SEMIレポート
目次
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2019年の半導体製造装置市場はマイナス成長でも、見通しは明るい
2018年は、まさにジェットコースターのような年でした。メモリー価格の高騰に支えられた2017年の半導体投資は、18年に入っても拡大を続け、装置メーカー各社は大量に受注した製品の生産に追われる日々でした。
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不透明感広がる半導体市場だが高水準を維持、不確定要素は中国
SEMICON Japanに高まる期待
フラッシュメモリーの価格が低下するなど、2018年後半に入って半導体市場の先行きに対する不透明感が広がっています。メモリーメーカーの投資先送りの発表もあり、装置メーカーの業績にも影響が表れています。しかし、決して半導体サプライチェーンの業績が悪化しているわけではありません。
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自動倉庫とライン生産、新ステージに入る半導体製造装置産業
2017年は半導体製造装置メーカーにとって素晴らしい1年でした。SEMIは、この記録的な好況が2019年まで継続すると予測しています。2017年は半導体製造装置の売上高が前年比で実に40%近く増加し、装置メーカーは製造が追いつかないほどの受注を抱えることになりました。ここから、今年、来年とさらに需…
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需要拡大を楽観視、高揚感に包まれていた今年のSEMICON West
2018年7月の第2週に米サンフランシスコのダウンタウンで開催されたSEMICON West(7月10日~12日)。その印象を一言でいえば、「半導体の需要拡大を楽観視する高揚感に包まれていた」になります。今回のSEMIレポートは、SEMIのアナリストであるクラーク・ツェン(Clark Tseng)…
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微細化終焉に戸惑う半導体業界、チャンスは新たなニーズにあり
当たり前の話ですが、ビジネスとは、お客様が必要としている商品を提供し、その商品がお客様に与えた満足、喜びへの対価をいただくものです。「空腹な人に食べ物を提供する」「凍えている人にコートを提供する」ように、あらゆる商品はどんな人に買ってもらえるか、喜んでもらえるかを考えて作らなければなりません。ニー…
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中国半導体は装置産業も要注目、SEMICON China現地報告
2018年3月14日~16日に上海で開催された「SEMICON China」は、まさにビジネスが沸騰する現場でした。SEMI Chinaの事前発表によると開催規模は過去最大、上海新国際博覧中心(SNIEC)の6ホール(7万5000平方メートル)に1100社が出展し、来場者も7万人以上を見込んでいると…
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SEMICON Japanで再認識した日本半導体の多層構造とその強み
2017年12月に日本で開催された半導体製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan」は、皆様のご支援もあり大きな成功を収めることができました。私も会場を見学しましたが、熱気あふれる雰囲気と人々の明るい表情から、ビジネスが活況であることが肌で感じられました。SEMIジャパンの会員であ…