
クルマのうんテク
目次
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新型インサイトのもったいない部分
今回紹介するのは、ホンダのハイブリッド専用車である3代目「インサイト」だ。最初に同車を目にして思ったのは、なぜ「シビックハイブリッド」にしなかったんだろう? ということだった。
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部品メーカーの野望がうごめいた「CES 2019」
以前、自動運転時代には部品メーカーと完成車メーカーの関係が変わる可能性があることについて取り上げたが、今回の「CES 2019」ではそれを実感することができた。多くの部品メーカーが「移動サービス用車両」の実車を持ち込んでいたからだ。
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未来車のメーターは巨大液晶かゴーグルか
今回は、ことしのCESで筆者が面白いと思った二つの展示に的を絞って紹介したい。その一つが中国BYTONの出展したEV(電気自動車)であり、もう一つが日産自動車の発表した「見えないものを可視化する技術」である。
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日産・ルノーの行方は? 手放し運転が実用化?
2019年の自動車業界を占う
年初コラムは、二つのテーマを取り上げたい。一つめは、日産自動車のカルロス・ゴーン会長が有価証券報告書の虚偽記載で逮捕された事件の今後。もう1つは、自動運転に関してだ。
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復活したVWのディーゼル車の実力は?
高速道路走行で美点を発揮する「ゴルフ トゥーラン TDI」
VWのディーゼル車を取り上げる。不正なソフトウエアを搭載しないVWの最新ディーゼルの実力が、どのようなものかを確かめてみようと思ったからだ。
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中国“自動運転シティ”の実像をかいま見る
北京で開催された「第12回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」に参加してきた。参加した目的の一つは、地方視察において、中国が新たな「新区」として開発を計画している「雄安新区」を訪れられることだ。
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意外や癒やし系の新型フォレスター
スバルの新型「フォレスター」が、日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考に進む上位10台に選ばれた。ところがスバルは選考を辞退した。出荷前検査での不正が影響していると見られている。この決定は残念なぐらい新型フォレスターは出来がいい。
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なぜ部品メーカーが自動運転EVをつくるのか
部品メーカーが自動運転EVを公開する例が増えている。なぜ、自動運転EVという“車両”の開発に取り組み始めたのか。共通するのは、いずれの企業も個人が所有するクルマではなく、移動サービスを提供する専用車両を開発したことだ。
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現代と未来、対照的な展示のPSAとルノー
今回もパリモーターショーのレポートをお届けする。強い印象を受けたのは、PSAとルノーの展示内容の違いだ。ルノーが自動運転技術を活用したサービス車両のコンセプトカーの展示に力を入れるのに対し、PSAは主要ブランドすべてで新型車を用意していた。
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いろいろ驚かされたパリモーターショー
商品化へと着実に前進する欧州の電気自動車
10月1日に開幕したパリモーターショーに行ってきた。「電動化」が大きなテーマだったのだが、前回との違いは、2年前にはコンセプトの提案が多かったのが、今回は商品化の段階へと着実に前進していることだった。
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FFレイアウトの熟成が進んだBMWの「X2」
SUVは市場の中心になりつつある
SUVはこれまでの「セダンやハッチバック車からの派生車種」という存在から、むしろ市場の中心になりつつある。今回紹介するドイツBMWの新型SUV「X2」も、Cセグメントという比較的コンパクトなクラスに属する新型SUVである。
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「エクリプス クロス」が気になっていた理由
三菱自動車が2018年3月に発売した「エクリプスクロス」は以前から気になっているクルマだった。理由の一つは、開発が相当難産だったと想像されること、もう一つは、にもかかわらず非常に評価が高いことだ。
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出来の良い「カローラスポーツ」の残念な部分
やっと本来の「カローラ」が戻ってきた…。トヨタ自動車が2018年6月に発売した新型「カローラスポーツ」を見ての感想だ。カローラのハッチバックモデルの登場は、3代目カローラの「カローラ30」に設定された「カローラリフトバック」に遡る。
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ホンダのN-VAN、二つの「常識破り」
ホンダが7月に発売した新型軽ライトバン「N-VAN」。失礼ながら筆者は当初、ダイハツの企画の二番煎じかと思っていた。ところが、開発者の方に詳しく話を聞き、筆者の認識がまったくの誤りだったことが分かった。それどころか……。
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新型アウトランダー、エンジン拡大でEVらしく?
現在の国産車は、ほとんどの車種でモデルチェンジサイクルが伸びている。今回取り上げる三菱自動車の「アウトランダーPHEV」も、現行モデルが登場してから約5年というこのタイミングで、大幅な部分改良を実施した。
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マツダのアテンザ、モデル末期に大幅改良のなぜ
「アテンザ」が、発売以来最大の部分改良を受けた。基本的な外観デザインこそ変わらないが、かなり全面改良に近い変更内容といえる。なぜ、発売から5年半を経て、マツダはアテンザを大幅改良したのだろうか。
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フォルクスワーゲンの“最小GTI”に萌えるワケ
操安性と乗り心地で高いバランス
ふだんはおてんばな女の子が、実は茶道師範だった――。こういう意外性の魅力、いま風にいえば「ギャップ萌え」のクルマ業界での元祖は「スカイラインGT」。一方で、海外の代表格ということになると「ゴルフGTI」だろう。
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ゴルフカートで自動運転? 意外な可能性に驚く
不明を恥じるというのはこのことだろう。話には聞いていたが、ここまでとは思わなかった。「自動運転車としてのゴルフカートの活用」の話である。ゴルフカートを活用した「新たなモビリティを模索する活動」が全国各地に広がっている。
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次世代SKYACTIV車体が「人くる」で初公開!
クルマ専門展示会の面白さ
毎年5月に楽しみにしている展示会がある。その名を「人とくるまのテクノロジー展」という。主催しているのは、自動車技術者の学会である、「自動車技術会」で、この展示会は同学会が開催する学術講演会の併設展示会という位置づけだ。
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決算発表から読むマツダの次世代戦略
なるほど、噂は本当だったんだな――。マツダの決算の発表内容を見て、そう確信した。その噂とは、マツダの次世代の上級車種が、縦置きの直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載するFR(フロントエンジン・リアドライブ)車になるというものだ。