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 ドイツ・ダイムラー(Daimler)のメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)「Eクラス(E-Class)」に、ディーゼルターボエンジンのプラグインハイブリッド車(PHEV)が追加された。クルマの電動化が進む中で、ディーゼルエンジンのPHEVが日本で発売されるのは、この「E350de Avantgarde Sports」が初めてである。

日本市場に初めて導入されたディーゼルターボエンジンのPHEV「E350de Avantgarde Sports」
日本市場に初めて導入されたディーゼルターボエンジンのPHEV「E350de Avantgarde Sports」
(撮影:筆者)
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 これと同時に、ガソリンターボエンジンのPHEVも日本導入が発表され、どちらも電動化技術は共通で、最高出力90kW、最大トルク440N・mのモーターを使用する。ただし、性能面では、ディーゼルターボのPHEVは、モーターのみによるEV走行が最長50kmと、ガソリンターボのPHEVに比べ1km短くなる。

 ディーゼルターボエンジンは、排気量が2.0Lの直列4気筒で、DPF(粒子状物質除去フィルター)にSCR(選択触媒還元)コーティングを施した「sDPF」を装備することで、排ガス浄化をより前進させている。

電動化は、ディーゼルエンジンの振動や騒音をいっそう抑えることにも役立っている
電動化は、ディーゼルエンジンの振動や騒音をいっそう抑えることにも役立っている
(撮影:筆者)
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 走行は、モーターのみによるEV走行と、ディーゼルエンジンによる低燃費な走り、そしてモーターとディーゼルエンジンを併用した低振動、低騒音な走りと、3つの形態が走行状況に応じて提供される。

 モーター走行をするためには、あらかじめ充電しておく必要がある。200Vによる普通充電のみで、急速充電には対応していない。この点は、欧州のPHEVの標準的な仕様だ。

普通充電用の充電口は後ろのバンパーの右端に設定されている
普通充電用の充電口は後ろのバンパーの右端に設定されている
(撮影:筆者)
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普通充電ケーブルが車載されている
普通充電ケーブルが車載されている
(撮影:筆者)
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 モーター走行は、440N・mもあるトルクによって、いたって快適だ。モーターのトルク値は、ディーゼルターボエンジン単体のトルク値400N・mをも上回るので、当然といえるだろう。ガソリンエンジンに比べディーゼルエンジンは低回転でのトルクが大きいので運転が楽だといわれるが、モーターはさらにトルクの立ち上がりが早いので、最大で50kmとはいえ、モーター走行の嬉しさを存分に味わえる。これを経験すると、次は電気自動車(EV)にしようという気持ちにさせられるのではないか。

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