ニュース解説
目次
-
旗艦車「エルフ」で守る日本市場、いすゞが新エンジン工場
EV仕様の投入は2018年末に
いすゞ自動車は、小型トラックの国内シェアで約4割を握る「エルフ」を近く改良する。車両の生産に先駆けて、同社栃木工場の敷地内にエンジン工場を新設し、最新の排出ガス規制に対応した新型ディーゼルエンジンの生産を始めた。2018年末には電気自動車(EV)仕様の発売も計画する。パワートレーンの選択肢を増やすこ…
-
打倒ソフトバンク、西武優勝の秘策はITにあり
埼玉西武ライオンズは2018年3月のプロ野球パ・リーグ開幕試合から、試合中の投手のピッチングをデータ分析してプレーに生かす。投手によって異なる球質を分類し、打者が投手を攻略する対策に役立てる。
-
基幹系のクラウド化で後れは取らない、IBMとオラクルが本腰
日本IBMと日本オラクルが、基幹系システムでの利用を想定したIaaSやPaaSの提供に注力し始めた。両社とも2018年は、基幹系などの大規模システムで自社製品を利用する既存顧客がクラウド移行をする際の選択肢となるようにサービスを強化する。
-
神戸製鋼の品質偽装問題、社長が引責辞任
副社長の金子氏と2人の常務執行役員も退任
神戸製鋼所は2018年3月6日、品質データ偽装問題の責任を取って、会長兼社長の川崎博也氏が4月1日付で辞任すると発表した。前日の3月5日に開いた取締役会で決議した。
-
「2019年に車載用SiC製品を発売」、リテルヒューズが戦略説明
パワー半導体に注力
米リテルヒューズ(Littelfuse)は2018年3月6日、同社の車載事業戦略を発表した。主力の回路保護部品に加え、今後はSiC(炭化ケイ素)などのパワー半導体にも力を入れる。同社Global Director Marketing Automotive ElectronicsのCarlos Ca…
-
岩谷の水素充填車、「デュトロ」HEVがベース
FCフォークリフト6台に充填
岩谷産業は簡易型の水素充填車を「国際水素・燃料電池展」(2018年2月28日〜3月2日、東京ビッグサイト)で公開した。日野自動車の小型トラック「デュトロ」のハイブリッド車(HEV)仕様を改造し、荷台部分に水素の充填タンクを搭載。貯蔵施設から利用場所までの輸送に活用する。
-
楽天の宣戦布告や世界初の5G宅内端末、MWC2018総括
2018年2月26日から3月1日にかけ、モバイル業界で世界最大級の展示会「Mobile World Congress 2018(MWC2018)」がスペイン・バルセロナで開催された。日経 xTECHに掲載したニュースを中心に振り返る。
-
「本気モード」の自動運転、日産・DeNAとANA・SBドライブがレベル4相当を実証
公道でハンドルもアクセルも操作しない自動運転車が快走――。未来絵図かと思われたそんな光景が早くも現実になりつつある。しかも場所は東京と横浜だ。自動運転の実用化を目指す2陣営は、シフトレバーを「本気モード」に入れたようだ。
-
新幹線台車の亀裂問題、なぜ部材を削りすぎてしまったのか?
