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日経Automotiveのメカニズム基礎解説「第21回:新型『プリウス』のハイブリッドシステム」の転載記事となります。

累計1000万台の世界販売が視界に入りつつあるトヨタ自動車のハイブリッド車(HEV)。1997年に発売した初代「プリウス」から現行の4代目まで、トヨタはプリウスの世代交代に合わせてHEVシステムを見直してきた。最新のシステムでは、効率向上と低コスト化に磨きをかけた。

 トヨタ自動車は、4代目となる新型「プリウス」を2015年12月に発売した。初代の発売は1997年12月で、開発期間を含めれば、HEVの開発期間は優に20年を超えたことになる(図1)。

図1 1997年の初代発売から間もなく20年
図1 1997年の初代発売から間もなく20年
世界初の量産ハイブリッド車(HEV)として「プリウス」が発売されたのは1997年12月。2015年12月に市場投入した4代目の最新型まで、ハイブリッドシステムの改良を続けてきた。
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 トヨタは同社のHEVシステムを「THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)」と呼んでおり、その機構は本連載の第7回で詳しく解説した。基本的なメカニズムは1997年の登場以来大きく変えていないものの、プリウスの全面改良に合わせて最新の技術を投入してきた。

 そこで今回は、改良を続けてきたTHSの変遷に触れつつ、4代目となる現行プリウスのHEVシステムの特徴を紹介していく。