日経ビジネスオンラインで好評連載中の「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」を、日経 xTECHでも月に数本抜粋して掲載することになりました。同氏の鋭い洞察だけでなく、本編前のヨタ話も含めてぜひお楽しみください。
全連載記事を掲載した日経ビジネスオンライン「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」はこちらです。
これまでの連載はこちら。
日経ビジネスオンラインで好評連載中の「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」を、日経 xTECHでも月に数本抜粋して掲載することになりました。同氏の鋭い洞察だけでなく、本編前のヨタ話も含めてぜひお楽しみください。
全連載記事を掲載した日経ビジネスオンライン「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」はこちらです。
これまでの連載はこちら。
第462回 ホンダ・N-VAN(開発者編・その3)
「各社さんともそうだったんですが、軽トラも軽バンと同じようにロングホイールベース化した時期があるんですね。でもそれはお客様に全く受け入れられなくて……」
第461回 ホンダ・N-VAN(開発者編・その2)
クリニックでお客様を集めてパッケージモデルを見せたりすると、最初は戸惑っておられるけれども、途中からお客様同士で、いや、こうした方がいいぞ、こうしたらもっと積める、なんて我々を無視して勝手に積み方工夫大会を始めちゃう(苦笑)。
第460回 ホンダ・N-VAN(開発者編・その1)
「パッケージでいうと、やっぱり一番最初に言われるのがベニヤ合板。業界で言うコンパネです。コンパネが平積み(荷室に水平に積む)できないと致命的だというのは軽の商用バンの世界で常識です」
第459回 ホンダ・N-VAN(試乗編)
今回は「近距離のデリバリー」が主たる目的である軽バンにとっていささか厳しい条件となった。8月の末、競技用のバイク2台を積んで長野県は志賀高原までトライアスロンの合宿に出かけたのである。
第458回 クボタ・トラクタ M7(草刈り編)
「坂だけは気を付けてね。坂でヨコを向くと、重心の高いトラクターは簡単にコロッとひっくり返って、外に放り出されて、トラクターに押しつぶされて、ペシャンコになって死んじゃうから。年に2、3回は横転事故があるからね」
第457回 クボタ・トラクタ M7(試乗編)
酪農家の方が毎日仕事で使われている大切な“商売道具”に、これまた大切な“仕事場”で、試乗させてくださるというのだ。これに乗らないテはないだろう。1日の掲載遅れは、どうかご容赦願いたい。
第456回 レクサス・LS(ユーザー編)
その後クルマはどうされましたか、と聞くと、「ああ、新しいクルマに買い替えることにしたよ」、とサラッと仰った。K社長のやるかたなき憤懣は、遂に臨界点を突破したようだ。
第455回 レクサス・LS(開発者編・その6)
「何しろ彼ら、ジャーマンスリーには長い長い歴史がある。その部分はレクサスのクルマがどんなに良くなったとしても、永遠に追い付けません。そのあたりはどうお考えですか?」フェルの直球質問に、開発者の答えは?
第454回 レクサス・LS(開発者編・その5)
「例えば国内で言えば、LSのユーザーの平均年齢は60歳を優に超えているからです。アメリカでいくと、もう67歳、68歳です」「ひょえー! アメリカではLS顧客の平均年齢が67、68歳!マジすか?」
第453回 レクサス・LS(開発者編・その4)
「今回は全高も15mm、フロントのヒップポイントに至っては、30mmも下げています。これもドライバビリティに大きく効いてきます。そしてここまで大きく下げると、今度は乗降性が心配になってきます」
第452回 レクサス・LS(開発者編・その3)
先代のLSは僕らから見ても熟成されていましたし、大変良いクルマだという高い評価もいただいていました。でも実際にお客さんに話を聞くと、「なんかワクワクしないんだよね」と言われることが多かったんです。
第451回 レクサス・LS(開発者編・その2)
「初代プリウス開発の時、高電圧のシステムから来るノイズを抑えるべく、CEの内山田さん(現会長)に、ラジオが聴けなくなりますとか、対策の必要性を説明に行くわけです。でも「高い、重い!」と怒られ、何度も何度も練り直しました」
第450回 レクサス・LS(開発者編・その1)
「僕がトヨタに入社したのが1991年です。もともと出身分野が電子技術部というところでして、大学で専攻していたのがいわゆるニューラルネットワーク。今でいうAI的なヤツだったんですね」
第449回 レクサス・LS【試乗編】
極上の座り心地のソファに座り、いざ出発である。日本向けのLSは、20種類全てがエアサスである(北米向けは違う)。滑るような走り出し。静寂な空間。動く応接室……こう予想していた。が、違った。
第438回 タイトヨタ・バンポー工場潜入記(続々)
前回の記事には、トヨタのこうした細かな「見た目」へのこだわりに対して、意味がないのではというコメントが多く寄せられた(反論もたくさんありました)が、考えてみれば、天下のトヨタがそんなヌルい凝り方をするはずがない。
第437回 タイトヨタ・バンポー工場潜入記(続)
「我々は特別に『日本向け』のクルマだけを抜き出して、特に厳しく検査もして、何か不足があればすぐに修正するようにしたのです。工場としては自信満々で試作車両を日本に持って行ったのです」
第436回 タイトヨタ・バンポー工場潜入記
クルマから降りると、みなさんがドッと笑う。まだ何も話していないのにどうして笑うんですか。出オチ芸人ですか私は。玄関を入ると、モニターにはウェブで拾ってきたであろうマスク姿の私の写真が……。
第433回 トヨタ ハイラックス【開発者編・その5】
タフであること、生きて帰ってこられること。そのためには、とにかく壊れないこと。壊れないことに関しては、特にこだわって作りました。ハイラックスは、プロトタイプができたら、最後に「壊しきり」という評価をやるんです。
第432回 トヨタ ハイラックス【開発者編・その4】
……だから会議では会話がめちゃくちゃになるんです。英語でぐしゃぐしゃになってモメているところに、スペイン語で怒鳴るアルゼンチン人が出て来たり、ネーティブの南アフリカの人間が来たりして。
第431回 トヨタ ハイラックス【開発者編・その3】
責任もありますが、やはり気持ちがね。マインドがあります。鹿撃ちの方に、代わりのクルマがないって、ほかのクルマじゃダメなんだよと面と向かって言われれば、もう僕らやるしかないじゃないですか。