ニュース解説
目次
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東芝がAI処理専用回路を開発、車載向け画像認識プロセッサー「Visconti」に集積へ
東芝デバイス&ストレージは、DNN(Deep Neural Network)処理専用回路(DNN IPコア)を開発した。ADASや自動運転などに向けた画像認識処理に最適なIPコアだという。
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みずほが7回目のシステム移行を完了、残すところあと2回
みずほフィナンシャルグループ(FG)が新たな勘定系システムへの移行作業の7回目を終えた。2019年1月15日に102店舗の口座データを新システムに移した。午前10時の段階で目立ったトラブルは起こっていない。
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「恐竜になるな」と顧客、デジタル化に本気の日揮
あらゆる企業がデジタル変革を推進している。BtoB企業も例外ではなく、石油やガスなどのプラント建設を手がける日揮もその1社だ。同社がデジタル化にかじを切ったきっかけは、顧客からの強烈な激励の言葉だった。
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有機EL技術をタンデム構造でリードするLG、フレキシブル量産技術開発に本気の中国勢
アジア最大級のディスプレー国際会議「IDW'18」、有機EL専門技術者が総括
アジア最大級のディスプレー国際会議「IDW」が、2018年12月12日から3日間、名古屋国際会議場で開催された。本稿ではまず、筆者が聴講した有機EL関連のセッションの中から興味を持った発表について紹介する。
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「移動データ」を活用、旅行テックの“雄”を目指すタビナカ
海外旅行を手軽に楽しくする――。現地でのツアーやレジャーの予約サイトを手掛けるタビナカ(東京・渋谷)が好調だ。2014年の創業から5年間で利用者数はうなぎ上り。2018年夏には約4億円を調達し、海外現地法人の整備やアプリケーション(アプリ)の開発などに投じる。蓄積した移動データを活用し、MaaS(…
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独アウディのIVIに採用、韓国サムスン初の車載アプリケーションプロセッサーSoC
韓国Samsung Electronics(サムスン)社は、これまでスマートフォン向けに提供したアプリケーションプロセッサーSoC「Exynos」を、車載向けにも展開する。その第1弾製品として「Exynos Auto V9」を発表した。
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1.4G~4.8GHzで効率40%超のアンプ技術、三菱が開発
三菱電機 情報技術総合研究所は、1.4G~4.8GHzの全帯域を高効率に増幅できるパワーアンプ技術を開発した。5G(第5世代移動通信システム)など、既存技術では効率が低下しやすいシステムでも40%を超える効率が得られる。4Gや3Gにも対応した無線通信回路を1つのパワーアンプでカバーできるようになる…
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日本政府が警告、サイバー攻撃集団APT10の正体
外務省や内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)などの政府機関が、中国が関与するとみられるサイバー攻撃グループ「APT10」について注意を呼びかけている。政府が特定のサイバー攻撃グループについて言及するのは極めて異例だ。APT10とは何者なのか。
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2018年に最も売れたクルマは2年連続で「N-BOX」
登録車では「ノート」が統計を始めてから初の首位
2018年に日本で最も売れたクルマは、ホンダの軽自動車「N-BOX」だった。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2019年1月10日に発表した2018年通期(1~12月)の車名別新車販売台数によると、ホンダの軽自動車「N-BOX」が2年連続で首位となった。
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航続距離はWLTCで458kmへ、日産が高性能版のEV「リーフ e+」を発表
日産自動車は2019年1月9日、リチウムイオン電池の容量を55%、モーターの最高出力を45%、同最大トルクを6%高めた高性能版の電気自動車(EV)「リーフ e+」を発表した。電池容量は62kWh(現行の「リーフ」は最大40kWh)。1充電当たりの航続距離は458km(WLTC)と現行リーフの322…
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4K8K本放送開始で関連機器の注目度がアップ、富士ソフトに聞く
