まされている。燃料価格や電力の市場価格が高騰するなか、燃料費調整額の上限撤廃や規制料金の値上げに向けた動きが続く。だが本当に求められるのは、価格リスクを需要家に一方的に転嫁してきたこれまでの仕組みを改めることではないか。
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植物由来のPA樹脂、日立アステモが電動パワステ部品に採用
オランダRoyal DSMの植物由来ポリアミド(PA)樹脂が、日立Astemo(アステモ)のEPS(電動パワーステアリング)のギア(ウオームホイール:減速歯車)に採用された。DSM傘下のDSMエンジニアリングマテリアルズ(東京・港)が、2022年11月15日に発表した。
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アルプスアルパインの製品開発改革、3D-CADに足りないものを徹底補完
アルプスアルパインは製品開発のリードタイム短縮の試みとして、製品(部品)設計部門と金型設計部門、金型生産現場などの部門間、さらには協力金型メーカーとのコミュニケーションを強化するシステムを導入した。3D-CADだけではカバーできない下流工程から上流工程への情報伝達を強化した。
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リンクアンドモチベーションがエンジニア倍増へ、「内製力」強化の秘訣とは
人事コンサルティングのリンクアンドモチベーションが、2025年をめどにエンジニア組織を現在の2倍となる120人体制に拡大する計画であることが、日経クロステックの取材で2022年12月16日までに分かった。同社が手掛けるクラウドサービス群を次なる成長の柱にする計画で、開発人員の拡充を図る。
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5Gスマホのビームフォーミング最適化に向けて、キーサイト神戸が新計測器開発
米Keysight Technologies(キーサイト テクノロジー)の日本法人のキーサイト・テクノロジーは「マイクロウェーブ展2022」(2022年11月30日~12月2日、パシフィコ横浜)にブースを構え、ベクトル・ネットワーク・アナライザーの新製品「M983xA」を披露した。兵庫・神戸市にあ…
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マイナンバー利用が法改正なしでも拡大へ、不適切利用の歯止めへ増す個情委の役割
政府は2023年の通常国会でマイナンバー法を改正し、これまでよりも柔軟に利用できる事務を拡大できるようにする。ただ、新たな利用事務追加時や事後チェックの強化が必要になり、適切なマイナンバー利用のための監視を担う個人情報保護委員会の機能強化が必要となりそうだ。
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AI国際会議「NeurIPS」に異変、高度人材が日本企業に殺到
AI(人工知能)分野の国際会議の場で異変が起きている。同分野の優秀な学生や研究者が職を求めて日本企業に押し寄せているのだ。背景には、米大手IT企業の人員削減や採用凍結、ならびに中国企業の出展撤退などがある。
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LINE・ヤフー・PayPayがマイルの新施策、本領発揮に足りない重要なピースとは
Zホールディングス傘下のLINE、ヤフー、PayPayは2022年12月13日、マイレージを使った販促支援サービスを2023年3月に始めると発表した。狙いはポイントやEC、決済といった自社サービスから成る経済圏戦略の推進だ。ただ、経営統合以来、積み残しになっていた課題がのしかかっている。
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村田製作所が狙う「スマートホーム世界統一規格」の縁の下、日本企業は手遅れか
2022年10月4日(現地時間)に、米Connectivity Standards Alliance(CSA)が最初の仕様である1.0版を公開した、スマートホームの新しい通信規格「Matter(マター)」について、村田製作所の吉川航司氏(通信・センサ事業本部通信モジュール事業部コネクティビティモジ…
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産総研が水とCO2から燃料を合成、2023年に年約1tの製造設備導入へ
産業技術総合研究所(AIST)は2022年12月、カーボンニュートラル社会の実現を目指した、再生可能エネルギーを基に合成燃料(e-fuel)を製造するシステムを報道陣に公開した。
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iOSやAndroidに相次ぎ搭載、「パスキー」はパスワードレス普及の切り札になるか
FIDOアライアンスは2022年12月9日、日本での開催は3年ぶりとなる説明会を実施した。FIDOアライアンスのアンドリュー・シキア氏は「2022年最大の成果」として「パスキー」を挙げた。パスキーはパスワードレス認証を浸透させる切り札となる可能性を秘める仕組みだ。
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カタールW杯「1mmの奇跡」を演出、ソニーが見据える可視化の先
2022年12月2日にカタールで行われた「2022 FIFAワールドカップ」(以下、W杯)の日本対スペイン戦。後半6分に日本の逆転ゴールにつながった三笘薫選手によるゴールライン際のボールの折り返しは、日本中のおそらく数千万人が判定の行方に固唾を飲んだという点で、日本のスポーツ界に歴史を刻んだ出来事…
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impactTVとunerryがIoTサイネージ、ビーコンとスマホで「いちげんさん」をつかむ
デジタルサイネージを手掛けるimpactTVと、人流データの解析サービスを提供するunerryは、IoT(インターネット・オブ・シングズ)技術を使ったサイネージサービス「PISTA BB」を共同開発した。互いの強みを生かしたサービスとは。
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ホンダのハイブリッド専用エンジン、直噴システムで加速の応答性が向上
ホンダは、シリーズ・パラレルハイブリッド機構「e:HEV」専用エンジンを新開発した。2022年7月に発売した「シビックe:HEV」に初めて搭載した。従来エンジンのポート噴射から直噴に変更し、排ガス性能を高めつつ加速の応答性を向上させたのが特徴だ。併せてエンジン振動も抑制した。
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Intelが3次元集積でTSVより高性能な新技術、組み立て受託を視野に
IEDM 2022(米国サンフランシスコ、2022年12月3~7日)
米Intelは、半導体製造関連で世界最大級の国際会議「International Electron Devices Meeting(IEDM) 2022」において、次世代の3D(3次元)ヘテロジニアスインテグレーション(異種チップ集積)に向けたアーキテクチャー「QMC(Quasi-Monolith…
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変わる電池の開発軸、エンビジョンAESCのCTOが明かすリサイクル戦略
日米欧中の工場で、リサイクル材を使った車載電池を量産へ――。本格的な検討を進めているのが、車載電池大手のエンビジョンAESCグループ(神奈川県座間市)である。2024年ごろから段階的に生産を始め、自動車メーカーに供給する。
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電動化「まずは欧州を想定」コマツ小川社長
「まずは欧州向けの建機市場を念頭に電動化を進めている」――。コマツが2022年12月5日に開催した合同取材会で同社代表取締役社長の小川啓之氏は、成長戦略の重点活動の1つである建設・鉱山機械のカーボンニュートラルや電動化に向けた取り組みについて語った。
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ブックオフが再生樹脂を販売する新事業、年間1700tの廃棄CDなど活用
三菱ケミカルグループや王子ホールディングスなど大手メーカーが集結するサステナブル素材の展示会に異色の企業がブースを構えた。リユースショップ「BOOKOFF」を運営するブックオフコーポレーションだ。同社は2023年1月中旬をめどにBOOKOFFで売れ残ったCDやDVDをリサイクルした樹脂「CDプラ」…
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LatticeがIntelとAMDのスキを突く新FPGA、パナら日本大手7社が歓迎
米Lattice Semiconductor(ラティス セミコンダクター)は、ミッドレンジFPGA(Field Programmable Gate Array)の新製品を発表した。最近、競合の米Intel(インテル)や米AMD(Advanced Micro Devices)からミッドレンジFPGA…
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