ニュース解説
目次
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大リーグの先行く巨人戦、キヤノンがカメラ98台の自由視点映像を3秒で生成
野球界において最先端のテクノロジーを常に先行して採用してきた米MLB(メジャーリーグ)でもまだ導入していない先端の映像技術が、2023年シーズンから日本のプロ野球で使われている。
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豪州で起きた歴史的事件、再エネ100%は系統用蓄電池で実現できる
豪州が目指す脱炭素フロントランナー(第3回)
豪州のおびただしい数の建設・計画中の蓄電池事業から、系統用蓄電池と電力システムの将来を読み解くヒントを探る。これまで再エネは系統が不安定になるという理由で、電源構成の5割までしか導入できないと言われてきた。だが、その常識を蓄電池が覆す。
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浜松市がデータ連携基盤のSaaS活用を開始、自治体初の狙いはどこに
静岡県浜松市は2023年2月、デジタル・スマートシティ構想に基づき、官民共創による地域の課題解決や活性化を進めるためのデータ連携基盤の活用を開始した。行政や民間が持つデータを連携させたサービスやアプリケーションの開発基盤としてISVやSIベンダーに広く公開していく予定だ。
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深夜・休日の無人搬送もできるAMR、導入の成否握る現場の態勢
AMR(Autonomous Mobile Robot:自律走行搬送ロボット)とは、工場・倉庫で部品や製品を積載したり、部品や製品を積載した台車をけん引したりして指定した場所まで自動で移動する「無人搬送車」(Automatic Guided Vehicle:AGV)の一種だ。
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ソニーが「ラズパイ」に出資、230万人の開発者にエッジAI
ソニーグループ傘下の半導体事業会社であるソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)は、「ラズパイ」の通称で知られるボード型コンピューターを手掛ける英Raspberry Piに対して少数持ち分出資を行う。出資額は明らかにしていない。ラズパイユーザーのコミュニティーに向けて、SSSのエッジAI(人…
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コストかけずに電力3割減、ヤマハ発の改善手法「理論値エナジー」の威力
マンネリ化した改善活動から脱却し、着実に成果を上げているヤマハ発動機。同社は「作業の無駄を見つける」のではなく、「価値ある作業以外は全て無駄」という逆転の発想から生み出した同社独自の改善手法「理論値生産」により、高効率な生産を追求している。
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イオンが開業の新ネットスーパー、買い物かごに「お節介」機能を実装の理由
イオンはデジタル技術を生かした新たなネットスーパー事業を、2023年夏に始める。目指すのは「既存ネットサービスの不満解決」をうたった、逆転の発想の買い物体験だ。一般的なレコメンド(推薦)から一歩踏み込み、AI(人工知能)が顧客に代わって買い物かごへ事前に商品を入れて探す手間を省く。
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“高級車”クラウンのHEV専用変速機、「トラックへの展開を検討」
トヨタ自動車が「クラウン」や「レクサスRX」に搭載する、新開発のハイブリッドシステム「デュアルブーストハイブリッドシステム」。変速機には、BluE Nexus(ブルーイーネクサス、愛知県安城市)とアイシン、デンソーが開発した「1モーターハイブリッドトランスミッション」を採用する。ブルーイーネクサス…
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群雄割拠のノーコード国内市場に挑む、Google Cloud「AppSheet」の勝算
「日本ではDXに取り組むエンタープライズからのニーズが高い。ノーコード/ローコード開発支援はGoogle Cloudが注力する大きな領域の1つだ」。Google Cloudのアミット・ザバリー氏は、ノーコード/ローコード開発ツールの立ち位置をこう語る。
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クラウドの統制やランサムウエア対策を重視、J-SOX大改訂でIT部門の対応は?
