ニュース解説
目次
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[特報]ホンダ、自動ブレーキのカメラをボッシュ製に変更 日本メーカー初
従来のカメラより歩行者の検知性能を高める
ホンダが先進運転支援システム(ADAS)「Honda SENSING」で使う単眼カメラを、日本電産エレシス製からドイツ・ボッシュ(Bosch)製に変えたことが分かった。単眼カメラの変更によって、同システムの主要機能の一つである自動ブレーキの昼間の歩行者検知性能を大幅に高めた。
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ホンダの中型SUV「CR-V」が2年ぶりに日本で復活、HEVも設定
ホンダは2018年6月8日、中型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CR-V」を同年夏に日本で発売すると発表した。同車は2016年に日本での販売を終了しており、約2年ぶりの復活となる。
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小さな電子部品でも正確にカウント、画像処理システムを大日光・エンジニアリングが開発
電子部品などの小さいモノの数を正確かつ短時間に計ることを狙った画像処理システム「マルチカウンタ」を大日光・エンジニアリングが開発し、東京ビッグサイトで開催中(6月8日まで)の展示会「JPCA Show 2018(第48回国際電子回路産業展)」に出品した(ブース番号 5G-16)。新製品は2018年…
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不二ライトメタル、Mg合金製医療機器の一貫工場を稼働
素材の作製から加工、製品づくりまでに対応
不二ライトメタル(本社熊本県・長洲町)は、マグネシウム(Mg)合金製の医療機器を造れる一貫工場の稼働を開始したと2018年6月5日に発表した。Mg合金の開発・作製から押し出し加工、材料加工、表面処理、分析・評価までをカバーする。医療用Mg合金の一貫工場は「世界初」(同社)。次世代のステントと呼ばれ…
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トヨタが“突貫工事”、燃料電池トラックを1年未満で
1充填で200km走行へ、セブン-イレブンが試験運用
トヨタ自動車が「水素戦略」で奮闘している。同社は2018年6月6日、小型の燃料電池(FC)トラックを開発し、2台をセブン-イレブン・ジャパンに供給すると発表した。2019年春に試験運用を始め、冷蔵・冷凍車両として牛乳や弁当などを店舗に運ぶ。最大積載量は3トン。約5分の水素充填で200kmを走れる車両…
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小惑星探査機「はやぶさ2」、6月27日前後に小惑星到着
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年6月7日、小惑星探査機「はやぶさ2」が目標の小惑星「リュウグウ」(地球からの距離は約3億km)に同月27日前後に到着する予定であることを発表した。はやぶさ2は、2014年12月3日の打ち上げ以来、順調に航行を続けており、往路におけるイオンエンジンの運用を予…
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アナログ回路設計力の弱体化を食い止める、ジーダットが新手法を開発
アナログ回路設計力の低下が懸念されて久しい。それを補うことを狙って、さまざまな手法やそれを具現化する設計支援ツール(EDA(Electronic Design Automation)ツール)が提案されてきたが、決定打は未だ登場していない。こうした状況の打開を狙って、国内EDAベンダーのジーダットが…
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トヨタがコンビニにFC発電機、セルはMIRAIと共用
「ボイルオフ水素」の有効活用に着手
トヨタ自動車は、燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」のFCセルを使った発電機(FC発電機)を開発した。セブン-イレブン・ジャパンと共同で進める環境配慮型コンビニ店舗の実験で使う。2019年秋に導入する予定である。まずは実験で効果を検証し、商用化はその後検討する。
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オラクルExadataを撤廃、アパレル大手がシステム刷新
「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などのブランドを展開するアパレル大手、アダストリアが基幹システムの刷新プロジェクトを進めている。2018年3月にはPOSやECサイトなど、主要システムを一斉に刷新。今後は9月をめどに、国内約1300店舗のPOS端末を入れ替える予定だ。
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AWS移行で予算超過のリスク判明、ダイソーの回避策
国内外5000店舗超の100円ショップ「ダイソー」を運営する大創産業は2018年2月、オンプレミス(自社所有)環境にあったPOS(販売時点情報管理)システムを、パブリッククラウドサービスの「Amazon Web Services(AWS)」に移行。システム基盤にPaaS(プラットフォーム・アズ・ア…
