ニュース解説
目次
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化粧品会社が“空を飛ぶ”ワケ
化粧品や健康食品などで認知度が高いディーエイチシー(DHC)には「ヘリコプター事業部」が存在する。機体の販売は手掛けずに、観光や重要顧客(VIP)の送迎、空撮などを目的としたチャーター機の運営事業を展開する。同社の年間売上高は約1000億円。そのうちヘリ事業の割合は1%未満と“小兵”であるが、成長へ…
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4割の大企業がビジネスメール詐欺にだまされる、独自調査で判明
名だたる大企業の社員ですら、4割が詐欺を試みる偽者だと気付かずにだまされてメールをやり取りし、全体の1割は詐欺に引っかかった――。日経コンピュータが2018年2月、国内上場企業の売上高上位50社を対象に実施した独自の緊急調査から、こんな実態が浮かび上がった。
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エッジAIが現実に、「Intel AI: In Production」が始動
米Intel社は、AI 技術の量産品適用を狙ったプログラム「Intel AI: In Production」を開始した。このプログラムの最初のパートナーになった台湾AAEON Technology社は、組み込み機器でAI処理を行うためのボード製品「AI Core」などを発表した。
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神戸製鋼、後任社長に副社長の山口氏
品質偽装の関与が少なかった機械事業部門から起用
神戸製鋼所は2018年3月9日、品質データ偽装問題で引責辞任する会長兼社長の川崎博也氏の後任として、副社長の山口貢氏を社長に昇格させる人事を決めた。
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豊田社長の無茶を形に、「レクサス」海へ繰り出す
2019年下期に発売、エンジンは外部調達で
トヨタ自動車が高級車ブランド「レクサス」で海に繰り出す。同ブランド初のクルーザーを2019年下期に米国で、2020年春に日本で発売する。2018年3月8日、横浜市で開催した「ジャパンインターナショナルボートショー2018」でトヨタ副社長の友山茂樹氏が明らかにした。20年前に始めたマリン事業で高収益化…
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爆発物検知から人命救助まで、セコムの「巡回監視ロボット2.0」
SECURITY SHOW 2018で披露
多くの人が集まる場所を巡回して放置された不審物やゴミ箱内を点検するだけでなく、迷子を捜索し、路上で倒れた人を発見したら人命救助に貢献する――。セコムは2018年3月6日から3月9日まで開催されているセキュリティー・安全管理の総合展示会「SECURITY SHOW 2018」で、現在開発を進めている2…
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楽チンなルートが分かる、国土地理院の電子地図サービスに新機能
年度末恒例の機能追加、今年は標高把握機能を強化
国土地理院が運営するWeb地図サービス「地理院地図」が3月8日、年度末恒例の新機能追加を行った。今年は土地の高低差や標高を把握しやすくする機能などを強化して使い勝手を高めた。具体的には地図上で指定した経路について地形断面図を作成する機能、標高図の色分けを利用者が自由に決める機能を追加した。
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ベンツ新型直6が告げる排気量競争の終焉、全長短縮に決断
気筒壁間わずか7mm
独ダイムラー(Daimler)の新型直列6気筒ガソリンエンジン「M256」。V型6気筒を廃止し、直6に変えた。直6実現のカギを握ったのが、エンジン全長が延びるのを抑えたことだ。Daimlerは排気量を増やす機種展開をやめる決断を下し、全長短縮を実現した。排気量でクルマの商品力を競う時代の終焉を象徴…
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パナソニック津賀社長が語る、蔦屋家電と組む理由
パナソニックの意気込みを感じさせる記者発表会があった。同社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の店舗「二子玉川 蔦屋家電」(東京都世田谷区)の中に住宅・家電分野のショールーム「RELIFE STUDIO FUTAKO(リライフスタジオ フタコ)」を3月10日に開設する。そのお披露目を兼…
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日本発IT資格が国際資格に、高まる期待と2つの課題
情報処理学会の資格制度「認定情報技術者(CITP)」が、国際資格の認定を取得した。資格保有者は自信の技術スキルや業務実績を海外で客観的に証明する手段としてCITPを活用できる可能性が開けた。日本発の資格が国際的に通用度が高い資格として発展するか、今後が注目される。
