ニュース解説
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パナソニックが挑む住宅電設事業DX、工務店のアナログ業務改善をSaaSで支援
パナソニックが住宅電気設備向け事業のDXに挑んでいる。同社の製品を取り扱う工務店向けのクラウドサービスを開発。工務店の生産性向上を支援して製品の拡販を図ると同時に、最終顧客である施主向けのマーケティングなど従来の枠を超えた事業開発につなげる。
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部屋にいながらリフレッシュ、空間型VRによる「デジタル森林浴」とは
フォレストデジタルが部屋の壁や天井に映像を投映する空間型VRの展開を進めている。森林の映像を投映する「デジタル森林浴」には、実際の森林浴に近い水準の心理的改善効果がある可能性が判明した。今後は各地の文化や歴史にまつわる映像も拡充し、地域の魅力を発信する手段としても訴求する考えだ。
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資生堂が店頭での美容体験をまるごとデジタル化、リアル接客を「持って帰れる」
資生堂が2022年2月に開始した新サービス「パーソナルビューティープラン」は店頭で美容部員の接客を受けた顧客がその内容をスマートフォンで「持って帰れる」サービスだ。接客後に発行される2次元コードを読み取ることで、購入したアイテムの使い方のポイントなどをスマホ上で確認できる。
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AESC、27年にEV向け硫化物系全固体電池を量産 松本CEO
日産自動車が2割出資する電池メーカーの中国Envision AESC Group(エンビジョンAESC)が、電気自動車(EV)向け電池で攻勢をかける。2024年に質量エネルギー密度が300Wh/kgに達するリチウムイオン電池、27年には全固体電池を量産する。同社社長の松本昌一氏に今後の方針を聞いた…
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トヨタ系電池会社の好田社長「23~24年に電池資源価格は下がる」
電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池開発で中韓メーカーが攻勢をかける一方、日本勢の存在感が薄い。トヨタ自動車とパナソニックの電池合弁会社プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(PPES)社長の好田博昭氏に、巻き返しの戦略を聞いた。
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破産者情報サイトに停止命令、4月施行の改正個情法「不適正利用禁止」でも残る課題
破産者情報をWebサイトに掲載している事業者に、個人情報保護委員会は個人情報保護法に基づく停止命令を出した。2022年4月施行の改正個人情報保護法では、事業者が取得した個人情報の利用目的が「不適正」とされるものの禁止を明確化する。どう変わるのか。
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花王が仮想人体生成モデルで健康関連項目を推定、乗り越えた2つのハードルとは
花王が「プレシジョン・ライフケア」の一環として、Preferred Networks(PFN、東京・千代田)と共同で一部の情報を入力するだけで1600以上の健康やライフスタイルに関する項目を推定できる「仮想人体生成モデル」のプロトタイプを開発した。
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株式投資型クラウドファンディングで規制緩和、それでも突破できない壁の正体
「満額回答ではない」。株式投資型クラウドファンディング事業を手掛けるイークラウド代表取締役の波多江直彦氏は、2022年1月29日に施行された投資型CFに関する法改正についてこう話す。
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エリーパワーが挑む、燃えないリチウムイオン2次電池
リチウムイオン2次電池(LIB)の発火事故が後を絶たない中、燃えないLIBの開発に挑むのが、エリーパワー(東京・品川)だ。同社は2006年設立の定置用大型LIB専業メーカー。高い安全性を売りにしている同社のLIBは、くぎを刺しても、押しつぶしても、過充電しても、発火しないという。
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ソニーワイヤレスが月4950円で家庭向けローカル5G、業界が驚く「手堅さ」とは
ソニーグループ子会社のソニーワイヤレスコミュニケーションズが、ローカル5Gを使う家庭向けの高速インターネット接続サービスを2022年4月1日から開始すると発表した。月額通信料金は4950円と光回線サービス並みに設定。建物の構造上、光回線を利用できない集合住宅ユーザーの需要を狙う。
