ニュース解説
目次
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実環境でSigfoxやLoRaを試せるテストベッド、月1万5000円程度に
横須賀テレコムリサーチパーク(YRP)は、IoT向けの低消費電力の遠距離無線通信(LPWA:Low Power Wide Area)の各種方式を同時に実証試験できる「ハイブリッド LPWA テストベッド」の提供を2018月5月にも開始する。
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IoTで高級カバンを追跡、ルイ・ヴィトンが採用した技術
高級ブランド、仏ルイ・ヴィトンがIoT(インターネット・オブ・シングズ)に取り組む。旅行カバンの空港内位置情報や開閉情報を取得する装置を販売。LPWAの方式の1つであるSigfoxを採用し、世界115の空港でサービスを展開する。
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授業料は後払いのエンジニア養成学校、人気の理由
デジタルハリウッドが2015年4月に東京・表参道にオープンしたエンジニア養成学校「G'sアカデミー」が人気だ。主要コースである「DEVコース」は、開校以来10期連続満席。平均競争率は2倍近くに達するという。2018年7月には、2校目となる福岡校を開校する。
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さらばPHS、2度の再起を経て役割を終える
ソフトバンクとウィルコム沖縄は2018年4月19日、一部を除き、PHSの料金プランの提供を2020年7月末で終了すると発表した。音声通話を中心とした一般向けのサービス提供は終わり、実質的に幕を閉じることになる。
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熱可塑性CFRP、軽量化素材の新たな選択肢
アルミや高張力鋼板を脅かす
熱可塑性CFRPが、世界で初めて量産車に本格採用された。米ゼネラル・モーターズ(GM)は2018年3月に発表した新型ピックアップトラック「GMCシエラ(Sierra)」の荷台の構成部品に、帝人グループが開発した熱可塑性CFRPを使った。GMと帝人が熱可塑性CFRPの自動車ボディーへの適用に関する共…
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面粗度Ra9nmまで実現した「シングルナノ精度の超鏡面加工」
素材を美しく見せる成形・加工技術
金型製作や各種成形などを手掛けるJpキュービックは、アクリルやプラスチックなど樹脂製品の鏡面加工を得意とする。面粗度はRa9nmまで実現。同社社長の伊藤雅彦氏は、この技術を「シングルナノ精度の超鏡面加工」と呼ぶ。
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3色一体成形でピアノブラックを実現
素材を美しく見せる成形・加工技術
塗装やメッキなどに頼らず、3色の樹脂を一体成形して文字を表す。研磨によって光沢を出し、模様を描く。加工時の工夫で色むらをなくす─。こうした樹脂や金属の素材の質感を、そのまま生かす成形・加工技術のニーズが、特に自動車で高まっている。ユニークな樹脂や金属の成形・加工技術を持つ企業を紹介する。
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大学共通テストを商機に、NTTドコモが英語教育支援サービス
2020年度から始まる大学入学共通テスト。英語分野では、聞く・読む・話す・書くの「英語4技能」を評価することになる。その動きをとらえて2018年4月、高等学校向けに新しい試験制度を見据え、スマホを使った英語教育の支援サービスが相次ぎ登場している。
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IoTメジャーでオーダーメード、そごう・西武がデジタル変革
百貨店のそごう・西武がデジタル技術を使った事業変革に乗り出す。IoTなどで顧客のデータを収集・活用して、新たなサービスを生み出したり顧客体験を改善したりする場として百貨店をフル活用する。第一弾はIoTを使ったオーダーメード衣料作りだ。百貨店業界全体が苦戦するなか、デジタル技術に活路を見出す。
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VMware最新版がライブマイグレーション強化、AWSとオンプレも
ヴイエムウェアは2018年4月18日、仮想化ソフトウエアスイート「VMware vSphere」とHCI(Hyper Converged Infrastructure)「VMware vSAN」の最新版を発表した。バージョンはいずれも6.7。2018年5月4日までに提供を開始する。
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“稼ぐクルマ”に熱視線、新技術の旗手は商用車
