ニュース解説
目次
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日産、2026年までにe-POWER搭載車のコストをエンジン車と同等に
シリーズハイブリッド機構「e-POWER」を搭載したクルマ(e-POWER搭載車)のコストを、2026年までにエンジン車と同等にする――。日産自動車専務執行役員の平井俊弘氏は、同社が開催した電動パワートレーン技術説明会に登壇し、こう明かした。
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旭化成が「買い損」で最終赤字に、乾式セパレーター事業の価値が下落
最終赤字が過去最大の1050億円に──。旭化成が2023年3月期通期の最終損益の予想について大幅な下方修正を発表した。これまで700億円としていた最終黒字の予想から一転、1750億円のマイナスを見込む。原因は、買収価格を正しく見積もれなかったこと。買収した企業の価値が下がり、その減損処理を行った結…
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グループ内卸契約に縛られる東電・中電・JERA、内外無差別はまだ遠い
大手電力の公正な卸電力取引とは
電力市場における公正な競争を実現するカギとされる大手電力の「内外無差別」。大手電力の発電部門が自社小売部門と新電力などの社外取引先を公平に扱うことを求める取り組みは電力・ガス取引監視等委員会が主導し、2020年9月には大手電力全社が“公約”として受け入れた。
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次の一手は韓国企業の買収、高収益事業で「弾」を増やすオリンパス
韓国の有力医療機器メーカーの買収──。世界で通用する医療機器メーカー「グローバル・メドテックカンパニー」に向けてまい進するオリンパスが次の一手を見せた。約7割の世界シェアを握る消化器内視鏡に使う医療器具(以下、処置具)のラインアップを増やし、同社が強みとする低侵襲治療の幅を広げて競争力を高める。こ…
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“テスラ化”に危機感、トヨタ系部品大手がサービス開発を急ぐ理由
トヨタ自動車グループの部品メーカーである東海理化が、ITサービスの開発・販売に注力している。長年車両の鍵を手掛けてきた知見を生かし、スマートフォンで車両を施錠・解錠する「デジタルキー」を開発。デジタルキーを活用したサービスで稼ぐ「コト売り」の事業モデルの構築を模索する。
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新築住宅・太陽光搭載率40%の加州、米で突出のワケ
設置コストは継続的に低下、省エネで設置規模は縮小も
米ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory:LBNL)が今月発表したレポートによると、米カリフォルニア州の新築住宅における太陽光発電の搭載率は、2018~19年に約40%に達した。
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自転車と自動車の出合い頭の衝突を防止、パナソニックなどがB2V対応自転車の実証実験
見通しの悪い交差点で自転車と自動車が衝突する危険が予測されたとき、双方に警告が発せられ、出合い頭の衝突事故を未然に防ぐ。自転車と自動車の間の通信(B2V通信)を用いたそんなシステムの実証実験を実施したのが、パナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)、パナソニックシステムネットワークス開発研究所(P…
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若手社員を孤立させるな、アクセンチュアが取り組む「エモ活動」の中身
新型コロナウイルス下の新常態(ニューノーマル)として広まったテレワーク。通勤時間の削減やワークライフバランスの改善などのメリットがある半面、出社の機会が減り、対面の会話が減るというデメリットも浮き彫りになっている。とりわけ若手社員は社内でのコミュニケーションが不足しがちだ。
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半導体工場向け人材を早期育成、派遣会社が実機使った研修
人材派遣大手のスタッフサービス(東京・千代田)は、半導体製造プロセスを学習できる体験型研修を2023年2月に開始した。半導体分野の知識や経験がない自社の人材が対象で、実際の装置や材料に触れさせることで効率的な学習を図る。国内外で半導体投資が活発化するなか、引き合いの強まる半導体人材を育成する狙いが…
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遅れる電子処方箋システムの導入、厚労省が対応ベンダー公表も残る2つの壁
2023年1月26日、全国で電子処方箋の運用が始まったが、電子処方箋に対応している施設はわずかだ。そこで、厚生労働省は電子処方箋の導入と利用促進するための協議会を設置、2023年2月27日に初会合を開催した。
