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 今回のコラムはパワーデバイス・イネーブリング協会(PDEA)が主催する「半導体技術者検定エレクトロニクス3級」の予想問題を紹介する。

 本稿ではA/D変換器とD/A変換器の動特性試験に関して問う。電子システムにおいてデジタル回路とアナログ回路を結合して動作させるためには、インタフェースとしてA/D変換器やD/A変換器が必要となる。LSIを高品質化するためにはこれらの回路の試験も重要となる。

 今回の問題の難易度は★★★★。本コラムでは紹介する問題の難易度を★の数(難易度に応じて1~5個)で表しており、★の数が多いほど難しい。アナログ回路に詳しくない人にはやや難しい問題ではあるが、よく考えて正解してほしい。

【問題35】難易度:★★★★

 A/D変換器とD/A変換器の動特性試験の説明に関して、以下の中で正しいものを選びなさい。

  • (1)A/D変換器とD/A変換器の動特性試験では、線形性やSNRなどの項目について試験する。
  • (2)A/D変換器のSNR試験では、入力信号として正弦波を利用し、出力のデジタル信号列をFFTして時間ドメインの信号を取得して、信号対雑音比を求める。
  • (3)D/A変換器のSNR試験では、正弦波を出力するようなデジタル入力信号列を与え、出力されるアナログ信号をFFTして周波数ドメインのデータを取得して、信号対雑音比を求める。
  • (4)A/D変換器のTHD試験では、入力信号として正弦波を利用し、出力のデジタル信号列をFFTして周波数ドメインの信号を取得して、ダイナミックレンジを求める。