ニュース解説
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日本企業のグローバル展開を支援、シュナイダーのIoT事業戦略
シュナイダーエレクトリック(仏Schneider Electricの日本法人)は2018年5月18日に開催したプライベートイベント「Innovation Summit Tokyo 2018」で、日本市場での戦略を明らかにした。工場のスマート化や機械メーカーのグローバル対応など、日本企業の課題に合わせ…
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CMOSイメージセンサー中心に設備投資1兆円、ソニーが経営戦略発表
ソニーは2018年5月22日、報道関係者向けに経営方針説明会を開催した。2018~2020年度の3年間の「第三次中期経営計画」を発表し、最重要視する指標として、金融分野を除いた営業キャッシュフロー(CF)の3年間累計額を2兆円以上と設定した。半分の約1兆円を、CMOSイメージセンサーを中心とした設…
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欧州委員会、安全と環境に配慮した交通体系の改革方針を発表
欧州委員会(EC)は2018年5月17日、欧州の交通システムを近代化するための第3次イニシアチブ「Third Mobility Package」を発表した。このイニシアチブは、1)車両やインフラを含む道路交通の安全を高める総合的な政策、2)大型車両を対象にした初のCO2排出量基準、3)欧州内での電…
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フォルシア、30年以降に年間15万台のFCスタック供給を狙う
フランス・フォルシア(Faurecia)の日本法人であるフォルシア・ジャパンは、「第25回燃料電池シンポジウム」に自動車向けの燃料電池(FC)スタックのモックアップ、およ水素タンクと水素タンク用の弁の試作品を出品した。いずれもFaureciaが試作・製作したもので、FCスタックは2025年ごろ、水…
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安全性高めつつ、安く軽く 日本精工が新ステアリングコラム
衝突安全に関わる離脱荷重のバラつきを約25%低減しながら、約10%のコストダウンと約15%の軽量化を実現した――。日本精工は、車両の正面衝突時の衝撃吸収構造を見直すことで、性能・コスト・質量の全てで改善を図った新しいステアリングコラムを開発した。同社によれば、2021年までに発売される6車種での採…
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富士通がデジタルアニーラ商用化、「実用性で量子コンピュータを超えた」と主張
富士通は組み合わせ最適化問題を高速で解くことに特化した専用コンピュータ「デジタルアニーラ」の商用サービスを開始した。富士通がうたうデジタルアニーラのキャッチフレーズは「実用性で量子コンピュータを超える」。そのうたい文句通りに先行した量子アニーリングマシンを超える実力を備えるのか。
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新元号のIT対応、勝負は「公表前」の10カ月
政府が新元号の公表日を2019年4月1日とする方針を決めた。企業や官公庁は改元日である5月1日までの1カ月間で情報システムの改元に伴うテストを完了させる必要がある。ただし公表前にもこなせる作業はある。システム担当者にとっては、公表前の残り10カ月をどう有効活用するかが勝負となりそうだ。
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ロームが新発想の昇降圧DC-DCコン、クルマ蓄電池へ
ロームは、Pb(鉛)蓄電池(バッテリー)の12V出力を5Vに変換する車載用プライマリー電源用途に最適化した昇降圧型DC-DCコンバーター用チップセットを開発した。同社は、このチップセットを「Quick Buck Booster」と呼ぶ。降圧型DC-DCコンバーターIC「BD8P250MUF」と、昇…
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博報堂が挑む「お風呂革命」 IoTで美容・健康に適した湯温と入浴時間を通知
博報堂は、ユーザーの嗜好や目的などに応じて、最適な湯温と入浴時間を知らせるIoT(Internet of Things)機器「fuuron(フーロン)」を開発した。湯船に浮かべて使う小型機器で、温度センサーとタイマーセンサー、Bluetoothモジュール等を備える。「ダイエットモード」や「花粉症モ…
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自作してわかった、新型ZOZOSUITのすごさと狙い
1000万枚大量配布の陰にモーションキャプチャーへの可能性
ファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイが、次なる一手として力を入れる採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」。
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豊田章男氏の自動運転への考え方を変えた出会い
「自動運転に関する考え方が大きく変わったのは、あるパラリンピック選手との出会いだった」。日本自動車工業会(JAMA)会長の豊田章男氏は、2018年5月18日に都内で開いた報道各社とのインタビューでこのように述べた。
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工場IoTの主導権争い、新共同体エッジクロスにファナック陣営の壁
工場におけるIoT化の促進を目指すEdgecross(エッジクロス)コンソーシアムは工場内のエッジコンピュータに導入して使うソフトウエアの提供を開始した。中核ソフトの投入で、ライバルであるファナック陣営を急追する考えだ。
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海賊版サイトのブロッキング、総務省が政府決定前に通信3社に実施要請
総務省がNTT、KDDI、ソフトバンクの通信大手3社に対し、海賊版サイトのブロッキングの実施を内々に要請していたことが、日経 xTECHの取材で分かった。通信大手3社を真っ先に取り込むことで、一気に進める計画だったようだ。
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トヨタ、自動運転のAI開発でALBERTと資本提携
AI学習用のデータ分析を委託
トヨタ自動車は2018年5月15日、自動運転用のAI(人工知能)開発に向け、ビッグデータ分析の受託事業を手がけるALBERT(アルベルト)と資本提携すると発表した(リリース)。トヨタがALBERTに約4億円(出資比率は約6%)を出資する。2018年5月30日付でALBERTが第三者割当増資を行い、…
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火花レスで高品質・高生産性、三菱のファイバーレーザー溶接
ビームの出力密度分布の工夫で実現、2019年に製品化
三菱電機は、関係会社の多田電機(本社兵庫県尼崎市)と共同で、火花(スパッタ)が出ないファイバーレーザー溶接の新技術を開発した。集光したレーザー光の出力密度分布の工夫により、従来に比べて火花の量を95%以上削減可能という。溶接品質や溶接速度の向上が期待できるとしている。三菱電機が技術開発し、2019…
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Persistent Memoryの能力引き出す、MSやSAPがインテルに協力
2018年5月17日、東京都内で「データセンター事業に関する記者会見」に登壇したインテルXeonプロセッサー/データセンター・マーケティング事業部長のLisa Spelman氏は、Intel Persistent Memoryのエコシステムが順調に整備されていることを明らかにした。
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サイバー攻撃から社会インフラ守る、三菱重工とNTTがセキュリティ新製品
三菱重工とNTTグループは2018年5月、発電所や化学プラント、新交通システムといった社会インフラへのサイバー攻撃を防ぐシステム製品「InteRSePT(インターセプト)」の発売を開始した。これまでサイバーセキュリティ対策が手薄だった日本の制御系システムを守る切り札になるか。
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クルマのパワステを長寿命化、東芝らがパワーICの信頼性向上技術
東芝デバイス&ストレージ(以下、東芝)とジャパンセミコンダクターは、クルマのパワーステアリングなどのボディー系のモーター制御や、産業機器のモーター制御などに使うアナログパワーICの信頼性を高める技術を開発した。このICを使ったクルマのボディー部品や産業機器などの長寿命化につながる。
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「48VマイルドHEV、2030年に世界で24%へ」、ヴァレオが予測
モーターを共通化し、コスト下げる
ヴァレオジャパンは48V電源に対応したマイルドハイブリッド車(HEV)への取り組みについて、2018年5月16日に開かれた日経Automotive主催のセミナー「クルマの電動化、最前線」で講演した。
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電子文具「ポメラ」に、初めて電子ペーパーが採用された理由
キングジムは、テキスト入力に特化した電子文具の新製品「デジタルメモ 『ポメラ』 DM30」を2018年6月8日に発売する。ポメラシリーズとしては初めて、ディスプレーに台湾イーインク(E Ink)社の電子ペーパーを採用した。