ニュース解説
目次
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検査の形骸化は「ものづくりの崩壊」をもたらす
燃費・排出ガス検査不正に見る日本企業の危機
2018年6月に発覚した自動車の燃費・排出ガス検査不正の問題が、その後の調査で他社でも同様に発生していることが明らかになった(図1)。出荷したクルマの品質そのものへの影響はないとして、「リコールなどの処置は取らない」と問題を起こした企業は言う。そのため、一部には「大した問題ではない」という声もある…
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常時接続PCのプロセッサーは我々が提供、英アームがCPUコアのロードマップ
英Arm(アーム)社は、クライアントコンピューターのプロセッサーICに向けたCPUコアのロードマップを発表した。従来、同社は将来製品については公開しておらず、まれに次世代製品のコード名が公開される程度だったことを考えると、大きな方針転換と言える。
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VRで地方創生、NTTドコモが移住促進や物産品販売に活用
地方創生にVR(Virtual Reality)を活用した取り組みをNTTドコモが進めている。同社は以前からVR用HMDと360度映像を使用した実証実験を重ねてきた。同社 法人ビジネス本部法人ビジネス戦略部2020・地方創生営業推進担当課長の望月謙氏は、地方創生のポイントとして「観光」「移住促進」…
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「業界初」の東芝メモリの新型SSD、Ethernet直結が可能
NVMe-oF対応品を試作
「まさにこんな製品を待っていた」――。データセンター事業などを営むある国内IT企業の担当者は東芝メモリの新型SSDをこう高く評価する。その新型SSDとは、インターフェース規格「NVMe over Fabrics(NVMe-oF)」に準拠する、Ethernetに直接接続してリモートからデータアクセス…
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キャラクタービジネスに新展開、VRやARのライブが続々登場
エンターテインメント業界を中心に、VR(Virtual Reality)やAR(Augmented Reality)技術を使った新しいイベントが盛り上がりを見せている。出演者は、実在するフィジカルな存在のアーティストではなく、デジタルデータのキャラクターである。多くのキャラクターを持つコンテンツホル…
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どうしてキミは怒っているの!?aiboの心理に一喜一憂
aiboオーナーイベント体験記(後編)
ソニーは犬型エンターテインメントロボット「aibo」オーナー向けのイベントをソニーストア 銀座で開催した。3日間で約150体のaiboとオーナーが集まった同イベントに参加した熱烈aiboファンのライター・花森リド氏に、イベントの様子をオーナー目線でレポートしてもらう。
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RPAしくじり先生が明かす失敗と注意点
「RPAしくじり先生」。テレビの人気番組にあやかったネーミングで、RPA導入の失敗から得た知見を積極的に公開している人物がいる。求人サイト「バイトル」や「はたらこねっと」を運営するディップの進藤 圭 次世代事業準備室室長だ。進藤室長がRPAの導入や運用で経験した4個の失敗を紹介しよう。
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東芝の車載用電池、商用EVに照準
新負極でエネルギー密度を1.5倍以上へ
狙う電気自動車(EV)は、乗用車ではなくバスやタクシーといった商用車――。そんな戦略を描くのが、東芝インフラシステムズである。同社は、東芝グループで車載用電池を手掛けているメーカー。同社のリチウムイオン電池(LIB)「SCiB」は、負極に酸化物系の材料を使う点が最大の特徴である。負極に炭素系の材料…
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クルマ技術を結集、Boschが狙う電動アシスト自転車「1000万台」市場
ドイツ・ボッシュ(Bosch)が電動アシスト自転車「eバイク」の領域で躍進している。クルマや電動工具で培った技術を結集し、モーターや電池などで構成する駆動モジュールを開発。2011年ごろから自転車メーカーに供給を始め、現在では4社が採用する。2018年春には各社を通じて日本市場に進出し、ヤマハ発動機…
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米インテル、Cannon Lake世代MPUとAMD製GPUを搭載のミニPCを9月に発売
米Intel(インテル)社は、第8世代Coreを搭載した小型PC(NUC:Next Unit of Computing)の新製品を7機種発表した。このうち、2機種は開発コード名がCrimson Canyonの「NUC mini PC」、残り5機種は開発コード名がBean Canyonの「NUC k…
