クルマが開く未来
目次
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トヨタの統合電子ミラーを「e-Palette」で見た
今回の東京モーターショーでは部品メーカーの展示に関しては、出展企業の減少からか、大手部品メーカーであるTier1/2企業の出展が目立った。ここでは、トヨタと日産、それぞれを支える部品メーカーである、東海理化とヨロズを採り上げる。
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「ブランド残すには何が必要か」、英ランドローバーのデザイナー
SUV(多目的スポーツ車)の英老舗メーカー、ランドローバーのデザインを統括するジェリー・マクガバン氏が2019年11月、新型「ディフェンダー」の披露をかねて来日。1948年に誕生して以来、世界のオフロードを走破してきたディフェンダーを、21世紀にフルモデルチェンジさせた背景を語った。
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豊田合成とトヨタ紡織が見せた次世代技術
トヨタ自動車グループの部品メーカーで、デンソーとアイシン精機を“太い幹”と捉えるなら、重要な“枝”の役割を果たしているのがゴム樹脂製品を手がける豊田合成やエアバッグなどを生産するトヨタ紡織だろう。両社が東京モーターショーで披露した、内装関連部品や独自に提案した技術を採り上げる。
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新型「ランドローバー・ディフェンダー」、アルミ合金製骨格採用
英ジャガー・ランドローバー(JLR、Jaguar Land Rover)は、2019年秋開催のドイツ・フランクフルトモーターショーで、新型「ランドローバー・ディフェンダー」を発表した。定評のある悪路走破性を維持しつつ、ディフェンダー初のAl合金製モノコックボディーを採用した。
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マツダの交通サービス実証実験、“移動難民”への現実解か
高齢者の安否確認と移動をサポートするような介護サービスは、現時点でも様々な企業が参入している。しかし介護保険を利用しない高齢者にとって、移動手段の選択肢は限られる。マツダは「支えあい交通サービス」が、そんな現状への解決策となるか実証実験中だ。実際に運営するNPO法人「元気むらさくぎ」に、現状での課…
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フェラーリCTO、新車戦略を語る
「今フェラーリは、新しいステージに立とうとしています」。中部イタリアのボローニャ空港から1時間ほどのドライブでたどり着くマラネロにあるフェラーリ(Ferrari)本社。そこのオフィスで、チーフテクノロジーオフィサー(CTO)として、フェラーリ車の開発を総指揮するミハエル・ヒューゴ・ライターズ(Mic…
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マツダ、高齢ドライバー問題の解決乗り出す
高齢者ドライバーによる運転操作ミスや逆走など、認知機能の衰えによる交通事故が多発している。「運転免許を定年制にすべきだ」という意見も出るほど、一刻も早い対策が望まれている。
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高齢化が後押し、福祉車両展が盛況
自動車メーカー各社が、高齢者や障がい者向け福祉車両の開発・販売に注力している。2019年9月下旬の「第46回国際福祉機器展」(会場:東京ビッグサイト)では、新型の福祉車両が多数展示され、多くの来場者が集まった。
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フランスPSA、高性能な油圧ダンパー投入
フランス・グループPSAは、“シトロエン”ブランドのクロスオーバーSUV(多目的車)「C5エアクロスSUV」を、2019年5月末に日本市場に導入した。同車は、シトロエンの日本仕様車として初めて、メカニカルな機構のみで減衰力を制御するダンパーシステム(プログレッシブ・ハイドロリック・クッション、PH…
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車両衝突時のデータをデータアナリストはどう理解し、活用するのか
ボッシュEDR/CDRレポート、3回
最大で60種類ものパラメーターを記録することができるEDR(イベント・データ・レコーダー)であるが、そのデータを読み出しして解析し、適切な分析をすることで交通事故の原因解明などに役立てることができる。米国では90%のクルマが対応しているといわれるボッシュのCDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)…
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車両衝突時の情報はどう読み取るか
ボッシュEDR/CDRレポート、2回
EDRがどのようなデータを記録し、CDRによってそれを読み出すことで何が分かるのか。日本ではあまり知られていなかったEDR/CDRという装置と、それによって得られる実際のデータを紹介する。
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ポルシェ初のEV「タイカン」、耐久走行テストを実施
独ポルシェは同社初のEV(電気自動車)「タイカン」の試験車両を、伊ナルド(NARDO)で耐久走行テストしたと公表した。EVとしての耐久性、信頼性確保のために注力していることをアピールした。
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エアバッグ内蔵の記録装置が、事故検証に役立てられない理由とは
ボッシュEDR/CDRレポート、1回
これまで日本ではあまり注目されていなかったが、クルマのエアバッグを制御するECU(電子制御ユニット)の内部には、エアバッグの展開を決めるために車両情報が集められており、衝突時にはそれを記録する領域がある。独立した回路はEDRと呼ばれており、クルマの損傷が激しくても衝突時の車両情報や運転者の操作状況…
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過渡期のアストンマーティン、CEOの舵取りは?
「アストンマーティンはクルマを作りすぎないようにします」――。英国のスポーツカーメーカー、アストンマーティン・ラゴンダ(Aston Martin Lagonda)でグループCEO(最高経営責任者)および社長を務めるドクター・アンドリュー・パーマーが来日。2019年8月14日に東京・青山の「House…
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MINIブランド初のEV、ワンペダル走行可能に
ドイツBMWグループが、ミニ(MINI)ブランド初となるEV(電気自動車)「ミニクーパーSE」を発表した。その名は、クーパーSの“E”(Electricの意)バージョンを意味する(PHEVでも“SE”の呼称が与えられ、デイーゼル搭載車なら“SD”となる)。
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エンジン熱効率を高める、気筒休止に燃焼圧センサー
これから厳しさを増す燃費規制をクリアするために、電動化は避けられないが、エンジン単体でどこまで熱効率を上げられるか、エンジニアたちは挑戦している。「人とくるま展2019」の最後の報告は、エンジンの熱効率を高める新技術である。
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ZF、最新のAI解析から実験車まで 自動運転技術で攻め
「人とくるまのテクノロジー展2019」の注目点を、電動パワートレーンや軽量化技術からADAS関連まで紹介してきた。今回は自動運転関連について述べる。注目は、ZFが開発中の自動運転用コンピューターである。
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バイワイヤー化の開発進む、ステアリングやクラッチ
運転支援システム関連では特に、操舵(そうだ)支援の技術が目立った。加速や減速は電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)がさらに普及する予測もあり、制御が簡単なこともあって電動パワートレーンが利用されているケースが多く、目新しい技術は少なかった。
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樹脂化でクルマを軽く、接合・量産技術が向上
自動車部品の総合展示会「人とくるまのテクノロジー展2019」。リポート1では電動パワートレーンの注目ユニットを紹介したが、クルマの燃費を高めるには、電動化だけでなく一層の軽量化も欠かせない。
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バス停はもっと便利になる、時刻表以外も表示で
IoTが普及し、便利になったと感じるものの一つに路線バスがある。時間が読めないバスの運行状況がスマートフォンで分かるようになった。乗る時間がまちまちの人ほど、バス停への到着を予告してくれる機能は便利である。
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