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 フランスRenault(ルノー)の「メガーヌ」は、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン)の「ゴルフ」と競合する小型ハッチバックだ。その高性能車種である「メガーヌR.S.」に試乗した。R.S.とは、「ルノー・スポール」の頭文字で、レースでの知見を注ぎ込んだスポーツモデルである。

低く構えた姿勢が操縦安定性の高さを感じさせる
低く構えた姿勢が操縦安定性の高さを感じさせる
(撮影:筆者)
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 今回試乗したのは、マイナーチェンジ(部分改良)を受けた車種で、1.8Lの直列4気筒ガソリンターボエンジンの最高出力は、従来の279psから300psに向上している。組み合わせる変速機は、6速のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)だ。そして、これまで通り前輪駆動(FWD)の4輪操舵(そうだ)である。時速60km未満では前輪と逆位相で最大2.7度、高速域では同位相で最大1度、後輪が切られる。

 エンジンを始動すると勇猛な排気音がとどろく。それは運転席に心地よく響くが、車内でうるさいというほどの音量ではない。

 超扁平(へんぺい)な寸法のタイヤを装着し、乗り味はかなり硬めだ。R.S.の技術者が何度も日本を訪れ、日本特有の路面の継ぎ目による衝撃を収めるようなサスペンション設定にしているとの説明だったが、それでも超扁平タイヤと合わせると、それなりの衝撃は残る。ただ、タイヤが接地性を失う様子はなく、安心して運転し続けることができた。

「245/35R19」という超扁平タイヤが装着されている
「245/35R19」という超扁平タイヤが装着されている
(撮影:筆者)
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 ガソリンターボエンジンは、低回転から十分な力を出すので、軽くアクセルペダルを操作するだけで交通の流れに乗れる。路面に継ぎ目がない一般公道では、想像以上に快適な乗り心地だ。もちろん、柔らかな印象を与えるわけではないが、300psを誇るメガーヌ最上級の高性能車であることを忘れさせるほどだ。

ガソリンターボエンジンは、ターボラグを感じさせず伸びやかな加速をもたらした
ガソリンターボエンジンは、ターボラグを感じさせず伸びやかな加速をもたらした
(撮影:筆者)
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