ニュース解説
目次
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見えてきたIX接続400Gビット/秒、マルチベンダーで動作確認
ついにインターネットのバックボーンは400Gビット/秒へ――。インターネット事業者(ISP)間を接続するIX(インターネットエクスチェンジ)において、アジア太平洋地域で初めて最大伝送速度400Gビット/秒のイーサネット(400GbE)を用いた相互接続の実証実験に成功した。
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「霞が関流を脱した組織に変革を」、課題噴出のデジタル庁に平井前大臣が提言するわけ
デジタル社会の形成に関する「司令塔」として発足したデジタル庁が発足から8カ月をすぎ、その役割や体制などで課題が表面化してきた。リーダーシップを発揮し切れず、業務過多などで職員の不満が高まっている。
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どうなる日本のV2X通信、新たな通信方式を導入か
日本のV2X(Vehicle to Everything)通信には、「新たな通信方式が必要」――。最近、こう結論づけたのが、SIP第2期の自動運転である。V2X通信は、車載センサーを駆使する自律型の自動運転車/先進運転支援システム(ADAS)搭載車の限界を補う技術として期待されている。
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ライオンが歯磨き粉の開発にMI活用、チューブへの充填性能も予測するAIとは
ライオンが歯磨き粉の開発に、コンピューター解析で新材料を効率的に探索するMI(マテリアルズ・インフォマティクス)の活用を始めた。2022年4月には日立製作所と共同で、研究所が開発した新たな歯磨き粉の組成を基に、工場で生産する際に生じる課題を事前予測して製造プロセス上最適な組成や物性を自動提案するシ…
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“電力難民”が続出、新電力は上位54社が法人契約の新規受付を全社停止
延々と続く電力市場の高騰に再開のめど立たず
昨年秋に始まった電力市場の高騰は、歪んだ制度設計と世界的な資源高が相まって終わる気配がない。新電力の経営環境は悪化の一途をたどっており、既に新電力の電力供給量の90%を担う上位54社は、全社が法人契約の新規受付を停止していることが分かった。
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Armより安いだけではない、チェコ起源の新興がRISC-Vコア
ルネサス エレクトロニクスの積極的な取り組みで、日本でも関心が高まっているRISC-Vコア。それをチャンスとみた、RISC-Vコアプロバイダーの独Codasip(コダシップ)は、同社初の日本カントリーマネージャーに明石貴昭氏を任命し、日本市場での顧客開拓を本格化した。
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三井化学がデジタル人材育成に本腰、自社保有のデータ生かした研修プログラムの中身
三井化学がDX(デジタル変革)戦略に基づき、人材育成を進めている。会社が保有するデータ活用に加え、人工知能(AI)を導入して材料開発の効率を高めるマテリアルズ・インフォマティクス(MI)が化学業界で進み、デジタル人材の需要が高まっている。
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旧埋め立て地にメガソーラー、自治体主導で開発進む
全米で271サイトが稼働、最大70MWの案件も建設中
米テキサス州ダラス郡にあるファーマーズブランチ市は、今年2月に「テキサス州で最初の太陽光発電のみで運営される市になる」というビジョンを発表した。
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Armがマイコン向けハイエンドCPUコア、Cortex-M85発表
マイコンや組み込み向けSoC(System on a Chip)でおなじみの英Arm(アーム)のCPUコア「Cortex-M」。そのハイエンド品になる「Arm Cortex-M85」が2022年4月26日(現地時間)に発表された。スカラー演算性能は既存のCPUコア「Cortex-M7」の1.3倍、…
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自動運転技術は脅威、そう考えていた損保ジャパン担当者が専用保険をつくった訳
「国内初」ベンダー加入型自動運転車向け保険開発ストーリー(後編)
損害保険ジャパンなどは自動運転システム提供者専用保険を開発し、工場における自動運転サービスで適用が進んでいる。ただしこの保険を開発する前、担当者は自動運転技術にマイナスのイメージを抱いていた。ではなぜその状況から専用保険が生まれたのか。本記事ではこのデジタル技術を支える保険開発の軌跡を紹介する。
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音楽は認知症予防につながるか、作曲AIによる産学連携プロジェクトが始動
