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 ドイツDaimler(ダイムラー)のメルセデス・ベンツ「Aクラス」「Bクラス」から派生したSUV(多目的スポーツ車)「GLA」「GLB」に試乗した。車種は「GLA200d 4MATIC」と「GLB250 4MATIC Sports」である。いずれも4輪駆動車だ。

GLAはスポーティーな外観で、軽快な走行感覚を印象付ける
GLAはスポーティーな外観で、軽快な走行感覚を印象付ける
(撮影:筆者)
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 GLA200dは、直列4気筒ディーゼルターボエンジンである。こちらにガソリンエンジンの選択肢はない。このディーゼルターボエンジンが、実に軽やかに回り切り、あたかもガソリンエンジンのような快さを備えていた。振動や騒音も意識させられることなく、エンジンを回して走ることのうれしさを感じた。原動機に対する好みはあるかもしれないが、ガソリンエンジンの必要性を感じさせないほどだ。

GLAが搭載するディーゼルターボエンジンは、ガソリンエンジンかと思わせるほど軽やかに回り切った
GLAが搭載するディーゼルターボエンジンは、ガソリンエンジンかと思わせるほど軽やかに回り切った
(撮影:筆者)
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 走行の様子は、Aクラスが壮快で俊敏な走り味を持っているのと同じように、GLAは動きの的確さを備えながら軽快に走る。ずっと運転していたくなるようなうれしさが感じられるSUVだ。走行モードを「コンフォート」に設定しても、的確な手応えは変わらず、乗り心地も柔らか過ぎるようなことがない。

GLAの運転席はAクラスでなじみがあり、操作もしやすい
GLAの運転席はAクラスでなじみがあり、操作もしやすい
(撮影:筆者)
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 AクラスやBクラスは、基本的に同じプラットフォームを使うが、先に発売されたAクラスに比べ、後に発売したBクラスの完成度が高いと感じる。同様にBクラスよりも後の発売となったGLAは、総合的な調和が一層取れ、クルマとしての万能さが高まったといえる。

 小型ハッチバック車とSUVを比べれば、より背が高く大柄となりがちなSUVは、やや鈍重な場合が多いが、GLAは好みや用途に応じてAクラスでもGLAでも、どちらも間違いないと思わせる仕上がりと感じた。究極の実用車であることを目指すメルセデス・ベンツの底力を思わせる。

 GLAの後席は、メルセデス・ベンツらしく座席の造りや、座面と床の差もきちんと取られ、正しい姿勢で座れる。乗員すべてに快適な空間をもたらしている。

GLAの後席は自然な姿勢で無理なく座ることができ、快適だ
GLAの後席は自然な姿勢で無理なく座ることができ、快適だ
(撮影:筆者)
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