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筆者は様々な車種の前方監視用ミリ波レーダーを調査している。これらに共通しているのがレーダーアンテナを収容する部分（レドーム）が平面という点だった。今回取り上げるドイツのRobert Bosch（ボッシュ）製ミリ波レーダー「Long-Range-Radar LRR3」は、平面ではなく「出目金」のような半球状のレドームを持つのが特徴である。
「Long-Range-Radar LRR3」の製品外観
（写真：フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ）
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本製品のサイズは縦74mm×横106mm×高さ60mmである。周波数帯は76G～77GHzを使用する。Boschのユーザーマニュアルによると、本製品は、自動車のフロント部で地上30～100cm、フロント部中央から50cm以内であれば、どこにでも設置できるようだ。内部に樹脂が充填されたレドームを用いることで、送受信波の方向によらず、同じ肉厚を透過してくるようにしているとみられる。
「Long-Range-Radar LRR3」のスペック
（出所：フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ）
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