2009年3月期から適用が始まった「内部統制報告制度(J-SOX)」が15年ぶりに改訂になった。クラウドサービスの導入やランサムウエア(身代金要求型ウイルス)などのサイバーリスクといったIT環境の変化を踏まえ、情報システム関連のIT統制の整備・運用を求めた。IT部門は対応が必要になりそうだ。
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東レがミリングボールの耐摩耗性を大幅向上、イットリウムも不要に
東レは2023年4月12日、積層セラミックコンデンサー(MLCC)や電池向け材料の粉末化に用いるボールミリング(またはメカニカルミリング)用酸化ジルコニウムのボールの耐久性を向上させる量産技術を開発したと発表した。
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3つの単語でどこにでも行ける、スバルの新型「クロストレック」
SUBARU(スバル)は、カー・ナビゲーション・システムで目的地を設定する機能として、3つの単語を使って正確な位置を特定できる新たな方式を採用した。同社の中型SUV(多目的スポーツ車)の新型「クロストレック」に初搭載した。国内の自動車メーカーが同方式を日本仕様車に搭載するのは、今回の新型クロストレ…
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農機の自動運転で数倍の仕事量、収穫ロボで人件費半分へ
農業における労働力不足を補うために、トラクターなど車両系農業機械の自動運転化が進む。既に1人で2台の操縦が可能になった。今後は、遠隔監視で1人が数台の農機を管理できるようになる見込みだ。収穫の現場では、人件費半減を目標に、ロボットを活用する動きが出てきている。
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AIでプラスチックボトルの不具合99%検出、キョーラクが外観検査業務を自動化
プラスチック製品製造のキョーラクが外観検査の自動化を強化する。対象はしょうゆや化粧品の容器として使用されるハクリボトルという製品の生産ラインだ。AIを活用した外観検査システムを導入し、2023年1月に土浦工場で稼働した。同製品は複雑な構造が特徴で、他製品で展開している検査技術の適用が難しかった。
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パナソニックのシェア急落、米国での太陽光設備動向
地域の太陽光施工業者が扱うパネル・PCSのトップは?
米エネルギーセイジ(EnergySage)社の最新レポートによると、2022 年下半期、地域で太陽光発電の販売・施工を展開する主に小中規模の施工会社では、機材に対するブランドロイヤリティが増したと発表した。
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AMDが動画トランスコード処理ボード、Xilinx後継品だがFPGA搭載せず
米AMD(Advanced Micro Devices)は、動画トランスコード処理ボードの新製品「Alveo MA35D」を発表した。同社が買収する前の米Xilinx(ザイリンクス)が発売した同処理用FPGA(Field Programmable Gate Array)ボード「Alveo U30」…
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Intelも25年にGAA、1.8nm世代プロセスで造るXeon SPで
米Intel(インテル)は、データセンター/サーバー向けマイクロプロセッサー(MPU)「Xeon Scalable Processor」の最新ロードマップを公開し、開発コード名が「Clearwater Forest」のMPUを初めて紹介した。このMPUはGAA(Gate All Around)トラ…
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AIや5Gで農業の収量倍増、スタートアップの技術も活用
農作物の育成から出荷までをデータにして可視化し、収量の向上やサプライチェーン(供給網)の効率化を図る取り組みが盛んになっている。生産を安定させることで、農業の収益性を高めるのが狙いだ。実証段階ながら収量が従来の約2倍になる成果も出てきた。
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米バージニア州の空港、100MWの太陽光に500MWの蓄電池を併設
ガス火力も廃止し、2050年までに100%カーボンフリー電力へ
日本では、成田国際空港で180MWものメガソーラー(大規模太陽光発電所)を導入する計画が公表され、話題になっている。米国でも、連系出力100MWのメガソーラーに500MWものエネルギー貯蔵設備を併設する「大規模ソーラー・プラス・エネルギー貯蔵プロジェクト」が、バージニア州で現在開発されている。
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トヨタが2026年に航続距離2倍の次世代EV、それでも収益の柱はHEV
トヨタ自動車が2026年に投入する次世代電気自動車(EV)の輪郭が見えてきた。EV専用プラットフォーム(PF)を刷新し、航続距離を2倍に延長するという。生産のやり方も大幅に変える。実現に向けて、次世代EVの開発・生産・事業を担当する専任組織を新設する。低空飛行を続ける同社のEV「bZ4X」の教訓を…