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ドコモが「ahamo大盛り」を春商戦終盤に緊急発表、透ける打算と誤算
NTTドコモは2022年6月からオンライン料金プラン「ahamo」において、データ通信量を増やす新しいオプションの「ahamo大盛り」を提供する。これを発表したのが2022年3月23日。春商戦の終盤、年度末が迫ったタイミングでの唐突な発表に同社の「打算」と「誤算」が透ける。
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NECのGIGAスクール端末が発煙 熟練者不足の新ラインでねじ混入
小中学生に1人1台を配布する「GIGAスクール構想」向けの端末が発煙・熱損するという事故が発生した。これを受け、販売元のNECと製造したNECパーソナルコンピュータ(NECPC)は2022年2月4日、発煙した機種を含む5機種の約124万台を回収し、点検すると発表した。原因は製造工程で混入した「余分…
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「SNS映え」するつながるヨーヨー、タカラトミーが狙う余暇時間
タカラトミーは2022年3月8日、スマートフォンとつながる電動ヨーヨー「MUGENYOYO(ムゲンヨーヨー)」を発表した。スマホの専用アプリケーションを使って、視覚効果(エフェクト)をつけたプレイ動画を撮影できる。撮影した動画はスマホに保存したり、動画SNSでシェアしたりして楽しめる。
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OKI本庄工場、検査装置9台をロボット1台に担当させて自動化
OKI(沖電気工業)ソリューションシステム事業本部本庄工場生産技術部試験技術課は、無線機器に組み込むプリント配線基板の検査工程を多関節ロボットにより2020年8月から自動化したとこのほど明らかにした。前工程から出てくる基板を複数の検査機に振り分け、検査終了後に取り出して後工程へ送る作業をロボットが…
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三菱ふそうの次世代EVトラック、安全性能で競合に対抗
三菱ふそうトラック・バスは、小型電気自動車(EV)トラック「eCanter(eキャンター)」の次世代モデルを数年以内に発売する計画だ。EVトラック分野では最近になって日本でも、低価格を武器にした中国メーカーなどが攻勢を強めている。三菱ふそうは安全性能の強化といった車両の付加価値を高める戦略で、これ…
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ニッケル一時価格10倍に、3割ロシア企業産でEV電池に暗雲
ロシアによるウクライナ侵攻は、原油や天然ガス、パラジウム(Pd)、ネオン(Ne)といった希ガスなどの燃料や鉱物資源の多くに安定供給の危機をもたらしている。EV向けリチウム(Li)イオン電池(LIB)の材料も例外ではない。高品位ニッケル(Ni)だ。
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NICTがDNA上動くナノマシン開発 次世代計算機実現への課題克服
次世代計算機「DNAコンピューター」の実用化を前進させる新技術が開発された。情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所 研究員の指宿良太氏や主任研究員の古田健也氏らの研究グループは、モータータンパク質を生体から取り出し、DNA上を走行させることに成功した。DNAコンピューターのデコーダーとして利…
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急成長のFigmaが日本進出、デザイン界のGitHubとなるか
Webデザイン界で急成長を遂げているツールがある。米Figma(フィグマ)の「Figma」だ。米UX Tools(UXツールズ)が例年実施するデザインツールに関する調査の2021年版では、9部門のうち5部門で1位を獲得。2021年6月にシリーズEの資金調達を実施し、評価額は100億ドルを超えている…
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日野に必要な不正再発を防ぐ視点 設計変更できるトヨタの仕組み
(3)ハードとソフトの協調編
不正に「もしも」はない。だが、もしも開発設計の失敗に気づいた時点で設計方針を思い切って変えていたら、日野自動車はエンジンの排出ガス・燃費不正とは無縁でいられたのではないか。
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車載ヒューズ、日本に一部生産移管 ワイヤハーネス向け
回路保護部品を手掛ける米Littelfuse(リテルヒューズ)の日本法人であるLittelfuseジャパン(東京・港)は2022年3月23日、車載ヒューズの一部生産を同社筑波工場(茨城県稲敷市)に移管したと発表した。