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 米ボルグワーナーは、エンジンの可変バルブタイミング機構やターボチャージャーなどで知られてきたが、最近は企業買収などにより電動部品の事業を拡大している。2020年1月中旬に都内で開催した会見では、自動車業界が電動化の技術革新を進める中で、ビジネス上のリスクヘッジを考慮した取り組みを示した(図1、2)。

図1 1月中旬に開催した同社のメディア向け説明会
図1 1月中旬に開催した同社のメディア向け説明会
エンジン関連の従来製品とともに電動化製品へのビジネス拡大を狙う。
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新型電池モジュールを開発

 ボルグワーナーは2015年以降、電動化技術を有する企業買収することなどで、小型モーターを備えるハイブリッドモジュールの開発など、電動駆動システム全体の効率化を打ち出した製品開発を推し進めている。

図2 1月中旬の展示会「オートモーティブワールド2020」のボルグワーナーの展示ブース
図2 1月中旬の展示会「オートモーティブワールド2020」のボルグワーナーの展示ブース
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 今回、具体例として挙げたのは電池システムの開発だ。同社は2020年5月に新興電池メーカーである米ロメオパワーテクノロジーと新会社を設立。共同開発した電気自動車(EV)用電池モジュールは、従来品から2.6倍の高容量化を実現した。その他にも、同社の得意分野といえる温度管理システム技術を利用し実現した。

図3 最新仕様のEV用電池
図3 最新仕様のEV用電池
電池メーカーの米ロメオパワーテクロジーと設立した新会社で開発した。従来型から2.6倍のエネルギー容量を実現した。
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