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 ドイツ・アウディ(Audi)の「A1」がフルモデルチェンジ(全面改良)して2代目となった。初代は、2011年に日本でも発売された。そして今回が初のモデルチェンジになる。

 初代は、ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)の「ポロ(Polo)」とプラットフォームが共通で、アウディらしいシングルフレームグリルを生かした独創的な外観の魅力とともに、ポロに通じる確かな手ごたえの走りを伝える堅実なクルマだった。

 新型A1は、現行のポロが車体を拡大したように、車体寸法や前後タイヤ間の距離=ホイールベースが延長され、各種性能の向上が図られている。また外観も、最新のアウディ各車の中でもSUV(多目的スポーツ車)人気を反映したより個性の強い顔つきが特徴だ。

初代に比べ、より強い表情となったシングルフレームのグリル
初代に比べ、より強い表情となったシングルフレームのグリル
(撮影:筆者)
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 ポロを基にした車種とはいえ、ポロとまったく同じわけではない。車体の全長はポロよりやや短く、ホイールベースはより長い。わずかな寸法差ではあるが、それによってアウディらしい、よりカジュアルでスポーティーな個性が与えられたといえるのではないか。

立体感を持たせたリアコンビネーションが新型A1の後ろ姿の特徴であるという
立体感を持たせたリアコンビネーションが新型A1の後ろ姿の特徴であるという
(撮影:筆者)
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 前型に比べ長くなったとはいえポロより短い全長は、より俊敏な走り味に生かされているだろう。フォルクスワーゲンの車種に求められがちな積載性などの実用性以上に、外観の造形や、走りの醍醐味がアウディでは求められるはずだ。一方で、ホイールベースは長く設定され、これまでやや窮屈な印象もあった後席のゆとりが増えている。

前後タイヤ間のホイールベースが延長され、後席にゆとりが生まれた
前後タイヤ間のホイールベースが延長され、後席にゆとりが生まれた
(撮影:筆者)
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 日本の商品担当者によれば、アウディらしさをいっそう凝縮させたプレミアムコンパクトカーであると位置づけている。クルマに乗り込むと、メーター回りなどダッシュボードは、ポロより装飾が目立つ印象だ。

コンパクトカーで最もスポーティーなインテリアを実現することが室内造形の目標だった
コンパクトカーで最もスポーティーなインテリアを実現することが室内造形の目標だった
(撮影:筆者)
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