ニュース解説
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ASIL-B/C対応の2コアDSC、米マイクロチップがメモリー増強製品を追加
米マイクロチップ(Microchip Technology)は、DSC(Digital Signal Controller)の「dsPIC33C」において、メモリー容量を増やした製品などを加えて、製品バリエーションを広げた。DSCはタイミングにクリティカルなアプリケーションなどに向けてDSP性能を…
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「モーターの選定はご自由に」、ヤマハ発動機が単軸ロボットで新展開
ヤマハ発動機は、直動案内機構とボールねじから成る製品群「Robonity series(ロボニティシリーズ)」を2019年5月7日に国内で発売する。市販のモーターを組み合わせることで、単軸ロボットとして機能する。同社はこれまでモーターも含めた単軸ロボットとして提供してきたが、ユーザー側で「使い慣れた…
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トヨタとスズキの協業が前進、HEVや小型車など連携強化
トヨタ自動車とスズキは2019年3月20日、新たな協業について具体的な検討に入ると発表した。トヨタのハイブリッドシステム「THS」を、スズキにグローバルで供給するのが最大のポイントである。
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ゾゾスーツの失敗判断は早かった、「裸の寸法推定」に巨大なビジネスチャンス
第3回 J-TECH STARTUP SUMMITから
第3回 J-TECH STARTUP SUMMIT レポート (日本橋高島屋三井ビルディング内)は議論に花が咲いた。
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VWグループ、今後10年で電動モデルを70車種、2200万台まで拡大
年次メディアカンファレンスで“eモビリティーの第2の変革期”を強調
ドイツ・フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は2019年3月13日、年次メディアカンファレンスを開催し、2018年の業績と今後の計画を発表した。2018年は各ブランドと金融サービスの両方で堅実な業績を上げ、グループ全体では前年比0.9%増の1080万台を販売し、総売上高は…
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IDEC、プッシュイン式製品の展開で独ワイドミュラーと提携
スイッチやリレー1万8000品目にプッシュイン式を採用
IDECは、プッシュイン接続方式(以下、プッシュイン式)の端子台を製造するドイツのワイドミュラーとパートナーシップ契約を締結し、日本での独占販売権を取得した。これに基づきIDECは、ワイドミュラーの端子台「Klippon」シリーズを販売するのに加え、プッシュイン式の操作スイッチやプログラマブルコン…
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アデランスとSpiber、構造タンパク質を使った人工毛髪の開発を開始
脱・石油素材の「人毛でも化学繊維毛でもない選択肢」を実現へ
アデランス(本社東京)とSpiber(本社山形県鶴岡市)は、構造タンパク質を活用した毛髪素材の共同開発を開始した。Spiberの構造タンパク質に関する技術と、アデランスが蓄積してきた人工毛髪の開発力を組み合わせて、石油由来の材料を使わない新たな毛髪素材を開発する。2021年の製品化を目指す。
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マイナンバー活用促進からITコスト削減まで、デジタル手続法案の全貌
政府は2019年3月15日、「デジタル手続法案(行政手続オンライン化法改正案)」を閣議決定した。法律で国の行政機関に対して行政手続きを原則インターネットで受け付けるよう義務化し、自治体には努力義務を課す。
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1回の採血でがんと脳卒中、心筋梗塞の発症リスクを評価
味の素が2019年4月に提供開始
血液中のアミノ酸濃度の分布を分析することで、10年以内に脳卒中や心筋梗塞を発症するリスクを評価できる――。食品大手の味の素は、そんなスクリーニング検査を2019年4月に提供開始する。がんと脳卒中、心筋梗塞の全てを評価できる「国内初の検査」(味の素の福士博司氏)である。
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グーグル、クラウド型でゲーム市場の覇権を狙う、新サービスを2019年開始
「GDC 2019」の基調講演には大行列
米グーグル(Google)は、世界最大級のゲーム開発者会議「GDC 2019」の基調講演に登壇し、同社の今後のゲーム事業について話した。この講演に対する参加者の注目度は高く、聴講しようというGDC参加者が列をなした。その列は、会場がある建物の外にまでのびていた。そのため、多くの聴講希望者が場内に入…
