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緊張感のバランスをとるコツ

 威圧してメンバーを管理しようとするリーダーはメンバーの集中力を下げます。逆に、自由奔放で全く管理しないリーダーも、メンバーの集中力を下げてしまいます。

 リーダーの緊張感が強すぎるとメンバーは萎縮して力を発揮できません。逆に緊張感がなければ、メンバーはだらけてしまいます。メンバーは、緊張感ゼロの環境に身を置けば成長は望めませんが、逆に緊張感が強すぎても集中力が発揮できません。リーダーはうまくバランスをとって、チームの舵取りをする必要があります。

[1]緊張感が強すぎるリーダーの場合

 緊張感が強すぎるリーダーは、高圧的な態度で接することが成果を上げる手段だと考えています。すぐに怒る、睨(にら)みつける、不機嫌になるなどを繰り返し、職場がいつもピリピリした雰囲気。こうなるとメンバーは委縮してしまい、受け身の行動しかできなくなって新しい発想が出なくなります。

 緊張感が強すぎると思うリーダーは、怒りの感情が湧いたときには冷静になり、怒るメリットとデメリットを意識してみましょう。イラッとしたら、まずは自分を落ち着かせる行動を取りましょう。

冷たい飲み物を飲む

ゆっくりと深呼吸をする

いったんその場を離れる

 まずは、「イラッとしている自分から離れる」ことが効果的です。

 イラッとしたときの状況を振り返り、そもそもそんなに怒るようなことなのか、他の人でも同じように怒るだろうか、と自分の気持ちを整理してみましょう。客観的に振り返ることで、自分を冷静に受け止めることができます。「よく考えたら、そんなに怒る話でもなかった」と考え方が変わることが少なくありません。

[2]緊張感を与えられないリーダーの場合

 緊張感を与えられないリーダーは、メンバーとの関係が近すぎて「仲良しクラブ」になっている状態です。メンバーのパフォーマンスが十分発揮されずに目標が達成できなくても、「まあいいか」と、なりがちです。そうなると、いつもそこそこの成果しか生み出せなくなってしまいます。

 緊張感を与えられないリーダーは、「自分の基軸」を持つ必要があります。リーダーの基軸とは、リーダーがチームをマネジメントするための「拠りどころ」となるものです。

チームのビジョン、課題や目標

リーダー自身の志や信念や価値観

 これらを明確にしたものが基軸となります。

 リーダーが自分の基軸を持てば、考え方や行動にブレはなくなります。そして、基軸とメンバーの考え方や行動の差が明確になります。その差をしっかりと指導し、育成を強化していくのです。

 緊張には最適な強さがあり、弱すぎても強すぎてもパフォーマンスに支障が出ます。緊張感を持つことが目的ではありません。あくまでもチームのパフォーマンスを最大にすることが目的です。

 チーム活動を行う以上、目標達成というプレッシャーは必ずあります。何も考えずに行動するよりも、適度な緊張感があった方が良い結果になります。しかし、あまり厳しい目標を設定するとメンバーはやる気をなくしてしまいます。ほどよい緊張感を持つことで最大のパフォーマンスを発揮できるのです。