ニュース解説
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電通大が2次・総合型入試で情報I採用、国立大初の導入で「情報強者」獲得なるか
国立大学の電通大は2023年1月17日、2025年度入学者を選抜する一般入試の2次試験から「情報I」を出題すると発表した。加えて同年、総合型・学校推薦型入試の一部で、コンピューターを使ったCBT方式でも情報Iを出題する。
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GM系ロボタクシーに乗ってみた、自動運転だからこそ問われる乗り心地
限定的ながらも、米General Motors(ゼネラル・モーターズ、GM)系の自動運転技術開発会社GM Cruise(GMクルーズ)はサンフランシスコにおいて、無人運転の車両で送迎する有料のロボタクシーサービスを提供している。記者は実際に乗車してみると、タクシーやライドシェアと同じ感覚で利用でき…
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制御やボディーも大きく貢献、加速・旋回に磨きをかけた新型プリウス
より力強く軽快な加速と、より狙ったラインでの旋回(より意のままの旋回)を可能としたトヨタ自動車の新型「プリウス」――。その走りの実現には、大幅に出力を高めたゆとりあるパワートレーンの存在が大きく寄与している。だが、走りの進化を支えたのは、決してそれだけではない。アクセル操作に対する応答性を高める取…
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アイシンが部品検査に機械学習モデル導入、それでも従来のルールベースが優先の理由
自動車部品大手のアイシンが生産部品の外観検査の自動化を強化する。従来、ルールベースで良・不良を判定する検査システムを導入し対象の部品種を拡充してきたが、適用が難しい部品種があったという。打開策として新たに機械学習モデルの開発・運用システムを導入し、工場の技術員が自ら開発・保守していく体制を目指す。
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話題の気球で成層圏旅行、4時間2000万円で24年3月までに開始
宇宙開発スタートアップの岩谷技研は2023年2月21日、気球を使った“宇宙”遊覧の商用サービスを2024年3月までに始めると発表した。陸から気球を使って高度25kmに上昇し、その高さでしばらく滞在したのち、下降して海上のクルーザーに拾ってもらう約4時間の旅となる。
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“プリウス生みの親”、内山田氏は5代目を買ったのか?
「どんどん新しいことをやったらいい。しっかりチャレンジしてくれ」。新型「プリウス」(5代目)の開発陣に声を掛けたのはトヨタ自動車会長の内山田竹志氏である。“プリウス生みの親”として、後輩たちの背中を押した。
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三菱UFJ信託など7社が「デジタルアセット」新会社、投資回収前に手放す理由
「デジタルアセット市場において、業界横断で標準規格化を進めるのであれば今しかない」。三菱UFJ信託銀行で取締役常務執行役員CIO兼CDTOを務める木村智広氏は、合弁会社設立の意義をこう語る。
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SOMPO HDがオンプレミスのADを停止、ランサムウエア攻撃への耐性を高める
Active Directory(AD)を標的にしたサイバー攻撃による被害が後を絶たない。SOMPOホールディングスはオンプレミスのADを利用しない社内システムを構築し、ランサムウエアへの耐性を高めた。一方、ADを使い続けなければならない企業は「AD保護」を考える必要がある。
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メルカリが新事業創出へ研究強化、社員の博士進学を奨励
フリマアプリ大手のメルカリは、社内の研究組織「mercari R4D」を活用した長期視点の研究開発を強化する。新規事業創出や社会課題解決に貢献する研究テーマについて、研究者が自由に取り組める環境を整える。博士課程進学を支援する制度を導入したほか、大学や他社との連携を推進する。
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「スーパーボウル」の5G網に130億円、ベライゾンがスポーツに力を入れる理由
スーパーボウルに向けて、通信インフラの充実に力を入れてきたのが、米通信大手のVerizon Communications(ベライゾン・コミュニケーションズ)である。同社はNFLの公式5Gパートナーであり、スーパーボウルが開催されるスタジアム内や市街の5G(第5世代移動通信システム)網の整備に1億ド…
