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 欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の「フィアット500X(Fiat 500X)」は、2015年に日本市場に導入されたが、今回新たなエンジンを搭載するなどの部分改良が施された。従来は4×4(4輪駆動)の選択肢があったが、部分改良によりFF(前輪駆動)のみに車種が絞り込まれた。

国内販売は2車種が設定されているが、実質的に販売の中心となるのは試乗した上級車種の500X Crossになる
国内販売は2車種が設定されているが、実質的に販売の中心となるのは試乗した上級車種の500X Crossになる
(撮影:著者)
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 新しい1.3Lのガソリンターボエンジンは、FCAの「ジープ・レネゲード(Jeep Renegade)」に搭載されているものと同じであり、フィアットでは初採用となる。従来の1.4Lガソリンターボエンジンと比べ、最高出力が140PSから151PSへ向上し、最大トルクも230N・mから270N・mへ改善された。さらに、数値には表れないが、振動・騒音が大幅に改良され、走行中の室内の快適性も向上している。

新しく搭載された1.3Lのガソリンターボエンジンは、動力性能のみならず快適性も改善され、快適な走りをもたらす
新しく搭載された1.3Lのガソリンターボエンジンは、動力性能のみならず快適性も改善され、快適な走りをもたらす
(撮影:著者)
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 このエンジン変更は、実際に運転を始めてすぐに気付かされる。摩擦損失が少ない印象の軽やかに回るエンジンであり、発進から十分な力を出す。それとともにターボチャージャーによる過給が始まると一段と速力を増し、ターボエンジンらしい運転感覚を味わわせる。これに組み合わされる6速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)との相性もよく、壮快な加速をもたらした。