中国の上海にほど近い杭州に、オランダのUNスタジオが設計した高層複合施設が完成した。「ラッフルズ・シティ・杭州」だ。UNスタジオにはあまり超高層ビルのプロジェクトのイメージが無いが、彼らの作品らしく、見事に、ほどよく、うねっている。
開発したのは、シンガポールの政府系デベロッパーのキャピタランドである。キャピタランドは日本を含む31カ国で事業を展開。最大の投資先である中国では、本国シンガポールをはるかにしのぐ、200以上のプロジェクトを手掛けている。「ラッフルズ・シティ」は、キャピタランドの複合開発プロジェクトに付けられるブランド名だ。
中国ではすでに北京、重慶、成都、などで同様の開発を行っており、この杭州を含むとすでに8つの「ラッフルズ・シティ」がある。ラッフルズ・シティ・杭州も、住宅、オフィス、ホテル、食料品店、レストラン、映画館などを備えた複合施設だ。