ニュース解説
目次
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デジタルツインの支援ツール、ドイツContact Software社が開発
IoTの情報を3Dモデルなどに反映させて表示可能
PLM/PDM(製品ライフサイクル/データ管理)ツールベンダーのドイツContact Software社は、IoT(Internet of Things)に対応した製品やセンサーからの情報を収集、分析するツール「Elements for IoT」の新版で、デジタルツインに対応したダッシュボード機能…
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パワー半導体最大手がSiCに本腰、RFパワー事業は売却
インフィニオンがクリーとSiCウエハーの長期供給契約
パワーデバイス最大手の独Infineon Technologies(インフィニオンテクノロジーズ)は、SiC(シリコンカーバイド、炭化ケイ素)を利用したパワーデバイス製品の拡充に乗り出す。
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低迷するEV中古価格を向上、電池再利用の本命 日産副社長
日産自動車副社長の坂本秀行氏は、電気自動車(EV)のリチウムイオン電池を再利用する技術で、低迷するEVの中古価格を高める狙いを明かした。EV「リーフ」の実質的な新車価格の向上につながる。再利用が環境面への貢献にとどまらず、直近の利益に結びつく可能性に期待した。
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ウーバー自動運転車の死亡事故、エヌビディアCEOは何を語るか
米エヌビディア(NVIDIA)が主催する開発者会議「GPU Technology Conference(GTC)2018」が2018年3月26日(米国時間、以下同じ)、米国サンノゼ市内のカンファレンスセンターで始まった。
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いすゞと日野の新技術、運転者不足の解消なるか
運転支援やITS技術の強化が柱
国内トラックメーカーが仲間づくりを急いでいる。いすゞ自動車と日野自動車は共同で開発した運転支援技術や高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)の技術を、それぞれが手掛けるトラックやバスに搭載する。2018年4月以降に技術を順次投入していく。業界全体で運…
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パッチがないソフトウエアの脆弱性を公開、その利点と不安
ソフトウエアなどの脆弱性情報を公開しているJVNは2018年3月中旬、脆弱性のあるソフトウエアの開発者と連絡が取れないとして、パッチがないにもかかわらず、該当するソフトウエア6製品の使用を中止するよう呼びかけるとともに、その脆弱性情報を公開した。
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東レ、硬いのに割れない衝撃吸収樹脂、2023年にクルマで実用化
ガラス繊維強化なのに15%も延びる、自動車バンパーで金属代替狙う
東レは2018年3月22日、従来に比べてエネルギー吸収性が約4倍と高く、15%を超える破断伸びを持つガラス繊維強化ポリアミド(PA)を開発したと発表した。繊維による強化で硬さと強度を維持する一方、強い衝撃を受けても割れにくい、
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ヤマハ発が競技用電動バイク、世界選手権で腕試し
ヤマハ発動機は2018年3月23日、競技用の電動バイク「TY-E」を発表した。高低差や傾斜のある山道をバイクに乗ったまま走り抜ける競技「トライアル」用の車両である。小型軽量な電動パワートレーンを専用開発し、初めて搭載した。
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北米仕様の新型「カローラ」、2.0Lの新型TNGAエンジン初採用
新世代予防安全システム「Safety Sense」を標準搭載
トヨタ自動車は2018年3月23日、北米仕様の新型「カローラハッチバック」に、同社の車両設計・開発手法「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づく排気量2.0Lの新型エンジンを採用したと発表した。同エンジンの採用は、今回が初めてである。
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トヨタの新型タクシー車両、「もう臭いとは言わせない」
乗員の口臭や加齢臭を強力に除去、エアコン左右交互に稼働で
トヨタ自動車が2017年10月に投入した新型のタクシー車両は、東京の街中でもその姿を頻繁に見かけるようになった。老若男女・車いすでも乗り降りしやすい車両レイアウトを実現した他、脱臭機能付きのエアコンを効率良く稼働することで、タクシー利用者の不満である車内の臭いを取り除く。トヨタ自動車東日本の東富士工…
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「AI遷都」に挑む、ならコープのシステム刷新計画
奈良県に地盤を置く地域生活協同組合(生協)のならコープが会計・人事給与システムを刷新、2018年4月から順次稼働させる。人工知能(AI)を活用し、業務効率化や品質向上を図るのが特徴だ。
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Java開発のノウハウを全面公開、NTTの深謀遠慮
「開発人材を増やすため」。NTTは3月13日、Javaアプリケーションフレームワーク「Macchinetta(マキネッタ)」をGitHub上で一般公開した。公開の狙いについて、取り組みのリーダーである夏川勝行ソフトウェアイノベーションセンタソフトウェア開発技術プロジェクトグループリーダ主幹研究員は…
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神戸製鋼の新体制固まる、会長兼社長の川崎氏は特任顧問
事業部門を担当する取締役を3人に半減
神戸製鋼所は2018年3月20日、品質データ偽装問題からの信頼回復に向けて新たな役員体制を固めたと発表した。現行の「相談役・顧問制度」を廃止して「特任顧問制度」を新設する他、各事業部門を担当する取締役を現行の6人から3人に減らすことなどが特徴である。
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ベンチャーが主導した仮想通貨業者の惨状、大手参入で変わるか
顧客の預かり資産を経営幹部が私的に流用していた。内部監査を実施したことがない。度重なるシステム障害を起こしても根本的対策を取らず、顧客への説明が不十分--。が仮想通貨交換業界のずさんな業務運用体制が明らかになっている。
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資生堂、デジタル投資520億円 「今後3年間の最優先事項」に
資生堂がデジタル投資を加速する。今後3年間で約520億円のデジタル関連投資をする中期経営計画を発表。世界トップの仏ロレアルを追う。
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マツダデザインを支える「魂動砥石」
デザイナーと生産技術者によるアート活動から誕生
マツダが2010年から掲げるデザインテーマ「魂動(こどう)―Soul of Motion」。この魂動を念頭においたマツダデザインが進化していく中、1つの砥石が生まれた。車体パネルのプレス成形用金型を機械加工した後の磨き工程で使う砥石で、目で見て分かるほど大きな穴が多数、表面に開いている。その名も「魂…
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ウーバー自動運転車で死亡事故、テスラに次いで2件目
米ウーバー・テクノロジーズ(Uber Technologies)は2018年3月18日、自動運転車の実験中に死亡事故を起きたと発表した。ロイター通信などによると、米国アリゾナ州で実験中に歩行中の女性に衝突した。Uberは、自動運転の実証実験を中止する。
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労働時間を客観的に把握できるITの整備を、厚労省がテレワーク指針
厚生労働省がテレワーク制度を導入する企業向けにガイドラインを公表した。社員がテレワークで働き過ぎないようにする責務が企業に課される。労働時間を客観的に把握したり長時間労働を回避したりする策を求めている。
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過去最大のDDoS攻撃、知られざる実現方法
GitHubなどを襲った過去最大のDDoS攻撃はリフレクション攻撃だった。しかし、攻撃に使用したサーバーは最大10万台。どうして実現できたのか、その秘密を解き明かす。
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「1年で日本人口の50%超をカバー」、Sigfoxで先行逃げ切り狙うKCCS
IoT向けで低消費電力の遠距離無線通信(LPWA:Low Power Wide Area)の1種である「Sigfox」を日本で展開する京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2018年3月16日、「KCCS IoT Conference 2018」を開催した。