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想像力が会話を助ける

[3]話を広げるリアクションを行う
 うまくあいづちを打てると、相手からどんどん話が出てきます。人は本来、自分の話を聞いてもらいたいものなのです。あいづちは、話を聞いてもらっているという安心感とこれからも受け入れてもらえるという期待を与えることができます。

 しかし、「うん、うん」「そう、そう」と同じあいづちばかりだと、「本当に話を聞く気があるんだろうか」と思われてしまいます。あいづちは抑揚をつけることで相手に話すことを窮屈に感じさせることなく、話を続ける気持ちにさせます。

 さらに相手の話のキーワードを繰り返すことで、話を広げる糸口になります。「週末にゴルフに行ってきたんですよ」「ヘえー、ゴルフに?」「ゴルフ」というキーワードを一言テンポよく返すことで、相手のリズムに合わせて会話を進めることができます。そして相手が話したいことが何かを見つけることもできます。

[4]ストーリーを想像して体験する
 良いリアクションを身に付けたければ、相手の話を頭の中で想像しながら聞くようにしましょう。聞き上手の人は相手の話のストーリーを映像として頭の中に映し出しているのです。

 「先週、北海道でゴルフをしてきたんです!」と聞いたら、まずそのシーンを想像してみましょう。青い空、さわやかな風、広々としたコース、カートの横をキタキツネがスタスタと歩いていく──。このように情景を思い浮かべてみましょう。頭の中に北海道のゴルフ場の景色が思い浮かんだら、思わず笑顔がこぼれるはず。そうすれば「うわー、いいですねー」と心の底から共感できるでしょう。

 相手も「自分と一体になって、同じ気持ちで聞いてくれている」とも感じます。分かってもらえた喜びを感じることができれば、心を開いて何でも話そうという気分になるはずです。話を聞くときに、頭の中で映像化することを強く意識して会話すれば、相手の気持ちや細やかなことにも気づきやすくなり、うまいリアクションができます。

[5]相手を話題の中心に据える
 会話の中で自分の経験や情報がない話題が出てくると戸惑うことがあります。「いよいよペナントレースも面白くなってきましたね」と話を向けられても、野球についての知識が乏しければ、「会話が続かない」と思ってしまいます。

 「野球は見ないものですから…」などと言ってしまってはそこでアウト。だからといって、「ジャイアンツの4番は今、誰ですかね?」と、知らない話題に無理に突っ込んで行っても残念な結果になってしまいます。

 こうした場合、相手から野球の話題が出たから野球の話をすべきと考えるのではなく、話題の中心を「野球」ではなく、話している「相手」にするのです。野球が大好きな人が普段どんな行動を取るのかを想像し、そこから話を聞いていくのです。

 「よく球場に応援に行くんですか?」「好きなチームを応援するときは、熱くなるのでしょう?」「家族で野球の話はしますか?」。このように進めていけば、話題は野球ではなく、相手そのものになってきます。会話の中で相手の人柄や家族状況も垣間見ることができます。こちらも興味を持って話を進めることができるでしょう。

 知らない話題であっても、相手を話題の中心にして話ができたら、知らなかった話題が楽しい話題に変わっていきます。職場で好かれる人が普段の会話でやっているちょっとしたコツを取り入れれば、あなたの好感度もきっとアップするはずです。