ドリームインキュベータが分析
「電気自動車(EV)化と自動運転化は商用車から進む」――。こう分析するのは、トヨタ自動車などの経営コンサルティングを受け持つドリームインキュベータだ。同社執行役員の竹内孝明氏は2018年3月に都内で開いた報道陣向けのセミナーで、商用車など“稼ぐクルマ”の将来性について展望を披露した。
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アクティオ、没入感の高い5K映像の安全教育VRを開発
建設現場へレンタルサービスを提供
建機レンタル大手のアクティオは2018年4月20日、建設現場における安全教育用VR(仮想現実感)システム「Safety Training System VR of AKTIO」を発表した。高所作業などを疑似体験して、どこに危険が潜んでいるかを学ぶためのシステム。台湾StarVR社が開発したVRヘッド…
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セキュリティ担当にはゲーマーが向いている、先進7カ国調査の興味深い結果
米マカフィーは2018年4月上旬、7カ国1000人弱を対象にした調査を実施。その結果、回答者の9割以上が、ゲーマーはサイバーセキュリティの仕事に必要なスキルを備えていると考えていることがわかった。
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安全運転でポイントが貯まる、IoT搭載車の定額利用サービス
ベンチャー企業のスマートドライブはコネクテッドカーを定額で使えるリースサービス「SmartDrive Cars」を始めた。IoT端末で取得したデータを基にドライバーの運転状況を判定し、安全運転だとポイントを貯められるのが特徴だ。
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ヤンマー、NOx低減と燃費低減を両立図る船舶用エンジン
ミラーサイクルによる燃費悪化を過給機で補う
ヤンマーは、船舶用エンジンの排ガス中の有害物質を低減し、燃費向上と両立を図る技術を開発、製品に適用したことを明らかにした(図1)。吸気弁を早めに閉じる「早閉じミラーサイクル」技術と、2段構えで過給機を使う「2段過給システム」を組み合わせる。建造中の船舶を含めて搭載実績は5隻程度。海事産業の展示会「…
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MSのセキュアーIoT機器向け「Azure Sphere」に準拠、MediaTekがセキュアーMCU
Armはセキュアーなオンチップサブシステムを発表
台湾MediaTek社は、米Microsoft社の「Azure Sphere」に対応したセキュアーなMCUとして「M3620」発表した。Azure Sphereは、IoT機器向けのセキュリティーソリューションで、(1)IoT機器向けのセキュアーMCUと(2)LinuxベースのセキュアーOS、(3)…
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ホワイトボックスSWのルーティング機能をOSから分離、Dell
米Dell Technologiesは2018年4月第3週、オープンソースのネットワークOS「OpenSwitch」で稼働するプロトコルスタック「Enterprise L3 Package」を発表した。ルーティングプロトコルのBGP、OSPFのほか、冗長構成用のMCLAG(Multi-Chassi…
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「統合制御や自動運転の開発を効率化」、MathWorksがライブラリーを提供
仮想空間上でクルマの動きを確認
米マスワークス(MathWorks)は、車両の統合制御や自動運転のアルゴリズム開発を効率化するライブラリー製品「Vehicle Dynamics Blockset」の提供を始めた。同社のシミュレーションツール「Simulink」上で利用する。
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EV充電網に「世界初」高速ブロックチェーン 中部電ら
中部電力など3社が、電気自動車(EV)の充電網にブロックチェーン(BC)を高速に使える新技術を適用し、実証実験を実施した。データの記録に時間がかかるBCの課題を解決して、EV充電網の利便性を高められる。充電量に応じて利用者の負担を決めるには、充電履歴などのデータを改ざんできない仕組みがいる。BCで…
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日本初のAPI取引所、滑り出し好調も残る課題
日本初のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)の取引所「APIbank」が2018年3月に登場した。ソフトウエア開発者が手軽にAPIを探し出して利用できるサービスだ。