知財で築く真田丸2
目次
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自分しかできない仕事に集中しているか
最終回 伝えたつもりの経営者
「今度、私がビシッと言いますから」──。A社社長(以下、A社長)の数年前の発言です。コンサルタントの私が、会社全体の技術戦略を策定する必要性について説明したときのことでした。
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100年先を見据えたビジョンを立てよう
第19回 目先の課題に対応する愚
「勝手に何をやってるんだ!!」A社では社長のこんな言葉を恐れて社員が萎縮していました。私はコンサルタントとしていろいろな社員に話を聞く機会があります。A社で管理職へインタビューした時、先の言葉を社長に言われて萎縮している部長がいました。
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権力と言葉だけでは部下の信用は得られない
第18回 信を得るには気迫が必要
「開発をやめさせても、信を失わないようにするのがお前の仕事だろう」。あるA社の社長と研究開発担当役員が協議していた時に、社長が役員に対してこう言いました。数年前の話です。
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日和見主義の社長の下では技術戦略は画餅に終わる
第17回 何をやらないかと明確にすること
「あー、そうですか。それは素晴らしいですね」。A社の社長がにこやかな表情でこう返したとき、私は「まずいな」と思いました。数年前の出来事です。A社の会議室でコンサルティング結果を報告した後、次の課題について話していた時のことでした。
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ノウハウ収集よりもリーダーに大切なもの
第16回 部下を動かす条件
「何か良い方法はありませんか?」数年前の話です。クライアント企業の次期経営者になる予定のAさんから質問を受けました。唐突にそう質問された時、私は考えがうまくまとまらず即座に答えられませんでした。
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研究開発の改善で見えた、社員思いの役員vs.冷徹な判断の社長
第15回 あなたの言動にブレはないか?
「このやり方が良いとは思えないんですよね」。改善活動に取り組むある企業の50歳代の男性役員がこう言いました。この会社を仮にA社とします。この言葉は、A社の社長とこの役員(Bさん)、そして私の3人で会議をしていたときのものです。
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結果が出ない? 日常業務のレベルアップを意識していますか
第14回 「技術戦略策定」に表れる差
「このようにすれば、有意義な活動になるような気がします」。クライアント企業の担当者であるAさんがこう言いました。「技術戦略策定」という活動での言葉です。
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日本企業で挑戦的な開発テーマが進まないワケ
第13回 部長を動かした経営者の秘密
「不退転の決意」──。A社の社長がこの言葉を発したのは、社内での会議中のことでした。今でも鮮明に覚えているのは、社長のその語気と表情です。社長は普段は温厚な人なのですが、やると決めたことには非常に強いこだわりを見せる人です。社長の表情や言葉に、非常に強い意志を感じました。
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トップは会社に何を残して去るか
第12回 問題があれば自分の代で解決せよ
「どうせ僕が言っても、聞いてくれないですから」。私は外部コンサルタントとして、企業から社内セミナーや研修の依頼を受けて講師をしています。先日、初めてのクライアントから講演をしてほしいとの依頼を受けて、打ち合わせしていた時のことです。冒頭の言葉を耳にしました。
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「その時」に備えて熟慮していますか?
第11回 できる経営者こそ直感で動く
「そんな基礎的な調査はうちではできんから横に置いとき」 暑い夏の日のA社の会議室。10人くらいのメンバーの前で、こう社長は言いました。その一言で、ムシムシしていた会議室の空気が一瞬凍ったのを記憶しています。「横に置いとき」というのは、要するに「やめておけ」ということ。社長の「鶴の一声」でそのテーマ…
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有資格者の集団が儲かるわけではない
第10回 教育が大切というのは嘘である
「みんな優秀だけど、四角四面で面白くはないんですよね」。私のクライアントに関西にある機械系の会社A社があります。A社の特徴は教育熱心なこと。社員に資格取得を奨励し、社員もそれに励んでいました。
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「したい仕事」と「言われた仕事」、どっちを評価する?
第9回 「開発」しかできない理由
「午後9時からが自分のしたい仕事ができる時間だったよ」──。もう10年以上前の話ですが、私の上司がこう言っていたのを思い出しました。どういうことかと言えば、午後9時までは会社から言われた仕事をしなければならない時間。自分が本当にしたい仕事は午後9時を回らなければできない、という意味でした。
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「それ、本当に売れるの?」
第8回 研究開発テーマの本質の追求
「本当に売れるの?」。この言葉は、開発会議でよく聞かれる言葉です。課題を1つひとつ潰していくことが開発会議の役割であり、テーマの検討を行う上で必須の事項となります。売れるかどうかを検討するのもその項目の1つです。
日経クロステック Special
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