ニュース解説
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東風ホンダの新工場が完成、電動車両の生産に対応
ホンダの中国合弁会社である東風本田汽車(東風ホンダ)は2019年4月12日(現地時間)、武漢市で建設中の新工場が完成したと発表した。同年4月内に生産を開始する。
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ストラタシス・ジャパン、3Dプリンター2機種
デスクトップタイプと日本市場向けに材料を絞った大型タイプ
トラタシス・ジャパン(本社東京)は、熱溶解積層法(FDM)の工業用3Dプリンター2機種を発売した。デスクトップタイプの「Stratasys F120」と、日本でニーズの多い3種類の樹脂に対応した「F900SE」の2機種。前者はオフィスや教育施設など、後者は大規模生産を必要とする現場での使用を想定して…
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ロームがSiC MOSFET内蔵AC-DC、400V入力機器で13部品が不要に
ロームは、1700V耐圧のSiC MOSFETを内蔵したAC-DCコンバーターを開発した。大電力を扱う汎用インバーターやACサーボ、産業用エアコン、街灯などの産業機器への搭載を狙う。
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セルフレジだけでは不十分、コンビニ24時間営業維持に不可欠なあの技術
コンビニエンスストア各社が人手不足を背景に、ビジネスモデルの見直しを迫られている。コンビニの躍進を支えた24時間営業について、一部のフランチャイズ(FC)加盟店オーナーから不満の声が上がっているためだ。各社はITを駆使した「デジタル変革」に活路を見出す。
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国内初承認の「AI診断支援ソフト」ができるまで
サイバネットシステムが手探りで一番乗り
大腸の内視鏡画像をAI(人工知能)で解析し、腫瘍かどうかをパーセンテージで医師に提示する大腸内視鏡診断支援ソフトウエア「EndoBRAIN(エンドブレイン)」を、オリンパスが2019年3月8日に国内で発売した。
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MaaS車両の信頼性を評価、部品メーカー支える施設が伊勢に
UL Japanが「信頼性試験ラボ」を開設
クルマの電子・電動化が進む中で、車両システムの信頼性評価が自動車メーカーや部品メーカーの喫緊の課題になってきた。評価する部品は多岐にわたり、試験項目も多い。メーカー社内では、専門知識を持つ評価人材が不足しているという。解決策の1つが、外部の評価機関に委託することである。
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コインハイブ無罪判決で検察側が控訴、ウイルスの法解釈が争点に
Webサイト閲覧者が使うパソコンの処理能力を利用して仮想通貨のマイニング(採掘)をする「Coinhive(コインハイブ)」を設置したサイト運営者の男性に横浜地方裁判所が無罪を言い渡した判決について、検察側が2019年4月10日に控訴した。
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車両運行管理で市場広まる中国のADAS/DSM技術
中国・深セン市で2019年4月9日から開催した中国最大規模の電子・情報技術展示会「China Information Technology Expo(CITE)2019」。その車載エレクトロニクス関連ブースでは、中国で実用化が進むADAS(Advanced Driver Assistance Sy…
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女王陛下御用達高級旅行用ケース、CFRPとポリウレタンの積層で軽くて強いを両立
東レ子会社が英グローブ・トロッターの新材料の量産技術を開発
英グローブ・トロッター(Globe Trotter)は、炭素繊維強化樹脂(CFRP)を使った新素材「AERO Carbon」をシェル材に採用した旅行用ケース「エアロ」シリーズを発売する。製品化に当たっては東レ・カーボンマジック(本社滋賀県米原市)が技術協力した。
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日立が虎の子の研究所を大開放、R&Dも「脱自前」に舵切る理由
日立製作所が80年近くの歴史を持つ中央研究所の門戸を開いた。2019年4月11日、中央研究所内にオープンイノベーションを加速する拠点「協創の森」を開設した。同拠点を中心に研究開発の「脱自前」を急ぎ、IoT基盤「Lumada(ルマーダ)」などを活用し、新たな商品やサービスを生み出す狙いだ。
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ミスミグループ本社、インドネシアで倉庫を移転・拡張