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いよいよ800万画素へ、ソニーが車載CMOSセンサーを20年量産
ソニーは、800万画素クラスの車載用CMOSイメージセンサーの量産を2020年に開始する。前方監視向けのカメラに搭載し、自動ブレーキや自動運転などを実現する用途で使う。他社を含めた現行品は200万画素クラスで、多画素化によって物体認識の精度や範囲を拡大する
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トヨタが大手町ビルにAI拠点を立ち上げた理由
トヨタは今、東京でディープラーニング(深層学習)の技術者をはじめとするIT人材の採用を加速させている。同社がE資格合格者の会に協賛したのも、AI人材コミュニティーの間で知名度を高め、採用につなげる活動の一環だ。
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「プレステ」の力で復活したロボット玩具「toio」、何が変わった?開発者に聞いた
2019年3月20日、約1年の“沈黙”を経てついにロボット玩具「toio」が正式発売の日を迎えた。2018年1月に先行予約分だけを出荷した上で、量産対応を理由に発売延期。その後、開発チームはグループ会社のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に移籍していた。
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初のたたき上げ、マキシム・ジャパン新社長に攻めどころを聞く
マキシム・ジャパン新社長の林孝浩氏に話を聞いた。同氏は2018年12月に社内から昇格して代表取締役社長に就任した。同社の社歴が長い、いわゆるたたき上げの社長は、林氏が初めてである。
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8Kが早くも満開、中国上海の家電展示会
有機ELテレビ、着実に拡大
中国の家電や民生機器の展示会「AWE」(Appliance & electronics World Expo、中国家電及消費電子博覧会)が2019年3月14~17日、中国・上海で開催された。会場では「スマートテレビ」「スマートホーム」「スマートキッチン」などの言葉があふれ、製造面で成長してきた中国…
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はやぶさ2、4月5日にクレーター生成実験実施へ
2月に実証したピンポイント着陸技術で小惑星内部サンプル採取を目指す
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)は、現在小惑星「リュウグウ」の観測を続けている小惑星探査機「はやぶさ2」で、2019年4月5日に人工クレーター生成実験を実施すると発表した。同探査機搭載の「SCI」(Small Carry-on Impactor)という装置を使い、質量約2…
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MaaS時代の車載ゲートウエーに向けたチップセット、NXPが発表
オランダNXP Semiconductorsは、車載ゲートウエーに向けたチップセット「MPC-LS」を発表した。MaaS時代を見据えた製品で、これを使えば、既存のCANとこれから普及するEthernetが混在した車載ネットワークを容易に構築できるといったメリットを得られるという。
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トヨタの決断、自動運転ソフトの性能検証をNVIDIAに委ねる
提携を拡大し、開発の“下流”まで共同で
「トヨタ自動車との提携を拡大し、自動運転開発の上流から下流まで幅広い領域でパートナーシップを組む」――。米エヌビディア(NVIDIA)CEO(最高経営責任者)のジェンスン・フアン(Jensen Huang)氏は2019年3月18日(米国時間)、自動運転開発においてトヨタグループとの関係を深めること…
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3Dプリンターで作る4疾患の心臓モデル、超軟質素材で質感追求
小児心疾患の術前シミュレーションに活用
クロスエフェクト(京都府京都市)は、先天性小児心疾患の特徴を模擬した心臓モデルを2019年5月から販売すると発表した。まずは限定1000個のモデルを税別5万2500円で提供する予定で、同年3月15日から予約を受け付けている。
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5Gが変える搭乗ゲートと整備の仕事、JALが急ぐデジタル化
日本航空(JAL)とKDDI、KDDI研究所の3社は2019年3月18日、第5世代移動通信システム(5G)を空港業務に活用する実証実験の様子を報道関係者に公開した。