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テレビ映像への合成やドローンの操縦も、多様化する「HoloLens」利用事例
MRコンテンツを手掛けるホロラボは、2018年5月22~23日に都内で開催された米マイクロソフト(Microsoft)の開発者向け会議「de:code 2018」で、「HoloLens」向け開発事例について講演した。同社Co-Founder兼CEO(最高経営責任者)の中村薫氏が登壇し、医療・建設分…
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基板実装ラインのスマート化に向けた新通信仕様が登場
日本発で国際標準を目指す
日本ロボット工業会(JARA)は、基板実装ラインにおいて異なるメーカー/種類の設備間で各種生産データをやり取りするための通信仕様を策定し、2018年6月6日に開幕した「第20回 実装プロセステクノロジー展(JISSO PROTEC 2018)」でその概要を明らかにした。従来の基板実装ラインでは基板の…
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プレミアム・アウトレット情報漏洩から学ぶ三つの教訓
三菱地所・サイモンは、同社が運営するショッピングモール「プレミアム・アウトレット」の会員情報漏洩が判明してから2カ月たった2018年6月7日、事件に関するセキュリティ会社の調査結果を明らかにした。この事件で同社がまずかった点は大きく三つある。
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Linux認定試験を運営・配信するLPIが日本支部を設立
「LPIC」の正式な窓口へ、LPI-Japanは「弁護士と相談する」
国際的なLinuxの認定試験を運営・配信している非営利団体LPI(Linux Professional Institute、本部カナダのトロント)は、2018年6月7日、日本支部を立ち上げると発表した。今後LPIが配信しているLinux技術者認定試験「LPIC」のサポート窓口は日本支部(東京・秋葉…
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日本メクトロン、車載2次電池用の監視フレキモジュールを開発
電子機器トータルソリューション展 2018
日本メクトロンは、自動車のリチウム(Li)イオン2次電池の監視に向けたフレキシブル基板モジュールの開発品をプリント基板などに関する展示会「JPCA Show 2018」(2018年6月6~8日、東京ビッグサイト、電子機器トータルソリューション展 2018)で展示した。フレキシブル基板上に実装したヒ…
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4年前から精魂込めて開発中のTOFセンサー、ブロードコムが披露
ブロードコム(アバゴ・テクノロジー)は、米Broadcom社が開発中のTOF(Time Of Flight)センサーを、東京ビッグサイトで開催中(6月8日)の展示会「Smart Sensing 2018」に出品した(ブース番号 5B-11)。ブースの説明員によれば、M&Aで取得した製品ではなく、4…
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千住金属工業、低コストの無鉛無銀はんだの信頼性を高める
電子機器トータルソリューション展 2018
千住金属工業は、銀を使わない鉛フリー(無鉛)はんだ「M805E」を「第20回実装プロセステクノロジー展(JISSO PROTEC 2018)」(2018年6月6~8日、東京ビッグサイト、電子機器トータルソリューション展 2018)で展示した。一般的な鉛フリーはんだ「SAC305」に比べると銀を含ま…
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少量生産の基板実装もロボットアームで自動化、川崎重工業
電子機器トータルソリューション展 2018
川崎重工業はプリント基板への部品実装や組み立て現場を想定したロボットアームや双腕ロボットの利用例を、「第20回実装プロセステクノロジー展(JISSO PROTEC 2018)」(2018年6月6~8日、東京ビッグサイト、電子機器トータルソリューション展 2018)で展示した。工程全体における利用例…
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クレーム対応に2種類のAI、SMBC日興証券が新システム
6万件。SMBC日興証券が顧客と交わす電話に基づき、1日の間にまとめる通話履歴の件数である。従来は同社の営業員やコンタクトセンターのオペレーターが手入力で業務システムに記録していた。
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RPAの壁にぶつかる会社、診断サービスの中身
RPAが急速に企業へと浸透している。ところが、普及が進むにつれて壁に当たる企業も増えてきた。ソフトウエアテストと品質保証を手掛けるSHIFTの丹下大社長は「RPAを導入してみたものの、想定していた効果を上げられないと悩むユーザー企業から相談を受けるケースが増えている」と明かす。