音楽が認知機能に与える効果を検証するプロジェクトが始まった。高齢者にAIを使った「疑似作曲」を体験してもらい、認知機能に変化が生じるかを確認する。AIによる作曲支援を手掛けるAmadeus Codeと東京都立産業技術大学院大学による共同研究プロジェクト「音会」として、2022年2月に立ち上がった。
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謝罪にかすむ好決算 40年不正で崩れた「新生三菱電機」の筋書き
「顧客と株主をはじめとする社会の多くの皆様に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしていることを深くおわび申し上げる」。三菱電機の2022年3月期(2021年度)決算(2022年4月28日)会見は、再び漆間啓社長が頭を下げるところから始まった。FAシステムと空調機器が好調で、売上高は前年比7%増、営業利益…
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NTTデータが勘定系オープン化に「くさび」、地銀顧客をつなぎとめられるか
NTTデータが勘定系システムのオープン化を支援する事業に力を入れている。同事業で使う独自ミドルウエア「PITON(ピトン)」を2024年に製品化し、メインフレームの勘定系システムを抱える地方銀行などに展開する。
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損害保険ジャパンらの自動運転車向け保険、加入者がベンダーである意外な理由
「国内初」ベンダー加入型自動運転車向け保険開発ストーリー(前編)
自動運転車を使った交通サービスの事故に備える専用の保険が必要だ。既存の自動車保険の考え方にのっとれば、自動運転サービスを導入する企業が保険に加入する。だが果たしてそれがベストだろうか――。こうした観点で、損害保険ジャパンなどが「国内初」の自動運転向け保険を開発した。
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会長退任は引責か、トヨタ流は根付かなかったのか 日野の回答
今、最もメディアの注目を集める企業の1社である日野自動車の2022年3月期(2021年度)決算が2022年4月27日に発表された。メディアが注目する理由はもちろん、同社がディーゼルエンジンの不正問題を抱えているからだ。純損益は847億円とリーマン・ショックを超える過去最大の赤字を計上、そして無配へ…
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日産e-POWERとは別もの ルノー、新ハイブリッドを日本導入
ルノー・ジャポンは、2022年5月26日に発売する新型SUV(多目的スポーツ車)「アルカナ」に独自のハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID(イーテックハイブリッド)」を搭載する。同システムはシリーズパラレル方式で、連合を組む日産自動車の「e-POWER」とは異なる。2つのモーターと排気量…
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メタネーションのCO2削減価値は誰のもの?
官民協議会が検討進める4つの案
一度排出されたCO2を回収して、再びメタンなどの燃料を合成するメタネーション技術。都市ガスなどの脱炭素化のキーテクノロジーとして注目を集める。官民協議会が中心になってCO2削減制度上の課題や扱いについて検討を進めている。化石燃料のクリーン化もカーボンニュートラル社会の実現には欠かせない。
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人型ロボや新電池、量産計画に独自保険まで Teslaマスク氏語る
米Teslaは22年1~3月期決算の発表に合わせて電話会見を開催し、イーロン・マスクCEOら同社幹部が今後の方針を明かした。電気自動車の値上げや上海工場の停止、電池、電動パワートレーンシステムの800V化、独自の自動車保険の進捗など、多岐にわたって語った。それらを10項目にまとめた
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Green NCAPが欧州61車種の環境LCA、EVは地域差が大
欧州で自動車の環境性能を評価する団体「Green NCAP」は2022年4月21日、欧州で販売台数が多い61車種についてLCA(ライフ・サイクル・アセスメント)の結果を発表した。LCAは自動車の生産、使用、リサイクルまでのすべてのプロセスにおけるエネルギー消費を推定し、自動車にとっての「ゆりかごか…
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Paraviがアプリを刷新、レコメンド機能で新たな「沼」に誘導
プレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)は、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」の視聴アプリを刷新した。ユーザーの嗜好に合わせた「レコメンド機能」などを追加する。視聴データを分析し、ユーザーの興味にあわせたコンテンツを表示する仕組みを強化した。
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