組込みシステム技術協会(JASA)が毎年11月にパシフィコ横浜で開く、組み込み技術の展示会「Embedded Technology」。2018年はIoTの中でも組み込みの活躍場であるエッジテクノロジーに焦点を合わせて11月14日~16日に開催された。今回、同展示会にブースを構えた富士ソフトに話を聞…
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割れ目を広げるとゆっくり戻る「はじめから割れている壺」
三井化学・コクヨ、常温で柔らかくなる「形状記憶シート」で製作
三井化学は、三井化学東セロ(本社東京)の新素材「形状記憶シート」を用いて、はじめから割れた形状の壺「UNFRAGMENT」を製作した。素材の魅力を伝えることを目的とするクリエイターとのコラボレーションプロジェクト「Material Meets Creative Team」の第6弾として発表したもの…
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最高150℃で使えるロゴスキーコイル方式の電流プローブ
岩崎通信機、ピーク電流が30~3000Aの7モデルをラインナップ
岩崎通信機は、ロゴスキーコイル方式の電流プローブの新製品として、電流センサー部の使用温度範囲が−40~+150℃の「SS-280A-H」シリーズを発売した。従来シリーズの使用温度範囲は−10~+70℃または−40~+125℃だったが、最高150℃まで対応させることで、自動車の電動化に伴い高耐熱化が…
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ローエンドオシロ市場の切込隊に4チャネル機、米キーサイトが投入
米Keysight Technologies(キーサイト)社は、ローエンドオシロスコープの「InfiniiVision 1000Xシリーズ」に4チャネル機を新たに投入した。同シリーズは、高精度でハイエンド計測器が得意分野の同社が、台数ベースで圧倒的に大きなローエンドオシロスコープ市場へ切り込む目的…
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目に優しい表示、有機EL、触覚ディスプレー 25周年のIDWの基調講演
日本の産業発展と共に四半世紀を歩んだ国際会議、専門技術者が報告
25周年を迎えたアジア最大級のディスプレー国際会議「IDW(International Display Workshops)」が、2018年12月12日から3日間、名古屋国際会議場で開催された。
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EMIをさらに10dB低減、ADIが「Silent Swicher2」技術の詳細を明らかに
米Analog Devices社(ADI)は、最大出力電流が10Aと大きい降圧型DC-DCコンバーターIC「LTC3310S」に採用した放射電磁雑音(EMI:Electro-Magnetic Interference)抑制技術である「Silent Switcher2」の詳細を明らかにした。Sile…
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「私は無実、確証も根拠もなく拘留されている」、ゴーン氏が意見陳述
特別背任と金融商品取引法違反の容疑を弁護団が否定
「私にかけられた容疑は無実であり、確証も根拠もなく拘留されている」──。特別背任(会社法違反)の疑いで逮捕・拘留されている元日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏の弁護団が、2019年1月8日に会見を開いた。同日午前に東京地裁で開かれた勾留理由開示手続きにおいて、ゴーン氏が裁判長に対して述べた言葉を、…
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「勾留取り消しを請求する」、ゴーン容疑者の弁護団が会見
会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕されたカルロス・ゴーン容疑者(元日産自動車・代表取締役会長)の弁護団は2019年1月8日、日本外国特派員協会(東京・千代田区)で会見を開いた。
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200m届く小型LiDAR技術、“オンチップ”レンズでビーム走査も
長瀬産業が独自VCSELの米レーザー企業と総代理店契約
200m先を空間認識でき、光学レンズを半導体技術で小型かつ低コストに作り込める。このような自動車用3次元センサーLiDAR(Light Detection and Ranging)の国内販売を長瀬産業が始める。自動運転の実用化時に搭載されるLiDARの課題であるコストと信頼性を大幅に改善する可能性…
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京大がデジタル人材育成に向けた新講座、NTTデータやANAが支援
京都大学は2019年4月、ITそのものとビジネスにおけるIT活用の両面を理解する人材を育成する「情報学ビジネス実践講座」の開講する。NTTデータやDMG森精機、全日本空輸(ANA)など6社が協力し、教材や資金を提供する。