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 「商品寿命」という言葉を聞いたことがあるかと思います。発売してしばらくは売り上げが伸び続けますが、やがてピークを過ぎて売れ行きががくんと落ち込む、その期間のことです。開発者からすれば、なるべく長く売れ続けてほしいと思うのは当然ですが、それはあくまで顧客が決めること。長命になれば喜びますし、短命なら悲しむということになります。

 とはいえ、長く売れ続ければそれでいいというわけではありません。利益が出るか出ないかという状態でだらだらと売れ続けても、経営に資することにはなりません。経営者にとって、商品の寿命をどこで見切るのか、悩ましい問題です。また、爆発的に売れるというのも考えもので、欠品が生じて販売機会を逃したり、逆に仕込み過ぎて在庫を抱えたりと、苦労することも多いのです。

 理想的には、製造と販売数のバランスが絶妙で、過大な設備投資をしなくても、現状設備で最大効率というのを求めるのが経営者でしょう。商品寿命は経営を左右する大きなファクターといえます。