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 小さなニュースだったのでエレクトロニクス業界の方々も気に留めなかったかもしれませんが、米国のEMS(Electronics Manufacturing Service)メーカー大手のサンミナ(Sanmina)が、ニューヨーク州オウェゴ(Owego)にあるプリント基板工場の閉鎖、操業停止を決定しました。

 サンミナといえば1990年代、ITバブルに乗って、破竹の勢いでEMS事業を拡大していました。これは他のEMSメーカーも同様でした。当時、大手電子機器メーカーは、人手のかかる社内生産から、外部での委託生産に切り替える方向にあり、こぞって生産部門を従業員ごとEMSメーカーに売却しました。当時は右肩上がりの市況でしたから、買収価格も高く、銀行筋も積極的に資金を供給しました。

 買収に次ぐ買収で、サンミナはEMS事業だけではなく、プリント基板メーカーとして北米で最大規模の製造能力を持つに至りました。また、個々のプリント基板メーカーも、需要の増大を見込んで積極的に設備投資を続けました。材料メーカー、装置メーカーも同様で、まさにバブル景気だったといえます。

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