在庫を倍増、半日での出荷を可能に
ミスミグループ本社は、インドネシアの倉庫を移転・拡張するとともに営業拠点を統合し、本格稼働を開始した。新拠点の敷地面積は従来の4倍で、2019年度末までに在庫点数を5万点に倍増させる。最短で半日での出荷を実現し、顧客の調達リードタイムを縮める。
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NTTドコモ、中小製造業向けIoTサービスを25万円から
後付けセンサーで製造機械の稼働状況を可視化
NTTドコモ(以下、ドコモ)は中小製造業向けに、生産ラインの稼働状況をリアルタイムに可視化・分析するサービス「docomo IoT製造ライン分析」の提供を開始した。加速度センサーで製造機械の振動を計測し、稼働データを可視化するとともに、クラウド上のシステムで分析。その結果に基づいて改善案を策定し、…
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現役CIOが無料コンサル、まずは関西企業にノウハウ指南
現役のCIO(最高情報責任者)などから無料でITコンサルティングを受けられる――。こんなサービスが登場した。サービスの提供主体はNPO法人の「CIO Lounge」。2019年4月から本格的に活動を開始した。
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ヤマハ発動機、3輪車で目指した4輪車の“乗り味”
LMW機構を採用した新型車を発売
ヤマハ発動機は、「リーニング・マルチ・ホイール(LMW)機構」を採用した新型3輪車を開発し、2019年3月から受注生産を始めた。名称は「NIKEN(ナイケン)」。排気量は845ccで、前2輪後ろ1輪の後輪駆動車である。同社の大型2輪車「MT09」をベースに前輪部分を改造した。従来のLMW機構に比べ…
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5G周波数の割り当てついに決定、エリアは急拡大も課題は端末
総務省は2019年4月10日、NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルの4社に5Gの周波数を割り当てると発表した。商用サービスの開始は2020年春を予定する。エリアの展開は急ピッチで進む見通しだが、5G対応端末の普及が大きな課題となりそうだ。
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脱Oracle DBに「新兵器」、インサイトテクノロジーがSQL変換支援ツール
Oracle DBから他のDBへの乗り換えを考えているユーザーにとって、“新兵器”とでも呼ぶべき移行支援ツールが現れた。2019年4月10日にインサイトテクノロジーが提供開始した「Insight Database Testing」がそれだ。
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共通ポイント4陣営の戦いは「ためる」から「増やす」へ、第2ラウンド号砲
商品やサービスの購入でためたポイントで投資ができるサービスが出そろった。SBI証券子会社は2019年4月10日、カルチュア・コンビニエンス・クラブの共通ポイント「Tポイント」で株式を買えるサービスを始めた。ポイントを資産運用に生かせるようになり、共通ポイント4陣営の戦いは第2ラウンドに入った。
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産業機器内のPCを1台にまとめる、PFUが仮想化ソフトをカスタマイズして
第8回IoT/M2M展【春】に出展
PFUは、同社の産業用PC/組み込みコンピューター「ARシリーズ」のユーザーに向けて、ハイパーバイザーソフトウエア「組込み仮想化ソフトウェア」を提供する。「標準品の売り切り」というスタイルではなく、顧客のシステムやアプリケーションに最適な形にカスタマイズしてから提供するスタイルを採る。同社は新製品…
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56コアのXeonが登場、米インテルが見せたデータセントリックへの本気度
米インテル(Intel、以下Intel)は米サンフランシスコで2019年4月2日に開催したプライベートイベント「Intel Data-Centric Innovation Day」において、56コア集積のサーバー向けマイクロプロセッサー「Xeon」など、7種類の新製品を一気に発表した。日本法人のイ…
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炎症性腸疾患の患者が自身のデータを入力するプラットフォームが日本に登場
患者間のコミュニケーションや新薬開発に貢献へ
患者向けのデータプラットフォーム「Activaid」を開発するベンチャー企業のActivaid(東京・新宿、長谷部靖明代表取締役)は、炎症性腸疾患の患者を対象にしたベータ版をリリースし、2019年4月1日までにユーザー数が160人に達した。