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 1994年に登場したドイツAudi(アウディ)の高性能車種「RS」シリーズ。その卓越した仕上がりは、同社の電気自動車(EV)「e-tron(イートロン)」にも受け継がれている。今回はRSシリーズの中から「RS5クーペ」に試乗した。

全長4715×全幅1860mmで、手の内にある扱いやすさを感じさせる大きさだ
全長4715×全幅1860mmで、手の内にある扱いやすさを感じさせる大きさだ
(撮影:筆者)
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 アウディに4輪駆動車「quattro(クワトロ)」が誕生したのは80年のことだ。以来、ドイツ車の中でもアウディの高性能な一面に、この4輪駆動は欠かせぬ技術となっている。RS5クーペは車名にクワトロの名称こそ付けられていないものの、4輪駆動である。そして今回の試乗車は、80年に登場したクワトロが白い車体であったことを受け、あえて白の車体色で広報車両として導入したという。白のクルマは、車種によっては営業車的な印象を与えることもあるが、RS5クーペはその精悍(せいかん)な造形によって高性能車種としての速度感がある。

初めて乗っても不自由なく自然に操作できる運転席で、視界も悪くない
初めて乗っても不自由なく自然に操作できる運転席で、視界も悪くない
(撮影:筆者)
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 搭載されるエンジンは、排気量2.9LのV型6気筒ツインターボチャージャーで、最高出力は450PS、最大トルクは600N・mである。この大きなトルクを毎分1900回転から発生させる特性であるため、車両重量が1750kgと重めであるにもかかわらず、何のためらいもなく軽いアクセルの踏み込みで走り出す。その後も、一般道の流れに沿って走る間は、ほとんどアクセルペダルの踏み込みを深くする必要がなく、微調整で済む。さらに速度を上げ高速走行となっても、それほどアクセルペダルの踏み込みを意識させないほど自然に流れに乗っていく。

2.9LのV6ツインターボエンジンは、発進からフルスロットルまでよどみなく威力を発揮する
2.9LのV6ツインターボエンジンは、発進からフルスロットルまでよどみなく威力を発揮する
(撮影:筆者)
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