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 トヨタ自動車の小型車「ヤリス」を基に開発した都市型クロスオーバー「ヤリスクロス」に試乗した。ヤリスクロスには、排気量1.5Lのガソリンエンジン車と、1.5Lガソリンエンジンを使うハイブリッド車(HEV)がある。またそれぞれに、前輪駆動(FWD)と4輪駆動(4WD)の設定がある。

ヤリスを基に開発したヤリスクロスの外観は、簡素な構成ながら独創的で存在感もあり、好感が持てる
ヤリスを基に開発したヤリスクロスの外観は、簡素な構成ながら独創的で存在感もあり、好感が持てる
(撮影:筆者)
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 今回試乗したのは、HEVのFWDと4WD、そしてガソリンエンジン車のFWDである。また悪路を想定した特設コースが設けられ、人工の低μ(ミュー)路(滑りやすい試験路)と、モーグル路(対角線上の前後車輪が宙に浮く路面状況)で、HEVとガソリンエンジン車のそれぞれで4WDの走行体験もできた。

 運転感覚は、ヤリスの廉価車種(1.0Lエンジン車)でも体感したように、圧倒的な車体剛性とともに、それを生かしたサスペンションの動きによって、最低地上高が170mmある背の高いヤリスクロスでも、舗装路においてステアリング操作をした際のロールが少なく、抜群の安定性で安心感をもたらした。「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の小型車用プラットフォーム「GA-B」の効果が大きい。

ヴィッツからヤリスと車名を変えた新型は、1.0Lエンジンの廉価車種でも性能、品質共に高い水準にある
ヴィッツからヤリスと車名を変えた新型は、1.0Lエンジンの廉価車種でも性能、品質共に高い水準にある
(撮影:筆者)
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 背の高さを生かした目線の高さもあるが、全体的にヤリスに比べ前方視界も広く、前方の様子を認識しやすい安心もある。

着座位置の高さもあるだろうが、前方視界はヤリスより良いと感じた
着座位置の高さもあるだろうが、前方視界はヤリスより良いと感じた
(撮影:筆者)
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ヤリスの運転席からの視界。やや窮屈な印象がある
ヤリスの運転席からの視界。やや窮屈な印象がある
(撮影:筆者)
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