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アドヴィックスの五島専務、「自動運転の統合制御はESCに取り込む」
カギはモデルベース開発
アイシングループで自動車用のブレーキシステムを手がけるアドヴィックスは、自動運転時代に欠かせない車両の統合制御技術に注力している。同社専務取締役技術開発部門の五島貴弘氏は、「統合制御の領域を獲得できなければ、部品メーカーとしての成長は難しくなるだろう」と危機感を募らせる。
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ホンダ、乗用ミニバン「ジェイド」に2列シート車を追加
HEVの車種も拡充
ホンダは2018年3月8日、乗用ミニバン「ジェイド」の部分改良車を、同年5月に発売すると発表した。3列シート・6人乗りのガソリンエンジン車を2列シート・5人乗りの車両に変更する他、ハイブリッド車(HEV)を追加する。
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色が変わる、熱が伝わる、良い音がする樹脂
三井化学の材料にデザイナー田子氏が「五感」を投入
三井化学は2018年3月7日、同社の材料技術とデザイナーの感性を融合させた製品の展示会「MOLpカフェ」を東京都・青山で開いた。エムテド代表取締役/アートディレクターでデザイナーの田子學氏と組み、材料の特性を生かしつつ、人間の五感にうったえる製品を製作して公開した(図1)。
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百貨店に新たな破壊者、1000億円を目指すソフトバンクとアパレル大手
アパレル大手ストライプインターナショナルが新たなECサイトを開設した。百貨店並みの品ぞろえを目指し、ソフトバンクのIT開発力も取り込む。IT活用に手こずる百貨店にとっては強敵がまた増えた。
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ベンツがV6エンジン廃止、背景にディーゼル規制
直6を復活させる
独ダイムラー(Daimler)は、新型直列6気筒ガソリンエンジンの搭載車を日本に投入する。Daimlerにとって、約20年振りの直6エンジンだ。一方で従来のV型6気筒の開発をやめる。背景に、ディーゼルエンジンに厳しくなる環境規制がありそうだ。
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胃がんやピロリ感染をAIが判定、医師がディープラーニングで続々開発
医師の経験や技量こそがモノを言うと考えられてきた上部消化管(食道・胃・十二指腸)の内視鏡検査に、人工知能(AI)が進出してきた。ディープラーニング(深層学習、多層のニューラルネットワークによる機械学習)を応用し、専門医に匹敵する精度で病変の位置や性状を判断できるAIが次々と開発され、その実力が論文…
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ジェイテクトの松岡常務、「EPSを自動運転車の“小脳”に」
シャシー統合制御にも意欲
「電動パワーステアリング(EPS)を自動運転車の“小脳”のような存在にしたい」――。ジェイテクト常務執行役員ステアリング事業本部副本部長技術開発部門担当の松岡浩史氏は、自動運転時代のEPSの役割がますます高まると述べた。
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熱可塑性CFRP、世界で初めて量産車に採用
熱可塑性CFRP(炭素繊維強化樹脂)が、世界で初めて量産車に採用された。米ゼネラル・モーターズ(GM)が2018年秋に米国で発売する新型ピックアップトラック「シエラ・デナリ」(Sierra Denali)の荷台の構成部品に、帝人が開発した熱可塑性CFRPが採用された。
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ヤマトの通信機能付き電子錠、どんな荷物も追跡管理可能に
ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発は、輸送する荷物の追跡・施錠管理に向けた汎用端末「セキュリティmodule」を、「SECURITY SHOW 2018」(2018年3月6~8日、東京ビッグサイト)で展示した。配送会社や輸送時のケースなどを選ばず、既存の配送システムに加えることでセキュ…
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日産車の健闘が続く、2月の新車販売ランキング
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が2018年3月6日に発表した同年2月の車名別新車販売台数によると、ホンダの軽自動車「N-BOX」が6カ月連続で首位を守った。
日経クロステック Special
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