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 欧米Fiat Chrysler Automobiles(フィアット・クライスラー・オートモービルズ、FCA)は「Jeep(ジープ)」ブランド初のプラグインハイブリッド車(PHEV)である「レネゲード4xe(フォー・バイ・イー)」を発売した。

 エンジン車のレネゲードは、ジープの中で最も廉価な車種で、プラットフォームは「Fiat(フィアット)」ブランドの「500X」と共通である。身近なSUV(多目的スポーツ車)として前輪駆動(FWD)を基本とするが、「トレイルホーク」と呼ぶ車種は4輪駆動(4WD)になる。

 一方、PHEVモデルのレネゲード4xeは4WDで、「リミテッド」とトレイルホークの2車種での販売となる。双方に試乗したが、リミテッドはより乗用車的な穏やかな乗り味である。トレイルホークはエンジン車でも過酷な悪路を走破する実力を持つ車種だけに、乗り心地はやや硬めだが、それはそれでジープに乗っているという実感を強める程度で、不快ではなかった。

より乗用車的な乗り味のリミテッド
より乗用車的な乗り味のリミテッド
(撮影:筆者)
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高い悪路走破性を発揮するトレイルホーク
高い悪路走破性を発揮するトレイルホーク
(撮影:筆者)
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 いずれもエンジンにモーター機能付き発電機(ISG)を装備するとともに、後輪はモーターで駆動することにより、4WDのPHEVに仕立てている。後輪のモーターのみで、最長48kmをEV(電気自動車)走行できる。搭載するリチウムイオン電池の電力を使い果たした場合でも、悪路走行中に4WD機能が失われては危険なため、「パワーループ」と呼ぶ機能を働かせ、エンジンに装備したISGにより高電圧を発生させ、後輪のモーター駆動力を維持する制御を備える。

ガソリンエンジンには、モーター機能付き発電機(ISG)が組み込まれている
ガソリンエンジンには、モーター機能付き発電機(ISG)が組み込まれている
(撮影:筆者)
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