ニュース解説
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Oracle Cloudが「8年遅れ」で日本上陸、ライバルAWSに勝てるか
米Oracleのクラウド「Oracle Cloud」がようやく日本にデータセンターを構えた。クラウドで最大のライバルであるAWS(Amazon Web Services)の日本上陸に遅れること8年。もはや数周回遅れともいえるタイミングでの日本市場への参入だ。AWSやMicrosoft Azureに…
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トヨタ、北米におけるSUVの生産体制を強化
「レクサスNX」を2022年からカナダで生産
トヨタ自動車は2019年4月30日、レクサス(Lexus)ブランドの小型SUV(多目的スポーツ車)「NX」の海外生産を2022年初めに開始すると発表した。
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ヤマハ発が狙う「MaaS」の金脈、4輪車が原動力
FCVで稼働率を高める
2輪車を主軸にするヤマハ発動機が、次世代の移動サービス「MaaS(Mobility as a Service)」を手掛けようと動いている。グループ会社で生産する4輪ゴルフカートをベースに、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)を開発。高齢化が進む地方都市での“足”として、試験運用を進める。Maa…
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日立が「デジタルの耳」開発、老朽化進む地中埋設インフラに商機
日立製作所は地中に埋まっている水道管の漏水を振動センサーで検知する「デジタルの耳」を開発した。老朽化する地中埋設インフラの増加を商機と捉え、保守事業で2025年に1000億円規模の売り上げを目指す。
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ISO26262に沿ってソフトエラーを扱える、米シノプシスがテスト設計ソフトを一新
米シノプシス(Synopsys)は、ICのテスト設計用ツール(ソフトウエア)を一新した。製品ファミリー名を「TestMAX」とする。TestMAXが頭に付く、全部で13製品を用意した。
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米インテルがモバイル向けで初の第9世代Core、6製品を発表
デスクトップ向けは34製品に
米インテル(Intel)は、モバイル向けMPUの新製品として第9世代Coreプロセッサー6製品を発表した。モバイル向けの第9世代Coreは今回が初めてである。
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3Dのサービス文書を自動生成、扱うデータの容量を8倍に
ラティス・テクノロジー、XVLベースの3DモデルWeb配信ツール
ラティス・テクノロジー(本社東京)は、XVLデータから3Dサービスドキュメントや3D組立図を作成し、スマートフォンやタブレット端末などのWebブラウザーから閲覧できるようにするツール「XVL Web3D Manager」の新版「同Ver.3.2」を2019年5月7日から提供する。20Gバイトの3D…
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バウムクーヘンの「誤差」を「遊び」で吸収するロボットハンド
福田屋製菓が自社製バウムクーヘンの製造ラインを自動化したのは2009年。ほぼ10年後に当たる2018年11月、製造ラインで使用しているロボットハンドをニッタの「SOFTmatics」に換えた。ウレタン樹脂製のグリップで、一定の大きさの軟らかいワークをつぶさないようにつかめるロボットハンドだ。
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[独自記事]日産の新2.5Lエンジン、“世界初”の樹脂吸気ポート トヨタに善戦
日産自動車は、直列4気筒で排気量2.5Lの新型自然吸気ガソリンエンジンに、樹脂製の吸気ポートを採用した。「世界初」(同社)と言え、異常燃焼(ノッキング)を抑えて出力を高められる。トヨタ自動車の2.5Lエンジンに匹敵する性能にした。
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[独自記事]客室乗務員2000人がデジタル武装、ANAの新型機A380に注目
全日本空輸(ANA)の客室乗務員部門が大規模なデジタルトランスフォーメーション(DX)に臨む。日経 xTECHの取材で狙いと全貌が明らかになった。第1弾の舞台は、2019年5月24日に成田-ホノルル線で営業運航を始める欧州エアバスの超大型機「A380」だ。
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駅の券売機で現金引き出し、東急電鉄が新サービスで狙う意外な「効果」
東京急行電鉄は2019年5月8日、世田谷線・こどもの国線を除く85駅319台の自動券売機で銀行預貯金を引き出せる新サービス「キャッシュアウト」を始める。狙いは交通系ICカードの普及によって利用頻度が落ちた券売機の有効活用だ。
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さらに2.4ポイント下落した半導体世界売上高、一方で回復の兆しも
米SIA(Semiconductor Industry Association)の発表によると、2019年3月の半導体の世界売上高は322億8000万米ドル(約3兆,5900億円)であり(3カ月の移動平均、以下同)、前年同月比で13.0%減少した。前年同月比がマイナスになったのは、3カ月連続である…
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プライバシー重視を強調するフェイスブック、VR用HMDの発表に沸く
「F8」の基調講演から
米フェイスブック(Facebook)の開発者会議「F8」(2019年4月30日から5月1日、米国サンノゼ)が開幕した。初日の基調講演には、同社CEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏をはじめ、各事業部門のキーパーソンが登壇し、SNSの「Facebook」や対話アプリ「Mes…
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巨大ロボットアームで燃料取り出し、三菱重工など廃炉技術公開
原子炉内で溶けた燃料デブリを取り出すロボットアームが公開された。2000kgの先端負荷に耐える。三菱重工業と国際廃炉研究機構(IRID)が福島第一原子力発電所の廃炉に向けて研究開発を進めている。
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日立・富士通・NECの18年度通期決算、明暗くっきり
令和の開始を5日後に控える2019年4月26日、富士通とNEC、日立製作所の国産IT大手3社がそろって2019年3月期の連結決算(国際会計基準)を公表した。全社の業績で見ると日立が増収増益、NECは増収減益、富士通は減収減益と色が分かれた。
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20年3月期は設備投資と研究開発に過去最高額、京セラの事業戦略
京セラは2019年4月26日、同年3月期連結決算および今後の事業戦略に関する説明会を開催した。2020年3月期は設備投資と研究開発に計2000億円を充て、事業拡大および生産性改善を加速させる。
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セコム・AGC・ドコモ・DeNAがAI搭載の「バーチャル警備員」開発
セコムはAGCやディー・エヌ・エー(DeNA)、NTTドコモと共同で、AI(人工知能)搭載の等身大バーチャルキャラクターが警備や受付業務をするセキュリティーシステム「バーチャル警備システム」の試作機を開発、2019年4月25日に発表した。
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JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」、人工クレーターの生成に成功
「少なくとも直径10m以上の領域だと思う」――。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」プロジェクトのプロジェクトマネージャを務める津田雄一氏は2019年4月25日、このように発言し、小惑星「リュウグウ」に想定以上に大きな人工クレーターを生成できたことを明らかにした。小惑星に人…
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クルマ向けの先端無線技術をドイツから日本へ、ローデ・シュワルツが宣言
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2019年4月25日に都内の本社で報道機関向け説明会を開き、日本におけるクルマ向け事業の取り組みについて語った。同社の関野敏正氏(Test & Measurement マーケティング・コミュニケーション 統括部長)らが登壇した。
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矢野経済、金属粉末射出成形MIMの市場は135億円
医療機器・自動車向け需要がけん引、10%近い成長率で2025年には266億円に
矢野経済研究所(本社東京)は、金属部品の製造手法の一種である金属粉末射出成形(Metal Injection Molding:MIM)の国内市場を調査し、市場規模と今後の予測、関連企業の動向と将来展望をまとめた。2025年の国内市場は265億8200万円で、2015年度から2025年度までの年平均…