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「まるで本物」培養サーモン試食、23年実用へ
細胞培養技術で作ったサーモンを飲食店で食べられる日がまもなく来る。培養サーモンを開発する米Wildtype(ワイルドタイプ)は、2023年内にも米国で認可を得て飲食店への提供を始める計画だ。記者が同社の培養サーモンを試食すると、見た目だけではなく、味や食感も本物のサーモンに近い水準に達していると感…
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KLabが社内システムの脆弱性を一掃へ、供給網のセキュリティー対策強化を訴求
携帯ゲームを運営するKLabは、脆弱性管理ツールを活用して社内システムの脆弱性の一掃に取り組み、2023年1月までにめどを付けたことを明らかにした。ゲームソフトの開発元など取引先に訴求し、取引先の安心感を高めることで、事業の拡大につなげたい考えだ。
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AWS・グーグル・MS・オラクル、公務員とベンダーに無償でクラウド人材育成へ
米クラウドサービス大手の日本法人4社が、行政システムを手掛けるベンダーや日本の行政機関向けにトレーニングや人材育成を無償提供する動きを加速させている。
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ANAが旅客系システムを2025~26年度に刷新、JALとは異なる3つの特徴
全日本空輸(ANA)が進めている国内線の旅客系基幹システム(PSS)「able-D」の刷新プロジェクトが佳境を迎えつつある。同社は2023年2月14日、現在オンプレミスで運用しているable-Dの刷新時期について2025~2026年度に実施すると発表した。
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医師と患者の会話をAIで要約、「書類の自動作成」目指しスタンフォード大から起業
DG Daiwa Ventures(東京・千代田)が出資する米Knowtex(ノウテックス)は、診療記録や医療事務書類を自動で作成するソフトウエアの開発を進めている。
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NECがAI運用支援で2つの新技術、「MLOps as a Service」は何に効くのか
NECがAI(人工知能)モデルの運用、保守を支援する2つの新技術を開発した。同社が提供するMLOps支援サービスに組み込む。MLOpsとは機械学習モデルを本番環境で運用しながら開発を続けることで価値を高める手法だ。
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過去2年とは様変わり、2023年1月の電力市場
なぜ市場価格は落ち着いたのか
1月の電力市場は過去2年と打って変わって、非常に安定していた。燃料価格の影響を受けて価格水準自体はかつてに比べて高かったものの、昨年、一昨年のあの激しいボラティリティーは影を潜めた。背景にあるのは関係者の努力ではなかろうか。そして、電力のイノベーションが市場価格を変えていく。
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日本IBMがセキュリティー体感できる新施設、制御系もカバー
日本IBMは、他社も含めたさまざまな製品を連携させたセキュリティー対策を体感できる施設「Cyber Fusion & Innovation Studio(通称:CyFIS、サイフィス)」を同社内に設立した。新しいタイプの施設を設けることで、高度化するサイバー攻撃から守る包括的な体制を構築できるよう…
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量子センサーがついに実用化、自動車や防衛向けで
量子力学の原理を利用してさまざまな物理量を高精度に計測できる「量子センサー」の研究開発が進んでいる。原子や分子レベルの小さな物体の挙動を観測することで、現状のセンサーでは計測できなかった微弱な信号や生体内の活動などを調べられる。大学などの研究機関だけでなく民間企業の参入も広がり、自動車業界などに向…
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走りを進化させた新型プリウス、エンジン・電池・モーターを高出力化
フロントピラーを大胆に寝かせた走りを想起させるデザイン――。それに感化された新型「プリウス」の開発陣が目指したのは、進化させた走りである。トヨタ自動車のプリウスといえば、ハイブリッド車(HEV)の先駆け。だが、生まれ変わった新型プリウスは、もはや環境に優しいだけのクルマではない。