例外規定を拡大解釈、作業指示にも不備、川重とJR西日本の会見から
JR西日本の新幹線のぞみの台車に亀裂が入った問題で、JR西日本と台車を製造した川崎重工業は2018年2月28日、亀裂の原因に関する調査結果を明らかにした。台車の製造過程で、本来削ってはいけない側バリ底面を削り込み、設計上の図面寸法より薄くしてしまった。これが側バリの鋼材の疲労破壊を進展させ、亀裂に…
-
驚愕のカメラだらけ700台、福岡のスマートストアの陰に元ソニー技術者
店内のどこを見渡してもカメラ。その数、700台。そんなスーパーが福岡にオープンした。通路や棚にカメラが列をなす。スマートストアと感じさせるには十分なインパクトだ。
-
パナソニック、強力な消臭剤でB to B新事業を開拓へ
パナソニックが業務用の消臭剤事業の拡大を進めている。子会社のパナソニックエコソリューションズ化研が販売中の消臭剤「nioff」の売り上げを2020~2021年に10億円にする
-
半年後に迫る特定派遣の廃止、中小ITベンダーにはいばらの道
「特定労働者派遣(特定派遣)事業」制度が、およそ半年後の2018年9月29日に廃止となる。この変化は中小のITベンダーを直撃する。中小ITベンダーが大手ITベンダーやユーザー企業にIT技術者を派遣する際、本制度を利用する場合が多いからだ。
-
コインチェック事件後も盛り上がるブロックチェーン、楽天コインや偽ワイン対策
世間を騒がせたコインチェック流出事件から1カ月余。仮想通貨とその基盤であるブロックチェーン技術の活用へ、企業の熱気が衰える気配はない。国内EC(電子商取引)モール大手の楽天、会計大手のアーンスト・アンド・ヤング(Ernst & Young、以下EY)、システム構築大手のNECなどが、ブロックチェー…
-
積水化学が車載電池に進出、開発中のセルを初公開
2020年代の実用化目指す
積水化学工業は車載電池の領域に進出する。開発中のリチウムイオン電池セルを「国際二次電池展」(2018年2月28日~3月2日、東京ビッグサイト)で初めて公開し、自動車メーカーや部品メーカーなどに広くアピールした。2020年代の実用化を目指す。同市場を狙う競合他社に比べて遅い動き出しとなったが、独自技術…
-
FDKが積層型の全固体電池を公開、2018年中に出荷
FDKは、富士通研究所と共同開発した新型の正極材料を使った全固体電池を試作し、開催中の展示会「国際二次電池展」(2018年2月28日~3月2日、東京ビッグサイト)で公開した。2018年12月までにサンプル出荷する。IoT(Internet of Things)機器への搭載を目指す。
-
マクセルが全固体電池、Si系電極で大容量化
マクセルは、既存のLi(リチウム)イオン2次電池よりも大幅な大容量化が見込める全固体電池を開発した。IoT(Internet of Things)機器や自動車用TPMS(タイヤ空気圧監視システム)などに向け2020年までの製品化を目指す。電池を構成する電解質の材料を一般的な液体から固体にしており、…
-
Amazon Echo活用で日本初、パルコが狙うゼロ円接客
米アマゾン・ドット・コムの、音声で操作するスマートスピーカー「Amazon Echo」。もともと一般消費者向けの製品だが、パルコは2018年内にも東京・池袋の大型商業施設「池袋PARCO」で来店客向けの店舗案内に活用する。Echoを店舗案内に利用するのは日本初。世界的にも先駆的な取り組みだ。
-
「Rubyは人間のための言語であり続ける」、作者まつもと氏の25年目の決意
Rubyが誕生してから、2018年2月24日で25年がたった。その誕生を祝う「プログラミング言語Ruby 25周年記念イベント」で、Rubyの作者まつもと ゆきひろ氏は「Ruby after 25 years」と題し、Rubyの今後25年を語った。
-
SAP ERPを最短6カ月で移行、アビームや富士通が新サービス
アビームコンサルティングと富士通が2018年2月、欧州SAPのERP(統合基幹業務システム)パッケージの移行支援サービスを開始した。現在、2000社以上のユーザーがいると言われる「SAP ERP」から、新製品「S/4HANA」への移行を支援するサービスだ。
-
日本の現場を全体最適化、シュナイダーのデジタル戦略
「高齢化やグローバル化への対応で、日本はデジタルトランスフォーメーションの必要に迫られている」。そう語るのは、2018年1月に仏シュナイダーエレクトリック日本統括代表および日本法人(シュナイダーエレクトリックホールディングス)の代表取締役社長に就任したばかりの白幡晶彦氏である。同氏は、同年2月13日…