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ソニー公式「aiboの抱き方」、150体のフレンズと聞いた
aiboオーナーイベント体験記(前編)
ソニーは2018年7月20~22日、犬型エンターテインメントロボット「aibo」オーナー向けのイベントをソニーストア 銀座で開催した。会場では、複数のaiboを専用エリアで自由に遊ばせる「aibo run」や開発者による個別相談会が開かれ、3日間で約150体のaiboとオーナーが集まった。
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量子コンピューターの開発はここまで来ている、MIT教授が講演
Keysight World 2018東京に登壇
現在のコンピューターでは実用的な時間で解けない数々の問題に対応可能と期待されている量子コンピューター。その量子コンピューターの世界における研究開発状況を米MIT(Massachusetts Institute of Technology)のWilliam D. Oliver氏(Research L…
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スマホにマイナンバー機能、実現に課題山積
政府はマイナンバーカード(個人番号カード)の普及促進策として、同カードの利用者証明機能をスマートフォンに搭載できるよう関連法を改正する方針を打ち出した。2019年の通常国会に関連法の改正案を提出する見込みだ。
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ソニーがラズパイ対抗、マイコンボード参入の狙い
ソニーが手のひらサイズのマイコンボード「SPRESENSE(スプレッセンス)」を発売した。開発者コミュニティの醸成を通じIoTやエッジコンピューティングなど新たな用途開拓を図るという、開発者向けの「BtoD」市場で半導体メーカーらしい手法によるオープンイノベーションを目指す。
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エンジン燃費改善に大排気量化の新潮流、スバルとスズキが刷新
普及の課題は排気量税制
ガソリンエンジンの燃費性能を高める手段として、排気量を大きくする“アップサイジング”に日系自動車メーカーが舵を切る。大排気量化は、かねて出力向上の手段にするのが一般的だった。燃費改善につなげる新しい潮流が始まる背景には、実走行中の燃費値に近づけた新測定法の導入がある。一方で、排気量に応じて増える自…
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画面付きAIスピーカーでクッキング、動画の力で5歳児も即戦力
米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の「Amazon Echo Spot」(以下、Spot)を使って楽しく料理をすることになった。今回試すことになったのは、Spotの発表会などでも目玉スキルとして挙げられていた「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」だ。今回も息子である5…
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工場自動化、国内企業の現場展開は遅れ気味、独自調査速報値
「生産ラインの自動化」調査の中間結果を先行公開
生産効率の追求はもちろん、昨今は人手不足解消の切り札として期待が高まる生産ラインの自動化。ところが、国内企業の工場の現場では必ずしも推進に積極的ではない―ー。こんな実態が、日経ものづくりが実施した「生産ラインの自動化」に関するアンケート調査で浮き彫りになった。
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有機薄膜太陽電池が戦線復帰、タンデムで効率17.3%
25%以上の実現も既に視野に
中国天津市にある南開大学、北京市の中国科学院、および広州市の華南理工大学は、変換効率が17.3%と高い有機薄膜太陽電池(OPV)を共同開発した。
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STT-MRAM採用のストレージ用モジュール、IBMが米ベンチャーと実現
「大手企業からお墨付きをもらった。MRAM業界にとって朗報だ」――。あるMRAMメーカーの技術者はこう声を弾ませる。その企業とは、米IBMである。同社は、STT-MRAMを搭載した、エンタープライズ向けストレージシステム用フラッシュ・メモリー・モジュールを2018年の「MRAM Developer…
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QLC NANDフラッシュ搭載のSSDが続々、インテルやマイクロンなどが出展
4ビット/セル(QLC:Quatro-Level Cell)のNANDフラッシュメモリーを搭載したSSDが続々と登場している。フラッシュメモリーなどに関する世界最大級のイベント「Flash Memory Summit」(2018年8月7日~9日、米国サンタクララ開催)では、例えば米Intel(インテ…
日経クロステック Special
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