全1716文字
PR

 フランス・グループPSA(Groupe PSA)のMPV(多目的車)、プジョー(Peugeot)「リフター(Rifter)」に試乗した。ミニバンとSUV(多目的スポーツ車)とワゴンの魅力をクロスオーバーさせたトールワゴンと位置づける。リフターは、同グループのシトロエン(Citroen)「ベルランゴ(Berlingo)」や、同グループで2021年から日本市場へ再導入が計画されているオペル(Opel)「コンボライフ(Combo Life)」と兄弟車になる。

 フランス・ルノー(Renault)の「カングー(Kangoo)」と競合する車種に位置づけられるが、車体寸法は若干カングーを上回る。

 試乗したのは、20年秋からの本格導入を前に19年からオンライン予約がなされた特別仕様のデビューエディションだ。車両本体価格は、336万円(税込み)となる。カングーが、約245~264万円なので90万円前後の差になるが、デビューエディションは装備を充実しているはずで、本格的な販売で改めて価格帯を確認する必要があるだろう。

20年秋の本格導入を前に発売された特別仕様のデビューエディションに試乗
20年秋の本格導入を前に発売された特別仕様のデビューエディションに試乗
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]

 試乗車は、排気量1.5Lのディーゼルターボエンジンを搭載し、8速AT(自動変速機)と組み合わされる。

1.5Lのディーゼルターボエンジンは、8速ATとの組み合わせて快適な運転を楽しませた
1.5Lのディーゼルターボエンジンは、8速ATとの組み合わせて快適な運転を楽しませた
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]

 運転席に座ると、ミニバンのようにかなり視線が高い。視界はよいが、横幅をやや確認しにくい面がある。たとえば、高速道路の料金所のゲートを通過する際に、左端の様子がつかみにくく、緊張した。

近年のほかのプジョー車と同様、ステアリングホイールの上からメーターを見るようになる
近年のほかのプジョー車と同様、ステアリングホイールの上からメーターを見るようになる
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]

 基となったのはカングーと同じように商用バンとの話であり、市街地で使いにくいということはなく、慣れて車両感覚がつかめるようになれば、小回りも利くので自在に運転できるようになるのではないか。

リング状のスイッチを回転させて使うシフトは、やや扱いにくかった
リング状のスイッチを回転させて使うシフトは、やや扱いにくかった
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]
近年多くのクルマが運転支援機能の操作をステアリングスポークで行うが、プジョーはステアリング奥のレバーを利用し続けており、操作しにくい
近年多くのクルマが運転支援機能の操作をステアリングスポークで行うが、プジョーはステアリング奥のレバーを利用し続けており、操作しにくい
(撮影:筆者)
[画像のクリックで拡大表示]