連載主旨
モータージャーナリストの御堀直嗣氏が、国内外の注目新車をインプレッション。電気自動車、ハイブリッド車からディーゼル車、ガソリン車まで、注目新車を競合車と比べて詳細に解説する。
モータージャーナリスト
連載主旨
モータージャーナリストの御堀直嗣氏が、国内外の注目新車をインプレッション。電気自動車、ハイブリッド車からディーゼル車、ガソリン車まで、注目新車を競合車と比べて詳細に解説する。
1997年に、世界初の量産ハイブリッド車(HEV)として誕生したトヨタ自動車の「プリウス」は、四半世紀の歳月を経て5代目に至った。過去、4世代にわたるプリウスの歴史は、車名に込められた「先駆け」の意味が示す通り、HEVの進化をけん引するものだった。
16代目となるトヨタ自動車の新型「クラウン」は、クロスオーバー車として登場した。この先、4ドアセダンも追加される予定だが、従来の4ドアセダンを中心としてきた67年の歴史からは異例のことだ。
マツダのラージ商品群第1弾として新発売されたのが、SUV(多目的スポーツ車)「CX-60」だ。ブランド価値の強化という目標へ向け、新たに直列6気筒エンジンを開発し、搭載している。
ダイハツ工業の軽自動車「ムーヴ キャンバス」がフルモデルチェンジをし、2代目となった。ムーヴ キャンバスは、ダイハツのハイトワゴンである「ムーヴ」の派生車種だ。
トヨタ自動車とSUBARU(スバル)から、電気自動車(EV)が発売された。トヨタの「bZ4X」とスバルの「ソルテラ」である。両社が共同開発した車両だが、フロントグリルやリアコンビネーションランプなど外観の一部と、装備に若干の違いがある。競合と考えられるのは、日産自動車の「アリア」や、韓国Hyund…
ドイツBMWは、電気自動車(EV)専用車種となるSUV(多目的スポーツ車)「iX」を日本に導入した。車載電池の容量で2つの仕様があり、「xDrive40」は容量76.6kWh、「xDrive50」は111.5kWhで、1回の充電で走行できる距離はWLTCモードでそれぞれ450kmと650kmになる…
スズキの軽乗用車「アルト」が、7年ぶりのフルモデルチェンジ(全面改良)をして9代目となった。前型アルトの寿命の長さが目立つ。
ホンダの「シビック」が、モデルチェンジをして11代目となった。初代から7代目までは大衆車としての価値を高めてきたが、8代目からはより大柄なミドルクラスになった。
トヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HEV)「アクア」が、2011年の誕生以来、初めてフルモデルチェンジ(全面改良)し、2代目となった。トヨタは「ヤリス」にもHEVがあり、社内で競合関係にある。
欧州Stellantis(ステランティス)のJeep(ジープ)「コンパス」は、小型クロスオーバーSUV(多目的スポーツ車)として誕生し、2017年にフルモデルチェンジ(全面改良)をして現行の2代目となった。今回、マイナーチェンジ(部分改良)をした車両に試乗する機会を得た。
ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)グループの中でプレミアム(高級車)ブランドに位置づけられる同Audi(アウディ)の小型車「A3」がフルモデルチェンジ(全面改良)した。
ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン、VW)の「ゴルフ」がフルモデルチェンジ(全面改良)によって8世代目となった。通称「ゴルフ8」と呼ばれる。
今日の小型SUV(多目的スポーツ車)人気のきっかけともなったホンダの「ヴェゼル」が8年を経てフルモデルチェンジ(全面改良)した。ガソリンエンジン車とハイブリッド車(HEV)をそろえる点は前型と同じだが、ガソリンエンジンは直噴からポート噴射となり、ハイブリッドシステムは1モーターの「i-DCD」から…
ホンダの最上級4ドアセダン「レジェンド」に、レベル3の自動運転機能を持つ「Honda SENSING Elite」が搭載された。ただし、販売されるのは100台限定で、リース専用車両となる。
フランスRenault(ルノー)の「メガーヌ」は、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン)の「ゴルフ」と競合する小型ハッチバックだ。その高性能車種である「メガーヌR.S.」に試乗した。R.S.とは、「ルノー・スポール」の頭文字で、レースでの知見を注ぎ込んだスポーツモデルである。
欧州Stellantis(ステランティス)のPeugeot(プジョー)「3008」は、CセグメントのSUV(多目的スポーツ車)だ。2017年に2代目となり、21年のマイナーチェンジ(部分改良)でプラグインハイブリッド車(PHEV)が追加された。
スウェーデンVolvo(ボルボ)は、2030年に電気自動車(EV)メーカーになると宣言した。そして、EV第1弾となる「C40」の概要を発表し、国内市場へは21年秋に「ファーストエディション」を100台限定で導入する予定としているが、当面はプラグインハイブリッド車(PHEV)の充実を進める。
ドイツDaimler(ダイムラー)Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)の最上級4ドアセダン「Sクラス」がフルモデルチェンジ(全面改良)をした。車体寸法は前型に比べて若干大きくなっており、全長は5.2mを超え、全幅は1.9mを超えた。
1994年に登場したドイツAudi(アウディ)の高性能車種「RS」シリーズ。その卓越した仕上がりは、同社の電気自動車(EV)「e-tron(イートロン)」にも受け継がれている。今回はRSシリーズの中から「RS5クーペ」に試乗した。
日産自動車の小型車「ノート」が新型となり、前型の途中から導入された日産独創のハイブリッドシステムである「e-POWER」専用車となった。e-POWERは、電気自動車(EV)「リーフ」で開発された電気駆動系を基にハイブリッド化したシステムで、シリーズ式と呼ばれる。エンジンは発電のみに使われ、走行はモ…