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米GPP加盟の300超が再エネ100%達成
オンサイト・オフサイトPPAで新規の再エネ投資を創出
事業運営をすべて再生可能エネルギーでまかなうことを推奨する国際イニシアチブとして「RE100」がよく取り上げられる。現在、世界で380社以上の企業が参加し、目標達成を目指し、再エネ導入・利用を拡大している。
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量子誤り訂正に成功したグーグル、次に挑む量子コンピューター実用化の最難関とは
米Google(グーグル)は2023年2月22日(米国時間)、量子ビットのエラーを訂正する「量子誤り訂正」が可能であることを実験で示したと発表した。この先、物理量子ビットの数を1000個まで増やせば、有効な演算ができる水準までエラー率を下げられる見込みだとする。
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マツダ「CX-60」、4つの対策でボディー骨格に1.5GPa級冷間プレス材
マツダの中型SUV(多目的スポーツ車)の新型「CX-60」は、高張力鋼板の熱間プレス材(ホットスタンプ材)と冷間プレス材を、ボディー骨格部品に「適材適所」で使い、全方位(前面・側面・後面)の衝突安全に対応した。加工が難しい引っ張り強さが1.5GPa級冷間プレス材の適用については、4つの対策によって…
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ChatGPTでロボット制御も、製造現場に生成AI
生成AI(人工知能)を活用し、人に指示するように直感的にロボットを制御する。そんな技術の実現に向けた取り組みが盛んになってきた。プログラミングの知識やロボット技術に詳しくなくても、現場で手軽にロボットを操作できる時代が到来しそうだ。
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マイナンバー法改正法案が閣議決定、マイナ利用促進する6つの柱も残る懸念
政府は2023年3月7日、マイナンバーとマイナンバーカードについて定める「マイナンバー法」の改正法案とその関連法案を閣議決定した。マイナンバーカードの健康保険証利用の推進のほか、マイナンバーを使った情報連携をスムーズにするなど、マイナンバー制度の活用を促進する。
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Netflixがアニメ制作に生成AI、疲弊する現場を救えるか
日本のアニメ産業は3兆円に迫る規模にまで成長したものの、制作現場は人手不足で悲鳴を上げる。そんな状況を打破しようと、生成AI(人工知能)を活用しようという動きが出てきた。分業化が進み、約50年間大きく変わることがなかった日本のアニメ制作現場を一変させる可能性を秘める。
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トラブル乗り越え世界初の民間月着陸達成か、きっかけはAlphabet後援の賞金レース
日本の宇宙ベンチャーispaceは2023年2月28日、日本初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の現状を公表した。月着陸試験機「シリーズ1ランダー」は、同年12月11日に米SpaceX(スペースX)の「ファルコン9」ロケットで打ち上げられ、必要エネルギー最小で月周回軌道に到達…
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浜松市が新システムで「書かない窓口」を開始、手本はあの自治体
浜松市は2023年2月に窓口業務支援の新システムを稼働させ、「書かない窓口」を開始した。7つの区役所を含む市内58カ所で大規模な窓口改革に取り組む。
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園児のバス置き去り事故を防げ、三洋貿易が検知センサーの実証実験
幼稚園や保育園の送迎バスに置き去りにされた園児が、熱中症により亡くなる事故が相次いでいる。それを受け国土交通省は2022年12月、「送迎バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」を策定した。2023年4月から幼稚園や保育園の送迎バスにガイドラインに適合する安全装置の設置が義務化される。こ…
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テスラのマスクCEO「脱化石燃料は見えた」、地表0.2%に再エネ30TW導入で
米Tesla(テスラ)は投資家向け事業説明会「Tesla Investor Day 2023」を開催。同社CEOのElon Musk氏は、再生可能エネルギーが非電力部門を含むエネルギーの大半を供給する「持続可能エネルギー経済(Sustainable Energy Economy)」を2050年まで…
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