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来年にはヘルツォークの「М+」が開館

大館全景。既存棟については、避難通路などが現行の基準を満たしていなかったため、煙感知器を設置するなど避難行動が早く取れるようなシステムを設けた。最終的には避難完了するまでの所要時間を検証し、関係省庁から承認を得た (写真:©Marcel Lam)
大館全景。既存棟については、避難通路などが現行の基準を満たしていなかったため、煙感知器を設置するなど避難行動が早く取れるようなシステムを設けた。最終的には避難完了するまでの所要時間を検証し、関係省庁から承認を得た (写真:©Marcel Lam)
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 世界的にアートに対する関心が高まるなか、香港のアートシーンも注目の的だ。香港のアートフェアはすでにアジアにおける最大級の規模となっている。また、文化を核とした都市計画も進められており、この大館はその一部であるし、来年には同じくH&deMによる美術館「M+」の開館が予定されている。パブリックアートや小さなギャラリーも増え、今後は香港のアートシーンが世界にインパクトを与えるようになると言われている。今年の3月には日本のアイドルがパブリックアートとして壁画を制作して話題になった。建築・アートリテラシーを高めるために香港に行こう。

アラップの関連サイト(英語)

プロジェクト概要

延べ床面積:約1万3600㎡
クライアント:Hong Kong Jockey Club
デザインコンサルタント:Herzog & de Meuron
保存計画:Purcell
構造設計、ファサードエンジニアリング、ライティングデザイン、火災安全設計、材料コンサルティング、セキュリティコンサルティング:Arup

菊地 雪代(きくち・ゆきよ)
菊地 雪代(きくち・ゆきよ) アラップ東京事務所アソシエイト/シニア・プロジェクト・マネージャー。東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻修了後、設計事務所を経て、2005年アラップ東京事務所に入社。一級建築士、宅地建物取引士、PMP、LEED評価員(O+M)。アラップ海外事務所の特殊なスキルを国内へ導入するコンサルティングや、日本企業の海外進出、外資系企業の日本国内プロジェクトを担当。