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 思考回路IIIも、ついに最終回。今回は、異分野の産業もIoTでつながるという話をいたします。

 2003年に私は「六次産業で行こう」と、弊社のコラムに書きました(システム・インテグレーションの連載:【Vol.82】六次産業))。

 六次産業とは何でしょうか。一次産業は農業・林業・水産業、二次産業は鉱産物・農林水産物などを二次的に加工する工業や建設業、そして三次産業は商業・運輸通信業・サービス業など一次・二次産業以外の全ての産業を指します。これら一次・二次・三次を足すと六次ですね。ここから、一次・二次・三次を連続的につないで一体化する産業を六次産業といいます。

 例を挙げましょう。10年ほど前、麺類が主力の、ある中堅外食チェーン店は、それまで専属的に契約していた農家や水産業者をグループ化し、彼らから得た農作物や水産物を各地に配置したセントラルキッチンで加工・調理して、これを、新たに設立した運送会社を通じて店舗に運ぶという事業を始めました。これはまさに、一次・二次・三次を連続一体化した事業、六次産業です。